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若林

by 若林
月刊金澤編集長。海外のミステリ小説と1940~50年代のハリウッド映画を愛する編集者。

シリーズ金沢の坂 その5「女坂(観音坂)」

2016年3月22日(火)

金沢の名坂のひとつに「観音坂」があります。 これは東山の茶屋街の奥、観音院に至る風情たっぷりの石段を指すのが一般的です。 ですが、実は観音坂は二つあって、こちらは「男坂」と呼ばれるもの。 同じ目的地へ上る坂が二つある場合、傾斜の急な方を「男坂」、緩やかな方を「女坂」と呼ぶ慣わしがあるのです。

というわけで、観音坂には男坂と女坂があります。 なんとなく男坂の方がぶっきらぼうで、上るのに骨が折れる坂という印象を持ちそうなものですが、これがまったくの逆で、男坂の方が妖艶な雰囲気をまとっているのに対し、ほぼ無名な女坂の方は(確かに傾斜は緩やかながら)目的地までの距離が長く、寂しげで素朴です。実に控えめなんです。 しかしながら、それもまた味。女坂は以前に紹介した帰厚坂にもつながる坂で、卯辰山散策の重要なルートの一つになっています。

観音院に上るとき、たまには女坂を使ってみるのも乙なものです。まず誰とも出遭わないので、けっこう不気味ではありますが(なので、女性の一人歩きはおすすめしません)。

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