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金沢の歳時記

毎日の生活に彩りを添えてくれる四季折々の行事や祭り。
春夏秋冬の行事や歳時を紹介します。

春
春

犀星忌

3月21日/雨宝院
金沢三文豪の一人である室生犀星の命日に行われる行事。犀星の育った雨宝院で法要と講演会(室生犀星記念館 館長 上田正行氏)が行われる。また、「室生犀星記念館」では、犀星の作品や生き方に触れることができる。

蓮如忌

4月25日/本泉寺など
浄土真宗・中興の祖である蓮如上人の遺徳をしのぶ仏事。真宗王国といわれる北陸では、彼の命日を「れんにょさん」などと称し、法要を行う。特に金沢では、卯辰山や大乘寺へ行き、酒宴を開いて一日を過ごす風習がある。

人形供養

4月29日/真成寺
長年親しんできた、役目を終えた人形を感謝の気持ちを込めて供養する行事。卯辰山中腹の東山にある、鬼子母神をまつる安産祈願の寺「真成寺」は子授けを祈願する人が多く訪れるが、人形供養の寺としても有名である。

浅野川鯉流し

5月上旬/浅野川大橋~梅の橋界隈
禅流しの名所である浅野川に、鯉のぼりが流される。あたかも生命を吹きこまれたかのように赤・青・黒など様々な色の鯉のぼりが川面に泳ぐ姿は圧巻。また屋台の出店もあるので、河川敷での祭り気分を堪能できる。

神事能

5月15日/大野湊神社
約400年前に創始された神事能は、加賀藩の2代藩主・前田利長公が合戦勝利のお礼に能を奉納したことが始まりとされる。加賀能楽の歴史をひもとく時、必ず最初に登場するもので、市の無形民俗文化財にも指定されている。

友禅まつり

5月17日/龍国寺
加賀友禅の祖・宮崎友禅斎の遺徳をしのぶ祭典。大正9年、東山の龍国寺にて友禅斎の墓碑が発見されたことが発端となり、友禅忌が定められた。友禅斎法要のほか、加賀友禅制作に使用した筆や刷毛などの「筆供養」も行われている。
夏
夏

金沢百万石まつり

行列は6月の第1土曜/金沢市内
前田利家公が金沢城に入城し、金沢の礎を築いた偉業をしのんで開催される初夏の一大イベント。メインは、豪華絢爛の百万石行列。主役である利家役には毎年俳優が起用され、利家公の入城を再現する武者行列がラストを飾る。

生姜まつり

6月15日/波自加弥神社
祭神が生姜という、日本で唯一の昧の食産神を肥る神社にて行われる奇祭。

氷室開き

6月下旬 /湯涌温泉
藩政時代、氷室の日に雪を将軍家に献上し、無病息災を祈念したことに由来。

山王悪魔払い

7月の第4土曜・日曜/大野日吉神社
年一度の夏季大祭「山王祭」に山伏姿の勇ましいいでたちで魔除けの舞として演じられる伝統芸能。天狗、般若、翁などの面をつけた踊り手たちが古典味豊かに舞う。稀にみる郷土芸能として金沢市無形文化財に指定されている。

夏季大祭

8月第1日曜を最終日とする金曜・土曜・日曜/大野湊神社
神社の火災による移転を当時の住民が憂い、年に一度氏神様の神輿を迎えたことが始まりとされる。町の人々は氏神様の里帰りを喜び、曳山や太鼓台を引き出すほか、獅子舞、悪魔払い、子供奴の催し物で町中が賑わう。その規模、壮大さから金沢市の無形文化財に指定されている。

二俣いやさか踊り

8月15日/二俣地区
木曾義仲の軍勢が倶利伽羅峠の合戦で勝利した知らせの「のろし」を見た二俣の住民が戦勝を祝って、喜び歌い踊ったのが始まりといわれている。さまざまな持ち物を持って違った動作で踊るスタイルが特徴で全国的にも珍しい。
秋
秋

千代尼忌

9月8日/念西寺・聖興寺など
「加賀の千代女」として全国的に知られる江戸時代の俳人・福増屋千代。生涯を通じて多くの句を詠んだ彼女が他界した命日には、念西寺や聖興寺で法要や句会が催されている。また、千代尼思全国俳句大会も毎年開催される。

上野町餅つき踊り

9月頃/上野八幡神社
小立野に伝わる民謡で、前田利家公が七尾城から金沢城に移った際、住民たちが餅をついて献上し、お祝いの意味で曲づきをしたのが始まりといわれる。収穫の秋に実りの感謝を表し、氏子らが踊りながら餅の曲づきをする。

御山まつり

9月中旬/小立野石引通り
金沢城普請のために、大勢の人が戸室石を曳いたことに由来する金沢市の町名「石引」。重さ3トンもある石を木のそりに乗せて、丸太をそりと地面の間に置きロープで引っ張るという、当時の技術が再現されるほか、神輿もでる。

あぶり餅神事

10月15日~17日/神明宮
300年以上の歴史をもつ。前田利長公が災難よけとして、祭りに供える餅を御幣の形に串に刺し、一般の人々に与えたのが始まりとされている。この「あぶりもち」を食べると無病息災に、また、天井にさしておくと家の守りになるといわれている。(5月15~17日にも開催)

兼六園大茶会

10月上旬/その年によって異なる
八流派十四社中がもてなす大茶会。日本三大茶会のひとつとして知られる。

金箔きらら

2月15日まで/めいてつ工ムザ前
雪吊りのモニュメン卜に、雪の結晶の形をした金箔をあしらってライトアップ。

香林坊地区ツリーファンタジー

11月上旬~/香林坊地区
国道沿いのケヤキにイルミネーションが施され、金沢の冬を明るく彩ってくれる。

雪つり作業

11月~12月上旬/兼六圏内
水分を多く含んだ重い雪から樹木の枝折れを守るために、枝々を縄で吊る。「りんご吊り」「幹吊り」「竹又吊り」「しぼり」 の種類があり、中でも「りんご吊り」の手法を使って吊られる「唐崎の松」は、兼六園の雪吊りを代表するものである。
冬
冬

加賀万歳

1月2日/前田土佐守家資料館など
400年余りの歴史をもっ民俗芸能。利家公がまだ越前府中城にいた頃、正月に近在の百姓たちが万歳を舞って利家公のご機嫌伺いをしたことに由来する。主人「太夫」と従者「才蔵」の掛け合いで祝言を唄い舞う万歳は、能楽の影響を受けており、ユーモアの中に品格が感じられる。

加賀鳶出初式

1月初旬の日曜/犀川河川敷
加賀鳶とは前田藩屋敷お抱えの火消しのこと。出初式は江戸時代、将軍徳川家綱が幕府の定火消しの士気を高めるため、一同を集めて顔見せ儀式を行ったのが始まりとされる。気迫溢れる空気の中、熟練した技が披露される。

氷室の仕込み

1月下旬/湯涌温泉
氷室は、大寒の雪を夏まで貯蔵する特別の室や穴のこと。雪詰めは氷室開きに切り出す雪氷を造るため、氷室小屋の中へ雪を詰め込み、初夏に備える。冷蔵庫の普及などで一時姿を消していたが、地域おこしで復活された。

地酒・新酒まつり

2月15日~3月29日/石川県観光物産館
日本でも有数の地酒どころ金沢。しぼりたての地酒新酒の試飲を楽しめる。

兼六園ライトアップ 冬の段

2月中旬/兼六園
四季折々に催されるイベン卜。冬空の下、幻想的に輝く雪吊りの光景は別格。

宇多須神社の節分

2月上旬/宇多須神社
前田利家公を祀った神杜。江戸時代には卯辰八幡宮と呼ばれ、2代藩主・利長公によって城の鬼門の方角にあたる卯辰山に創建された祈祷所であった。節分祭では、ひがし茶屋街の芸子たちが艶やかな踊りを奉納し、福豆をまく。

フードピア金沢

2月/金沢市内各所
石川の食とそれを育てた風土を満喫できる、冬を代表する食の祭典。各界の有名人を囲んで料理を楽しむ食談や、恒例の金澤老舗よもやま話、雪見のうたげのほか、市内の料理店や施設などで様々な催しが行われる。

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