金沢を満喫する21章

第2章

金沢手みやげ帖 -和菓子編-

金沢日和

菓子処として有名な石川県には、全国に名をとどろかせる数多くの名菓があります。
観光みやげに、おつかいものに、手みやげとしても喜ばれる和菓子を厳選してご紹介します。

カメラマン

『金沢手みやげ帖-和菓子編-』の表記について
■取扱店の表記について
「金沢百番街店」は「百番街店」、「香林坊大和店」は「大和店」、「めいてつ・エムザ店」は「エムザ店」、「石川県観光物産館店」は「観光物産館店」と略式表記してあります。
■紹介されている商品は、諸事情により、内容や数量、価格及び商品の形状や包装等が変更になる場合がございます。

森八

森八

藩政時代より当地で380年以上の歴史を誇る『森八』。日本三名菓の一つ「長生殿」は3代目・森下屋八左衛門が前田利常公の創意により、小堀遠州の筆による3文字を原型に制作したのが始まりと伝わっている。今なお、往時と同じであることにこだわり、材料には極上和三盆糖のほか、紅花は山形産、落雁粉は北陸産を使用、製法も一切の変化を加えていない。金沢銘菓の誇りを託した逸品なのである。
「長生殿」は言うに及ばず、『森八』の菓子はいずれにも武家文化の中で培われた品格が漂っている。

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石川県金沢市大手町10-15 TEL.(076)262-6251 営/9:00~18:30 休/なし(年始のみ休業) P/8台 http://www.morihachi.co.jp

取扱店/本店、大和店、エムザ店、金沢駅店、近江町店、広坂店、金沢南店、など

「長生殿」4枚入1,080円、8枚入2,052円、16枚入3,996円(税込)。賞味期限/常温で60日。

江戸時代から脈々と続く、落雁の老舗『諸江屋』。昭和59年の登場以来、「万葉の花」は、生落雁で餡を包み、代々伝わる木型で野の花を象った清楚な菓子として好評を得ている。「お茶席ではなく、気軽に日常のお茶請けとしても味わってもらえるものを」との思いから、落雁よりやわらかく仕上げるため、米粉の炒り具合や配合を工夫し、蜂蜜が混ぜ込まれている。
丁寧に炊かれたつぶ餡と、上品な和三盆の香り。普段使いにとはいえ、格調高い存在感もどことなく漂わせる。誕生して20年以上の年を経て、今や銘菓の風格も備わり、「万葉の花」は同店を代表する一品となっている。

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石川県金沢市野町1-3-59 TEL.(076)245-2854 営/8:30~18:30 休/なし P/3台 http://www.moroeya.co.jp

取扱店/本店、大和店、エムザ店、百番街店、観光物産館店、忍者寺門前店

「万葉の花」6個584円、1個92円(税込)。ほうじ茶などとともに日常的に楽しみたい一品だ。賞味期限/常温で14日。
柴舟小出
柴舟小出

柴舟小出

「柴舟の立枝も春や朝霞」(希因)
朝霞の中、柴を積んだ舟が川を下る姿を形どったといわれる柴舟は、古くより金沢の銘菓として親しまれてきた。ほどよい反り加減の小判型の煎餅に、職人が一枚一枚手作業で塗る、うっすらと雪をはいたような生姜砂糖の化粧引きを施してある。端正な姿に、生姜蜜のピリリと甘辛い風味と小気味のよい歯ざわりが特徴で、シンプルな中にも、ゆっくりと心に染み入るような奥行きの深さが感じられる。一枚一枚上質な和紙にて丁寧に個別包装されており、上品な味が保たれている。

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石川県金沢市野町3-2-29 TEL.(076)243-2331 営/9:00~18:00 休/水曜、日曜不定、1月1日、2日 P/5台 http://www.shibafunekoide.co.jp

取扱店/野町本店、横川店、いなほ工場店、東山店、駅西店、百番街店、大和店、エムザ店

もらってうれしい、見た目にも楽しい竹かご。ほかにも、箱入り、化粧箱入り、缶入りなど、用途に応じて選べる。14枚入籠入756円(税込)。賞味期限/常温で90日。
越山甘清堂

越山甘清堂

昔ながらの製法で、金沢らしい手作りの味を守り伝える『越山甘清堂』。その代表的な商品が「金城巻」だ。これは、もっちりとした生地でふんわりと餡を巻き込んだ半生菓子。独特の食感と風味がたまらない。餡は2種類で、コクのある黒糖餡と爽やかな伊予柑の餡。三角の形は、金沢城の天守閣や兜をかたどったもの。表面には前田家の家紋・梅鉢紋があしらわれ、老舗の菓子らしい風格を醸している。また、人気の「加賀れんこん餅」は、土産物コンクールで知事賞にも輝いた自信作。能登産の羽二重とれんこん特有のねばりと風味が調和した逸品だ。

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石川県金沢市武蔵13-17 TEL.(076)221-0336 営/9:00~18:00 休/水曜 P/6台 http://www.koshiyamakanseido.jp

取扱店/本店、大和店、エムザ店、百番街店、杜の里店、近江町市場店

ふんわりとしつつも、ほどよい食感が楽しめる。金沢を代表するお菓子。1個162円(税込)。賞味期限/常温で14日(6~9月は10日)。

すっきりとした上品な形と、後をひくさっぱりとした甘さ。きんつばとはこんなにも奥深く洗練された菓子なのか、と感動を覚えるのが『中田屋』の「きんつば」だ。北海道産の皮が柔らかく粒揃いの大納言小豆を厳選し、豆をつぶさないように優しく煮あげる。餡は上質な砂糖と寒天で小豆の旨みを引き出し、薄焼きの皮としっとりと一体化するように、さらりとした甘さに仕上げている。その後は舟に流して四角く切り分け、一つひとつに薄い衣を塗り焼き上げる。創業以来70年以上も、独自の味と製法を守ってきた職人の技と同店の心意気があふれた逸品だ。

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石川県金沢市元町2-4-8 TEL.(0120)588-228 営/9:00~19:00(日・祝は18:00まで) 休/なし P/10台 http://www.kintuba.co.jp

取扱店/元町店、東山店、東茶屋街店、有松店、百番街店、大和店、エムザ店、など

「きんつば」5個入パック842円、10個入1,782円、15個入2,754円(税込)ほか、各種詰め合わせも用意している。賞味期限/常温で10日。

70年以上続く伝統を重んじながらも、和菓子、洋菓子の垣根を排し、人々の暮らしに根付いた菓子作りを続ける『金沢 うら田』。
その中でも、古より伝わる加賀八幡さまの故事にちなむ起上がりをかたどった「加賀八幡 起上もなか」は、赤ちゃんの誕生などのお祝い事やお見舞いにも喜ばれる縁起の良い最中で、香ばしい最中種と吟味した小倉餡が楽しめる人気商品だ。
金沢に息づく菓子文化の伝統を継承しながらも、時代の流れに沿い、変化を遂げる同店の心意気が伝わる菓子である。

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石川県金沢市御影町21-14 TEL.(076)243-1719 営/9:00~18:00、日曜は~17:00 休/元旦のみ P/6台 http://www.urata-k.co.jp

取扱店/御影店、泉野店、八日市出町店、大和店、エムザ店、百番街店、観光物産館店

「加賀八幡 起上もなか」7個入1,016円、10個入1,458円、15個入2,160円(税込)。賞味期限/製造日より15日。

色とりどりのまん丸い加賀最中の中に赤ブドウ、白ワイン、黄レモン、黒糖のゼリー(錦玉)をしのばせた可愛らしい姿。パリッとした皮の食感と、口の中でほどけるゼリーのやさしい甘さが不思議なバランスで溶け合う。誕生から30年以上、今なお愛され続ける商品だ。
手のひらに隠れ、耳元で振ればカラカラと音の鳴る小さな銘菓。紙ふうせんが折れるようにと、千代紙貼りの美しい箱の中にそっと添えられる五色の折り紙。洒落心をきかせた老舗のさり気ない心遣いに、贈る側も贈られる側も、心がふんわりと丸くなる。

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石川県金沢市本多町1-3-9 TEL.(076)231-2201 営/9:00~18:00 休/水曜 P/1台 http://www.takagiya.jp

取扱店/本店、大和店、百番街店、観光物産館店

華やかな色合いがお祝いにもふさわしい。9個入648円、16個入1,296円、28個入1,944円(税込)。賞味期限/常温で25日。

天保元年。母乳が出ずに困り果てていた母親たちの姿を見た初代次右衛門が、何とか母乳の代わりになる栄養価の高い食品を、と作り上げたのが『俵屋』のじろあめのはじまりだと言われている。
原料は米と大麦。まだ砂糖が普及する以前のことで、穀物の甘みを利用した先人の知恵でもあった。今も砂糖、人口甘味料、防腐剤などは一切使っておらず、赤ん坊からお年寄りまで安心して食べられる。創業以来変わることのない、シンプルな原料と製法からは「百万石の城下町の歴史とともに生き続けてきた食文化を守りたい」との老舗の矜持が見て取れる。

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石川県金沢市小橋町2-4 TEL.(076)252-2079 営/9:00~18:00、日・祝9:00~17:00 休/不定 P/7台 http://www.ame-tawaraya.co.jp

取扱店/本店、百番街店、大和店、エムザ店

昔から赤ちゃんの哺育用や妊産婦・病人の体力回復に用いられてきた。270g 1,080円(税込)。賞味期限/常温で1年。

金沢駅のほど近く、此花町にある『菓匠 まつ井』の創業は大正15年。金沢でも長い歴史を持つ和菓子屋の一つである。
「友禅ころも」は加賀友禅の多様な色使いと、ぼかしなどの独特の技法を和菓子で再現した逸品である。羽二重餅が本紅で染めた白味噌餡をそっと包み、生地越しに見える淡い紅色や、さり気なく散りばめられた金箔が、加賀友禅の華やかさを表現している。羽二重餅のしっとりとした食感と、ほんのりと白味噌の風味を感じさせる餡のほどよい甘さが見事に融和。見た目と味の両面で、金沢ならではの和菓子の奥深さを感じさせてくれる逸品である。

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石川県金沢市此花町9-16 TEL.(076)221-1971 営/9:00~19:30、日9:00~18:00 休/なし P/店舗横にあり

取扱店/本店、百番街店、エムザ店、観光物産館店、小松空港店

「友禅ころも」5個入842円、10個入1,566円、15個入2,376円、20個入3,121円(税込)。賞味期限/常温で10日。

中国では、古くから珍重されてきた烏骨鶏。特にその卵は、滋養に富んだ高級食材として知られている。『烏鶏庵』は、金沢市郊外に自社農場を完備。自然の「住」と「食」にこだわり、手間暇惜しまず飼育をしている。その卵を様々な商品にして提案し、特に人気なのが、「烏骨鶏かすていら」だ。「縁起物」として知られる烏骨鶏から生まれた卵の鮮やかな黄色は、多くの人に幸福を感じさせる。このことから、近年では内祝の定番としても人気を博している。家族全員で楽しめるプリンやラスクとの詰め合わせや、用途に合わせて「祝」などの焼印を押したシリーズが特にお勧めだ。

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石川県金沢市西念4-22 TEL.(076)223-2266 営/9:30~19:00 休/1月1日、2日 P/10台 http://www.ukokkei.co.jp

取扱店/本店、エムザ店、泉が丘店、百番街店、東山店、大和店、など

祝いの焼印入りと、金沢らしい金箔飾りのセットは、内祝いなどに最適。3,456円(税込)。賞味期限/常温で30日。

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