加賀ロリ☆(地元編集者のとっておき情報)| 金沢日和/観光地・石川県金沢市を中心に北陸のおすすめを紹介

地元の編集部が厳選した観光スポット・グルメ・イベントをチェックして金沢観光にお役立てください。

地元編集者のとっておき情報

地元編集者ならではの切り口で、へぇ、そうだったのか、とか、くすっと笑えたりとか、
座談のネタになる話題をすくいあげていきます。

加賀ロリ☆

2015年5月21日(木) | テーマ/金沢の雑学

ロリィタファッションが好きです。というと、いろいろ誤解されてしまいそうですが、あの底抜けの「自由さ」がいいなぁと常々思っています。海外でイベントやショーが多数開催され、まさしく飛ぶ鳥を落とす勢いで世界を席巻中。かの『VOGUE』でも特集が組まれ、「カワイイ」という言葉が世界の共通語となるなど、その輪はますます広がっています。

「日本は、自分の好きなファッションで街を歩ける。これはすごいことだよ!」

これはロリィタファッションに憧れ、魅せられた海外の少女たちの中で、最も多い反応だそうで、アメリカやヨーロッパは、自由であるようにみえて、実はそうではないんですね。TPO という言葉があるように、決して何を着ても許される社会ではない。だからこそ、かつてファッションがカウンターカルチャーの象徴になったのですが、ロリィタファッションにはそんな「誰が何と言おうと好きな服を着る!」という主張というか、エネルギッシュなパワーを感じるのです。

で、今回ご紹介したいのが、この「ロリィタファッション」と、石川の「伝統工芸」を融合させた「加賀ロリ」という試み。元々は地域の活性化や後継者不足の解消をはかるため、加賀友禅の製造メーカーや地元テレビ局が仕掛けたものですが、一般公募されたデザインから優秀な作品を選んで商品化し、公開審査会やファッションショーを開くなどして徐々に浸透。この春、そのメインキャラクター「溶ちゃま」の衣装(写真を参照)がめでたく発売された地域発のプロジェクトです。

なお、この「溶ちゃま」、お輿入れするときに建てられた加賀屋敷の正門が現在の東京大学の赤門であることで有名な、ときの将軍・徳川家斉の実娘、12代加賀藩主・前田斉泰の正室「溶姫」がモチーフになっているそう。彼女、すでに世界デビューを果たしており、こうして史実に基づいてキャラが設定されているところなんかも実に心憎い演出です。

衣装の販売は、南町にある『石川さんショップ』ならびに竪町のファッションビル『ベルセル』1Fにある『KERA SHOP 金沢店』の2店舗にて(通販もあり)。ちなみに『ベルセル』は、ロリィタ系、パンク系のファッションに加え、アニメグッズやフィギュア、同人誌、カードゲーム、中古の漫画など、アキバ系の要素がぎゅっと詰まった「北陸随一のクールジャパンなビル」(同HPより)! まさに県内外からフリークが集う「聖地」となっていますので、ご興味のある方はぜひ。

多くの伝統工芸が継承された保守的な「古都」のイメージで紹介されがちな金沢ですが、街のど真ん中に前衛的な円盤型の美術館を建てるなど、失敗を恐れず、なにものにもとらわれない自由な精神で「革新的なチャレンジ」を行うことが、この街のひとつの魅力でもあります。このプロジェクトを通じ、今回はそんな金沢の懐の深さを感じていただければと思います。

加賀ロリ http://kagaloli.jp/
石川さんショップ http://www2.enekoshop.jp/shop/i-land/
ベルセル http://belsel.jp/

  • LINEで送る
愛山

by 愛山

15人の方がこの記事を「いいね!」と言っています。

その他の同じテーマ記事




ページの最上部へ