加賀を代表する湯の街である山代と山中。
通りをそぞろ歩き、名物を味わうもよし、土産を買うもよし。
温泉街散策を楽しめるスポットをご紹介します。
霊峰白山と加賀平野の境目に広がる開湯1300年を数える湯の街には、加賀の歴史と文化が今も色濃く残り、それを感じさせるスポット、九谷焼が手に入る店、食事処や一服処などが軒を連ねる。
かつて与謝野晶子や北大路魯山人といった文人にも愛された山代温泉。「総湯」と呼ばれる温泉の共同浴場を目印に豊富な見所をまわれば、歴史ある温泉の街を堪能できる。
豊かな自然に囲まれ、伝統工芸が息づく安らぎの地、山中温泉。木々の間を縫うように延びる鶴仙渓は、四季折々の景色で私たちを魅了する。清流沿いを散策するのは当地ならではの楽しみだ。また、山中は古九谷発祥の地としても名高く、旧九谷村まで約5キロ。漆器の一大産地でもあり、付近で活動する工芸作家も多い。山の清々しい空気を感じながら界隈の商店を訪ね歩けば、山中の多彩な表情に触れられるだろう。