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地元編集者ならではの切り口で、へぇ、そうだったのか、とか、くすっと笑えたりとか、 座談のネタになる話題をすくいあげていきます。
2022年12月21日(水) | テーマ/金沢の雑学
12月、和菓子店にはお正月菓子「福梅(ふくうめ)」が並びます。
毎年決まった店のものを楽しみにする人、今年はどれにしようかと悩む人。複数買い求め食べ比べを楽しむ人。金沢人にとって、お正月に欠かせないお菓子の代表です。
福梅は「梅の形をした紅白の最中」で、普通の最中に比べ、
水飴と砂糖を多めに加え、普通の餡に比べてねっとりと仕上げます。
正月を迎えるまで、日持ちがするようにするためです。
これは和菓子職人に正月休みを取らせるために、
日持ちがするように作ったという説もあるようですよ。
ちなみに「福梅」の由来には、加賀藩前田家の家紋を模したという説もありますが、
加賀藩第10代目藩主・前田重教の時代、新春の茶席に献上されたものが正月のお祝い菓子として伝わったという説が有力なようです。
最中皮に少し白くお砂糖をあしらった様は、まさに寒梅の趣きがありますね。
正月は、砂糖と餅粉を混ぜて巾着包みにしたお菓子で、中には小さなおみくじが入っている「辻占」や、打ち出の小槌や俵などをかたどった、最中の皮のような焼いた餅種の中には金菓糖や小さな人形が入った「福徳」などの、金沢特有の正月菓子もお目見えします。ちなみに、福徳は、ふくとく・ふっとこ・ふっとくなどと読み正式には「福徳煎餅」と言います。
お正月ならではの和菓子を揃え、団欒のひと時を楽しみたいですね。
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