金沢日和 | 地元編集者のとっておき情報

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若林

by 若林
月刊金澤編集長。海外のミステリ小説と1940~50年代のハリウッド映画を愛する編集者。

屋根にチョンマゲ

2017年11月21日(火)

チョンマゲ(の形状をした)瓦。それが明治の断髪令の後、武士がプライドを示すためにつくらせたものだという「説」を教えられたのは長町武家屋敷でのこと。

あくまでそういう「説」があるとの断りつきだったが、話を聞いた場所、加えて実際にその瓦がチョンマゲにしか見えなかったので、きっとそういうことのなのだろうと強く納得した、そのときには。

後日、まったく別の場所で同様の瓦を見つけた。武家屋敷とは無縁のエリア。しかし、家そのものは立派だった。武家の出なのかもしれないと、そのときもチョンマゲに対して疑問は持たなかった。

ところがまた別の日に、今度は自宅の近くでそれを発見した。灯台下暗し。こちらも旧くて大きな家だったが、昔からの農家のようだ(確認したので間違いない)。

それからというもの、ところどろころでチョンマゲを目にするようになる(すっかり瓦に敏感になっていたのだ)。どうやら「説」はあくまで「説」のようだったと、ようやく現実を飲み込んだ。

このチョンマゲ様の瓦は「鳥伏間(とりふすま)」と呼ばれる棟瓦で、とりわけチョンマゲの先っぽの部分を「鳥休み」と称したりする。この先っぽで鳥が羽を休めている光景には、まだ出遭ったことがないけれど。

みなさんの近所でも見られるはずです。たまには、視線を上げてみてください。でも、できれば「武士のプライド説」が良かったですね。

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