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やっぱり、金沢はおいしい

霊峰白山と日本海に挟まれた金沢は、食材と風土にめぐまれ、食べる物がことのほかおいしい街です。
そんな金沢のおいしいを、ジャンル毎にご紹介します。

[第6回]
眺めもごちそうの美味スポット5選

撮影:岡村喜知郎、苗加和毅彦、福島健一、池田紀幸

旅で出合った素敵な料理とともに思い出に残る素晴らしい眺め。そんな舌も目も存分に満足させてくれる美味スポットをご紹介します。豊かな自然と隣り合う、この街の美しさを感じてみてください。

かなざわ玉泉邸
[金沢市小将町]

かなざわ玉泉邸

加賀藩ゆかりの名園を愛で、心の静けさを取り戻す。

今から約400年前の江戸時代初期に、加賀藩の大小将頭であった初代脇田直賢が作庭を始め、四代九兵衛まで約100年を費やして完成したと伝わる「玉泉園」。兼六園よりも120 年も古い歴史を誇る庭園である。この敷地内にあった武家屋敷は現在、ガーデンレストラン『かなざわ玉泉邸』として生まれ変わり、庭園を望みながら食事を堪能できる空間として親しまれている。
数百種の草木が繁る見事な庭園は、四季折々にその表情を変えて、訪れる者の目を楽しませてくれる。庭だけではない。旬の食材が凝縮された会席料理も彩り豊かな内容で、まさに眼福である。食後には是非庭園散策を。歴史を重ねた見所の数々に、心が潤うはずだ。

SHOP DATA

石川県金沢市小将町8-3
TEL/076-256-1542
営/10:30~22:00
休/月曜 ※祝日の場合は営業
席数/40席、座敷3室 ※全席禁煙
P/10台
カード/可
http://www.gyokusen-tei.jp/

1人あたりの予算
昼3,500円~、夜7,000円~ ※税・サービス料別

アクセス/兼六園より徒歩5分

樹林厨房 六角堂 本店
[金沢市東山]

樹林厨房 六角堂 本店

金沢の街並みと、五感全てで楽しむ鉄板焼きに酔いしれる。

目の前でステーキを焼き、和の様式で楽しませてくれる独自のスタイルで、祝い事などの"ハレの日と言えば六角堂"と親しまれる同店。2015年には、卯辰山の本店向かいに熟成肉を供するグリルコーナーを併設した新館をオープン。その新館は、眺めも魅力のひとつとして知られ、黒瓦の街並みや石引方面の緑などが見渡せ、豊かなランチタイムが過ごせると評判だ。目の前の鉄板では、年間10万人のゲストをもてなすという磨き抜かれた技術を持つコックがもてなしてくれる。厳選された食材が目の前で焼き上げられていくライブ感に自然と気持ちも高まる。食後は浅野川沿いの街並みが見えるティールームへ。美しい街並みと鉄板料理を五感で堪能する時間は忘れられない思い出となるだろう。

SHOP DATA

石川県金沢市東山1-38-27
TEL/076-252-5115
営/11:00~15:00、17:00~22:00
※土・日・祝は16:30~
休/なし
席数/本館110席、新館92席 ※全席禁煙
P/50台
カード/可
http://www.asadaya.co.jp/rokkakudou/

1人あたりの予算
昼2,500円~、夜6,000円~

アクセス/ひがし茶屋街より車で10分

ジャルダン ポール・ボキューズ
[金沢市広坂]

ジャルダン ポール・ボキューズ

文化遺産を望む優雅な空間で至福の時を。

金沢を代表する新旧の名所に囲まれた贅沢なロケーション。フランス・リヨンの本店は1965年にミシュランの三ツ星を獲得、以来、確固たる地位を築きあげ、世界の美食家に愛され続けるポール・ボキューズ氏の精神を受け継ぐ料理と金沢の美食文化の融合が楽しめるフランス料理店。大正時代建築の旧県庁舎の趣を残しつつ、一方は全面ガラス張りの近代的な一面を併せ持つ特別な空間や、兼六園と金沢城公園の緑豊かな眺望が、思い出に残る時間を演出してくれる。地元食材を中心に、全国から旬味を選び抜く。珍しい食材との出合いや取り合わせが新鮮な一皿は、観光客はもちろん、地元客にも喜ばれている。歴史とモダン、食文化の見事な一体化を、眺めとともに体験したい。

SHOP DATA

石川県金沢市広坂2-1-1 しいのき迎賓館2F
TEL/076-261-1161
営/11:30~13:30(L.O.)、17:30~20:00(L.O.)
休/月曜(祝日の場合は営業、翌日休み)
席数/64席、個室は30名まで ※全席禁煙
P/しいのき迎賓館駐車場95台
カード/可
https://www.hiramatsurestaurant.jp/paulbocuse-jardin/

1人あたりの予算
昼3,700円~、夜8,000円~ ※税・サービス料別

アクセス/金沢21世紀美術館より徒歩3分

アルベロ
[金沢市不室町]

アルベロ

里山の空気に心を解き放ち、のんびりと手作りの空間に和む。

金沢市北東部の中山間地に車を走らせると見えてくる白い一軒家。『アルベロ』はなだらかな山と田園に囲まれ、風景そのものもごちそうとするピッツェリアだ。特等席はスギやケヤキで作られた大きなテーブルとベンチがあるテラス席。ヤギがのんびりと草を食み、アヒルが水と戯れる牧歌的な風景が目の前に広がり、時がゆっくり過ぎるような感覚を覚える。
ピッツァはオーナー手製の石窯で焼き上げており、ゆっくりと発酵させた生地のカリッ、モチッとした食感とチーズや野菜のフレッシュな味わいが堪らない。片町と木倉町の姉妹店も続々とファンを増やす中、出発点となった同店は変わらぬ温もりをたたえ、安らぐ場所を提供し続けている。

SHOP DATA

石川県金沢市不室町イ72-1
TEL/076-236-1562
営/11:30~15:00
休/月・火曜(祝日の場合は営業)
席数/30席 ※テラスのみ喫煙可
P/10台
カード/不可

1人あたりの予算
1,500円~

アクセス/兼六園より車で30分

天麩羅専門店天金(てんかね)
[金沢市尾張町]

天麩羅専門店 天金

歴史を伝える中庭の風情と料理人の仕事を眺めつつ。

料亭『金城樓』の天麩羅専門店として2014年4月、暖簾を掲げた『天金』。築地から直送される車海老や穴子のほか、岩牡蠣や鮑といった地元の旬の素材を天ぷらで楽しませてくれる。カウンターのみに絞られた客席からは、加賀藩八家の前田対馬守孝敬の屋敷跡である同地にそのまま残された中庭を眺めることができる。花梨や松、紅葉に金木犀……。樹木たちが季節ごとに表情を変え、訪れる人の目を癒す。「視線の先に庭があるからか、最初は緊張気味のお客様もすぐに和んで頂けます」とは、目の前で揚げたての天ぷらを供する飯田料理長。庭の眺めに加えて、氏の手さばきが見られるのも魅力だ。舞台のように楽しみながら、舌鼓を打ちたい。

SHOP DATA

石川県金沢市橋場町2-23
TEL/076-224-2467
営/11:00~14:00(L.I.)、17:00~20:00(L.I.)
休/水曜、第1・3木曜
席数/8席 ※全席禁煙
P/10台
カード/可

1人あたりの予算
昼5,400円~、夜10,800円~

アクセス/ひがし茶屋街より徒歩4分

※掲載されている情報は、時間の経過により実際と異なる場合があります。(更新日:2017年3月3日)

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