ハードビスケットの工場に潜入してみた。(地元編集者のとっておき情報)| 金沢日和/観光地・石川県金沢市を中心に北陸のおすすめを紹介

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ハードビスケットの工場に潜入してみた。

2016年5月30日(月) | テーマ/金沢新名物リポート

発売から40年近く経つ北陸生まれのビスケットがあるのをご存じだろうか。
北陸製菓(hokka:石川県金沢市)の「ハードビスケット」です。金沢生まれのロングセラー商品。小麦の香ばしさが特徴で、地元の人であれば、小さいころから親しんできた味だと思います。
その「ハードビスケット」に2016年4月、新たにお抹茶味ができたというニュースを、金沢日和でもご紹介しました。

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そこで、工場見学シリーズ第1弾として銘打って、その製造現場に潜入してきちゃいました。

今回ご案内いただいたのは、企画部の豊島さん。入社3年目で女性ならではの新商品企画に取り組んでいるそうです。昨年は「Soy Tart(ソイタルト)」を企画し発売されたとのこと。おからと豆乳を使ったヘルシーで女性らしい商品です。こちらの商品説明に熱が入りそうだったので、軌道修正。

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新商品の説明と、工場に入る際の注意をひと通り説明を受けて、いざ工場内へ。
工場では北川工場長にお出迎えいただきました。(シャイなので、と顔出しNG。男前の姿をお見せしたかったです…)

工場に入るためには、当然のことですが手を洗います。爪の中までしっかりと。そして白衣のホコリを無くすために粘着クリーナーで全身をころころと。ようやく工場の中に進めます。

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まずは生地づくりです。一度に練り込むのが180キログラム。この量で約500万枚のビスケットができるそうです。

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出来た生地は型どりの機械に運ばれ、コンベアで運ばれます。この時点ではお抹茶の色ですね。通常のハードビスケットと同じ工程で作られるそうで、味が混ざらないように毎回徹底的に清掃されるのだとか。

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さて、ここからが北陸製菓さんの最大の特徴です。55メートルの鉄板タイプのバンドオーブンへ運ばれていきます。出口が遥か向こうに見えます。このオーブンのトンネル、横を通る際にはかなりの熱を感じます。工場内で働く方のご苦労が窺えますね。

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焼きたてのビスケットを試食させていただきました(役得!)。が、なにかが違います。
さっきまで緑だった生地が普通の小麦色になっているじゃないですか! 抹茶じゃない…

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『色ですか? ビスケットですからね。小麦を使っている証拠です。』と工場長。

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たしかにそうです。焼いても緑ってことはありえないか… でも… う~ん、そうだ、ビスケットの香りが足りない。

『ビスケットは少し冷えると、小麦本来の香りが楽しめるんですよ。』

微妙な顔をしていた自分に気がついたのか、工場長が続けて説明してくれました。この先、少し冷やしながらコンベアで運ばれていくと、そう、あのビスケットの香りが漂ってきました。

「ハードビスケット」はここから箱詰めまではオートメーションで進むそうです。計量し袋詰めも機械。計量はいくつかの口から袋に詰める分のビスケットを投入する仕組みで、20グラムになったら6つの口からストンと袋詰めされるそうです。効率よくなるように造られた機械だそうですよ。

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さてさて、肝心なお話し。お抹茶味のハードビスケットを作るきっかけを豊島さんに聞いてみました。

『営業の現場から、お抹茶味の商品が欲しい!と言われたので。』

えっ、それだけですか???  ・・・・・・ぶっちゃけすぎです、豊島さん。
長年のマーケティングを重ねて、とか、抹茶農家とコラボでとか・・・・・
とは言うものの、ビスケットの小麦の風味を生かしながら、抹茶のほのかな香りや味わいを出すために、半年以上試行錯誤を続けたそうです。
出来上がったビスケットは、半分に割ると中がキレイな抹茶色。
日本茶のお茶請けにも、紅茶やコーヒーと合わせても、あるいは子どもたちに牛乳と一緒に食べさせてもよいかもしれませんね。小さいころ、「ハードビスケット」を温かいミルクにつけて食べた記憶が蘇りました。

そうそう、大切な情報を。
この「お抹茶味のハードビスケット」は、マーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸がまったくフリーのビスケット。健康を気にする方にもおすすめです。

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創業1918年。まもなく100年を超える菓子メーカーさんの、創業当時から続く精神を工場見学であらためて感じました。今後の新商品も楽しみです。

今回ご協力いただきました担当の豊島さん、工場長の北川さん、そして北陸製菓の皆さん、ありがとうございました。

商品の情報は、2016年4月18日の記事「金沢生まれのロングセラービスケットに新味「お抹茶」登場。」をご覧ください。

北陸製菓 http://hokka.jp/

 

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西中

by 西中

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