世界無形遺産 能楽観能の夕べ

初心者にも久しぶりに能を観る人にもおすすめ。

世界最古の舞台芸術として知られる能楽。石川県では加賀藩の5代藩主・前田綱紀以来、歴代の藩主が宝生流を愛好し、手厚く保護してきたため、「加賀宝生」と呼ばれるほど宝生流の盛んな土地となった。そして現代にいたるまで、『金沢能楽会』を中心にして、その伝統は連綿と受け継がれてきている。
『石川県立能楽堂』では、そんな石川県が誇る能楽を気軽に観てもらいたいと、毎年好評を博している「観能の夕べ」を、今年も7、8月の毎週土曜日に開催。これは、プロによる能の公演を1,000円（特別公演を除く）という手頃な価格で鑑賞できる貴重なイベントだ。解説付きなので、初心者でも内容が理解しやすいというのも喜ばれている。
開演前には、無料の「能楽体験」（限定20名）も実施。その日に公演する演目の謡・仕舞、囃子、狂言の体験などができるとあって、参加者からは「開演前に体験したことで、公演をより楽しむことができた」と人気を集めている。この機会に気軽に伝統的な能の世界に触れてみては。

開催期間

［開催終了］2019年7月6・13・20・27日、8月3・10・17・24・31日　※7月27日は特別公演

開催時間

各回17:00開演（16:30開場） 19:00頃終了

チケット

石川県立能楽堂（TEL076-264-2598）、石川県立音楽堂チケットボックス（TEL076-232-8632）、金沢能楽美術館（TEL076-220-2790）、香林坊大和プレイガイド（TEL076-220-1332）、e+＜イープラス＞ http://eplus.jp（パソコン・携帯）

チケット料金

1,000円
※特別公演は3,000円
※いずれも高校生以下無料
Ｐ／数に限りあり。できるだけ公共交通機関の利用を。

詳細・備考

能楽体験／無料、要事前申し込み、先着順（限定20名※当日の鑑賞者に限る）※7月27日（土）を除く ※詳細は問い合わせを。

◇７月６日（土）
狂言「雁礫（がんつぶて）」炭 哲男
能「胡蝶（こちょう）」松本 博

◇７月13日（土）
狂言「狐塚（きつねづか）」清水宗治
能「蝉丸（せみまる）」島村明宏

◇7月20日（土）
狂言「舟ふな（ふねふな）」能村祐丞
能「経政（つねまさ）」福岡聡子

◇7月27日（土）※特別公演
仕舞「笠之段（かさのだん）」大坪喜美雄
狂言「佐渡狐（さどぎつね）」能村祐丞
能「殺生石 白頭（せっしょうせき しろがしら）」宝生和英

◇8月3日（土）
狂言「昆布売（こぶうり）」若生敏郎
能「井筒（いづつ）」髙橋右任

◇8月10日（土）
狂言「鬼瓦（おにがわら）」山田譲二
能「養老（ようろう）」広島克栄

◇8月17日（土）
狂言「二人大名（ふたりだいみょう）」炭 哲男
能「是界（ぜがい）」髙橋憲正

◇8月24日（土）
狂言「宗八（そうはち）」中尾史生
能「野守（のもり）」松田若子

◇8月31日（土）
狂言「膏薬煉（こうやくねり）」炭哲男
能「須磨源氏（すまげんじ）」渡邊茂人

開催場所

石川県立能楽堂（石川県金沢市石引4-18-3）

公式サイト

「石川県立能楽堂」のサイトへ

問い合わせ先

石川県立能楽堂
TEL／076-264-2598