観光情報サイト 金沢日和

【おみやげ特集】もらって嬉しい、喜ばれる旅のお土産

北陸新幹線が金沢まで開業し、この地に訪れる人が増えました。観光・出張・帰省のお土産や、
大切な人への手みやげに、市民に愛されるお菓子や名物食品を集めました(価格は原則税別表示)。

[大手町]

加賀藩御用菓子司森八(もりはち)

金沢らしい金箔をあしらった逸品。

森八

宝達[1個130円/常温で12日]加賀藩の御用金山「宝達山」にちなみ、良質の国内産小豆のつぶあんをしっとりしたもち皮に包み込み、金箔をあしらい上品な味と姿に仕上げている。

藩政時代より390余年の歴史を誇る『森八』。日本三名菓の一つである落雁の最高級品「長生殿」をはじめ、多くの菓子が有名である。その中でも、上品な姿と味でおみやげとして人気があるのが「宝達」。加賀藩の御用金山にちなみ、良質の国内産小豆のつぶあんをしっとりしたもち皮に包み込み、金沢らしく金箔をあしらっている。
本店の2階にある「金沢菓子木型美術館」には、江戸期に実際に使われていた約1千点もの菓子の木型や焼印などを展示し、江戸期以降、連綿と続く金沢の和菓子文化の歴史とその粋を感じることができる。同じく2階には「森八茶寮」も併設し、お昼にはミシュランの2つ星がついた主計町『貴船』の『森八』オリジナル特製弁当(要予約)が味わえる。また、実際に落雁を作り、自作の出来立て落雁でお抹茶を一服し、残りはおみやげ用小箱に詰めて世界に一つだけの手作りオリジナルギフトにもなる「落雁手作り体験」(要予約)もおすすめだ。なお、1階店頭には伝統商品から最新の新作商品、そして季節感あふれる生菓子まで『森八』の全てが揃っており、いずれも武家文化の中で培われた品格が漂っている。
また、本店にほど近い歴史的街並を今に残す「ひがし茶屋街」の一角には、江戸時代の町屋を改修しそのまま活かした『森八ひがし三番丁店』があり、ここでも「落雁手作り体験」を楽しめる。同店内の「茶寮」では上生菓子と抹茶などで、茶屋観光の休憩に優雅なひと時を過ごすことができる。

森八

左/本店2階にある「金沢菓子木型美術館」。江戸期に使用された約1千点もの菓子木型や焼印を展示している。入場料大人200円、小中学生100円。右/本店の外観。1階は森八の伝統商品から季節商品に生菓子が揃っている。

SHOP DATA

石川県金沢市大手町10-15
TEL.076-262-6251
営/9:00~18:30(1月・2月は9:00~18:00)※茶寮・金沢菓子木型美術館は9:00~17:00
休/なし(1/1、1/2は休み)
P/10台

INFORMATION

■「宝達」は、本店はじめ、森八各店にて販売。
■取り扱い期間/通年
■取り寄せ/可能
■森八オンラインショップ https://morihachi-shop.com

[野町]

落雁 諸江屋(らくがん もろえや)

金沢を代表する老舗店の人気商品。

落雁 諸江屋

濃茶楽雁(こいちゃらくがん)[1個95円/常温で14日]お茶を挽く石臼をデザインとして加賀藩献上の抹茶の香りで仕上げた「濃茶楽雁」は手みやげや贈答品として人気が高い名品だ。

前田利常公が墨型落雁を後水尾天皇に献ぜられ、嘉賞を得たのが加賀落雁の始まりとされている。嘉永2年創業の『落雁諸江屋』は初代より優れた技術と数々の名品を引き継いでいる金沢を代表する老舗和菓子店だ。その銘菓の人気商品の一つが「濃茶楽雁」。加賀藩献上の抹茶を使用し、石臼図案の型で仕上げられた風味豊かな生落雁は粒あんと抹茶の絶妙な調和が楽しめる。
また、生落雁の間に羊羹を挟み、白と黒の対称が美しく、格調の高い風味が楽しめる「加賀宝生」も手みやげや贈答品として、県内外に人気が高い商品だ。その他にも落雁「花うさぎ」や「わび」、和三盆糖をふんだんに使用した「万葉の花」、「風流」などの生落雁も代表的な商品として愛されている。また和三盆糖と地鶏卵、さらに能登揚げ浜の塩で調味され、隠し味の蜂蜜と相まって小豆粒あんの風味が引き立つ「塩どら焼き」も女性に人気の手土産品になっている。

落雁 諸江屋

左/格調の高い風味が人気の「加賀宝生」。右/加賀名菓の伝統を今に伝える本店。

SHOP DATA

石川県金沢市野町1-3-59(本店)
TEL.076-245-2854
営/9:00~18:30
休/なし(1/1は休み)
P/5台
http://moroeya.co.jp

INFORMATION

■店舗案内/にし茶屋街(西茶屋菓寮)店、金沢駅百番街店、香林坊大和店、めいてつ・エムザ店、小松空港店、石川県観光物産館、他。

[元町]

きんつば中田屋 元町店(なかたや もとまちてん)

金沢を代表する銘菓、中田屋のきんつば。

中田屋 元町店

きんつば[5個入り897円~/常温で10日間]素材と製法にこだわった『中田屋』の「きんつば」。大粒の小豆と薄く焼きあげられた皮は愛され続ける伝統の味わいだ。金沢銘菓にふさわしい逸品。

金沢を代表する銘菓『きんつば中田屋』。「きんつばと言えば中田屋、中田屋と言えばきんつば」と親しまれている銘品は、極上の素材を使用し、伝統の技との見事なハーモニーで上品な味わいを提供している。創業以来、独自の味と製法を守り続けてきた『中田屋』には、その味わいを求め、県内はもちろん、全国から多くのファンが訪れる。
北海道の契約農家から仕入れる大粒の大納言小豆と上質な砂糖、糸寒天、塩、それだけの材料でかくも奥深い味は作られる。粒をつぶさないようじっくり炊いた小豆はふっくらと輝き、やさしい甘さの餡は口の中でサラリと溶けて後味を残さない。小麦粉と砂糖を混ぜただけの皮はひとつひとつ丁寧に塗られ、焼き上げられる。小豆と薄衣が口の中で絡まって、しみじみとしたおいしさを感じさせる、まさに素材と製法にこだわった名品と言える。また、季節限定の「うぐいす」も人気の逸品だ。

中田屋 元町店

左/季節限定の「うぐいす」は9月~5月末の間、販売されている。右/駐車場も完備されている元町店。

SHOP DATA

石川県金沢市元町2-4-8
TEL.0120-588-228
営/9:00~19:00
休/なし(1/1、1/2は休み)
http://www.kintuba.co.jp

INFORMATION

■金沢百番街店、東山本店、東山茶屋街店、めいてつ・エムザ店、香林坊大和店、有松店、観光物産館、小松空港他。

[弥生]

創業明治八年四十萬谷本舗(しじまやほんぽ)

金沢の冬の豊かさを象徴する伝統の味覚。

四十萬谷本舗

金城かぶら寿し[袋入り250g1,600円~/冷蔵で約10日間]金沢の代表的な発酵食の一つ。『四十萬谷本舗』の「金城かぶら寿し」はその豪華な雰囲気もあって、正月などの晴れがましい席にも似合う味覚だ。

金沢の冬の味覚の代表格と言えば、かぶら寿し。いまや全国にも知られるようになり、「金城かぶら寿し」の『四十萬谷本舗』にはNHKやキー局などから取材要請が絶えない。日本で唯一「かぶら寿しマイスター」に認定された職人頭がいることや、大学・研究機関によって「金城かぶら寿し」1g中に1億個の乳酸菌が確認されていることなど、同店が老舗でありながら科学的裏付けも活用して発酵食の魅力を伝えているからだろう。「金城かぶら寿し」には自社農園で丹精込めて育てた青首かぶらを始め、地元の契約農家の手による青首かぶらを用いる。国産の天然鰤を塩漬けにしておよそ6か月以上低温で熟成。これらの食材の本来の旨味を最大限に引き出すのが代々伝わる特製の糀と職人の技だ。三位一体が豊潤な味わいをもたらし、まさにご馳走と言うにふさわしい奥深く滋味溢れる「金城かぶら寿し」を生み出す。食せば、金沢の冬の豊かさが口に広がるだろう。

四十萬谷本舗

左/酵素がいきている特製の糀で漬け込んだ国産鰤を炙った「鰤塩糀炙り」。右/弥生にある本店。

SHOP DATA

石川県金沢市弥生1-17-28
TEL.076-241-3122
営/9:00~18:00
休/第1日曜
P/7台

INFORMATION

■めいてつ・エムザ店、アトリオ店、金沢百番街あんと店、金沢南店などで販売している。公式サイト(https://www.kabura.jp)や楽天の同社ページでオンライン通販を行っている。

[大野町]

発酵食の町 金沢・大野ヤマト醤油味噌

米こうじの香りの本格的で手軽なみそ汁。

ヤマト醤油味噌

フリーズドライぜいたくみそ汁加賀五彩の小箱[6食入り1,200円(税込)/常温保存12ヶ月]フリーズドライの味噌汁は、「なす」、「ほうれん草」、「とん汁」の3種。可愛いパッケージは、加賀友禅の五つの基調色、臙脂、藍、黄土、草、古代紫を使用。

発酵食文化の聖地「金沢・大野」にある『ヤマト醤油味噌』。金沢・大野は日本の醤油の五大生産地の一つと言われ、金沢の糀文化を育んできた。食卓には、味噌汁や醤油、酢、味醂を使った料理が並び、冬にはかぶら寿し、大根寿しが登場する。能登には、いしる(魚醤)や、糀漬けの塩辛類、甘酒など、金沢には今もなお、糀を使った豊かな食文化がある。その糀の伝統を伝える企業として、健康や美しさを得るための上質な食生活の提案を行っている。お湯を注ぐだけで、手軽に1人分から作れるフリーズドライタイプの味噌汁がおすすめ。『ヤマト醤油味噌』の蔵に代々伝わる木桶で熟成されたまろやかな味噌の旨味とコク。鰹節と昆布の出汁とヤマト味噌を合わせた、野菜たっぷり具だくさんの本格派の味噌汁だ。美味しい味噌汁で素敵な朝ごはんが楽しめる。時間のないときも「糀の時短摂取」で毎日を快適に。金沢ならではの糀の味わいを、贈ってみては。

ヤマト醤油味噌

左/伝統ある蔵などを使い、店舗や食堂などが並ぶ。右/可愛い巾着スタイルの3袋入りパッケージも人気。

SHOP DATA

石川県金沢市大野町4-イ170
TEL.076-268-1248
営/10:00~17:00
休/水曜、年末年始
P/あり
https://www.yamato-soysauce-miso.co.jp/

INFORMATION

■『ヤマト醤油味噌』では様々な贈り物を用意。詳しくはホームページを。また、期間限定のお買い得商品や、送料無料でお得なまとめ買いも利用可能。

[笠市町]

麹の甘みと発酵の旨み金澤網善(かなざわあみぜん)

「甘麹」で漬け込み生まれた至福の味わい。

金澤網善

甘麹かぶら寿司[1個918円(税込)/冷蔵で10日]甘さと発酵による程よい酸味が、バランスよく調和した「甘麹かぶら寿司」。詰合せは2個入り1,944円(税込)、4個入り3,888円(税込)。

創業100年を超える老舗『金澤網善』の「甘麹かぶら寿司」は、独自製法の「甘麹」で漬け込まれ、発酵による「まろやかで自然な甘みと旨み」が楽しめる逸品だ。かぶらは味や食感を吟味した最適の品種を自社栽培し、国産の寒ブリを使用。甘味料や調味料は無添加という、昔ながらの製法を大切に、金沢の家庭に伝えられてきた味を守っている。
「甘麹だいこん寿司」も爽やかな美味しさが口に広がる同店の人気商品。こちらも自社栽培の大根と、品質にこだわった身欠きニシンを使う。ニシンの臭みが苦手という方もお試しあれ。
さらに詰め合わせセットには、「甘麹」が別添されており、食べる際にそれをトッピングすることで甘さが増し、風味の変化を味わうことが出来るという他にない食べ方の提案をしており、年末年始の贈答品としても、たいへんな人気となっている。全国発送可能なので、気軽に問合せてほしい。

金澤網善

左/「甘麹だいこん寿司」(1個486円)。右/「かぶら寿司・だいこん寿司」詰合せ6個入り4,536円。 ※税込

SHOP DATA

石川県金沢市笠市町10-10
TEL.076-221-1022
営/10:00~17:00
休/日曜、祝日
P/なし

INFORMATION

■注文はインターネット、メール、電話、FAX で。
URL/http://kanazawa-amizen.com
E-mail/info@kanazawa-amizen.com
Fax/076-233-3066
好みの商品の組合わせも可能。詳しくは問合わせを。

[出羽町]

ル ミュゼ ドゥ アッシュ

金沢の風物詩を映した名物スイーツ。

ル ミュゼ ドゥ アッシュ

YUKIZURI[10本入1,080円(税込)/常温で2~3週間]フランスの伝統菓子サクリスタンをヒントに考案。雪に見立てたシュガーで金沢ならではの風情を演出する。

兼六園の冬の風物詩「雪吊り」。この代表的な風景を表現し、新しい金沢みやげの定番として人気を博するのが「YUKIZURI」だ。世界的パティシエ辻口博啓氏が生み出したこのスイーツは、自らの出身地である石川の文化や食材を活かした逸品として、老若男女に幅広く親しまれている。
見た目の美しさはもちろん、注目したいのが小さな菓子に詰め込まれた職人的なこだわりだ。地元食材である石川県産の米粉を使ったサブレ生地を土台に、チョコレートの入ったクリームをミルフィーユ生地で挟み、能登梅がほんのり香りたつシュガーをのせる。多層を成す生地とクリームの絶妙なバランスが他にはない味を生みだしている。最新の洋菓子のエッセンスを感じさせながらもどこか懐かしい風味。手のひらサイズの小さなパイの中に、様々なフレーバーと食感が重なり、豊かな味わいが表現されている。職人の手作業により、生地の状態や、焼き加減などを一つひとつ見極め、高いクオリティーを保っている。
バウムクーヘンも高い人気を誇る。「金のバウム」と名付けられたこの逸品は、金沢の里山で採れるはちみつ、能登の健康卵をはじめ、地元食材をふんだんに使った石川県産のバウム。繊細な技術を擁するバウム作りもまた職人の手作業を大切にしており、手間をかけて一本一本丁寧に焼き上げる。上質な風味と濃厚な甘味、しっとりとした食感はまさに高級バウムならではの深い味わい。金箔が煌めく華やかさもみやげにぴったりだ。

ル ミュゼ ドゥ アッシュ

上左/職人の手によって焼き上げられるバウムクーヘン。上右・下右/「YUKIZURI」美しい箱入り10本1,080円の他、22本2,160円、6本648円もある。(全て税込)。サクサクとした食感と自然な甘味が抜群に調和。おやつ、お茶請けにおすすめ。下左/豪華絢爛なご当地バウム「金のバウム」Mサイズ2,430円(税込)。

SHOP DATA

石川県金沢市出羽町2-1 県立美術館内
TEL.076-204-6100
営/10:00~19:00(L.O.18:30)
休/なし ※美術館休館日営業
P/あり
https://le-musee-de-h.jp

INFORMATION

■和倉店、金沢店、百番街店、めいてつ・エムザ店、富山店、CAFÉ DE H

[小松市]

ケーキハウスマルフジ

金箔が輝く五郎島金時スイーツの名作。

マルフジ

いもほり長者[1個240円(税込)/常温で2週間]掘った芋を洗うと砂金が現れたという芋掘藤五郎伝説が商品名の由来。金箔で砂金を、スイートポテトで沢を表現する。

1955年に創業し、「小松のケーキの始まりどころ」として、地元民にこよなく愛されるお菓子屋さん『マルフジ』。越栄信英オーナーと次代を担う長男の三代目純平シェフが手掛ける「いもほり長者」は、年間10万個以上、年末年始など贈り物の時期には1日2千個と飛ぶように売れる同店の代表銘菓だ。元々は30年前にオーナーが当時まだ知名度がなかった五郎島金時の魅力をなんとか世に広めたいと試行錯誤して作り上げたスイートポテトが原案で、毎朝作りたてを提供していたのがたいそう評判になり、金沢の地名のおこりと言われる芋掘藤五郎のエピソードにちなんで、金沢ならではの金箔をあしらった今の形になった。舟形のかわいいフォルムが魅力的だが、もちろん主役は五郎島金時のスイートポテト。焼き芋を裏ごしし、バター、卵黄、たっぷりの生乳を加えてさらに炊き上げたスイートポテトはもち米飴を加えることで、芋ならではの優しい甘味に深いコクが生まれる。土台のタルトは小麦ならではの香ばしさとほのかな塩味がアクセント。ホクホクとしたスイートポテトとホロホロと口の中で崩れるタルトの口どけがなんともバランスが良い。30年来変わらない製法で、芋の練り上げ、炊き加減などを代々限られたスタッフが手作業で行うのがこだわりだ。
昭和30年に創業し2020年で65年。新たに登場した歌舞伎のまちシリーズや、小松大麦や小松産蛍米やきなこを使ったスイーツはもちろん、三代目純平シェフが手掛ける新しいスイーツにも注目が集まる。

マルフジ

上左/「いもほり長者」箱入り15個3,940円(税込)。上右/オーブンで焼きあがる瞬間。甘い香りに包まれる。下左/マドレーヌ「安宅海岸物語」。プレーン、珈琲、抹茶大納言の3種。1個220円。下右/ほろほろクッキー「歌舞伎のまち」。和三盆、小松産大麦、小松産きなこ、有機抹茶の4種。8粒入630円。『勧進帳』で知られる安宅の関をイメージ。

SHOP DATA

石川県小松市沖町ナ30
TEL.0120-22-7866
営/10:00~19:00
休/月曜、火曜(祝日は営業)
席/19席 ※全席禁煙
P/28台
http://www.marufuji.cc

INFORMATION

■「いもほり長者」箱入り5個1,420円、10個2,670円、15個3,940円、20個5,150円、30個7,690円(全て税込)。
■facebook、Instagramで最新情報更新中

[金沢駅構内]

ラ・レーヴ/中浦屋(なかうらや)

話題の金澤ぷりんは金沢駅なかで好評販売。

ラ・レーヴ/中浦屋

金澤ぷりん・駅なか[370円~/10℃以下で保存し、賞味期限10日]小ぶりの瓶に入れられた「金澤ぷりん・駅なか」はフレーバーが5種類あり、楽しみ方も異なる。まとめて買う人も多い。

2019年2月に発売され、大ヒット商品になっている「金澤ぷりん」。輪島の和菓子老舗『中浦屋』がJR金沢駅構内にある『おみやげ処金沢』と共同で開発したもので、今では「金澤ぷりん・駅なか」と呼ばれている。『中浦屋』はその前年に輪島朝市で「輪島プリン」の『ラ・レーヴ』を開業して話題となり、その実績で「金澤ぷりん・駅なか」の開発を手掛けることになった。石川県産の卵やミルクをふんだんに使ったナチュラルプレーンをはじめ、ひゃくまん穀、五郎島金時、ルビーロマンなど、地元ゆかりの人気の素材を活かしたフレーバーが5種揃い、いずれも、なめらかで上品な甘さ、コクがありながらもあっさりとした味わいだ。優しいカラメルソースで味わうナチュラルプレーンや黒蜜ソースでいただくひゃくまん穀など味わい方もそれぞれで楽しさがある。容器の上には鼓門がデザインされ、金沢の新しい土産としても注目されている。

ラ・レーヴ/中浦屋

左/金沢駅内おみやげ処。右/輪島の朝市通りにある『ラ・レーヴ』で売っている「輪島プリン」は姉妹品。

SHOP DATA

【販売店】石川県金沢市木ノ新保1-1 JR金沢駅構内おみやげ処金沢
【中浦屋金沢店】石川県金沢市武蔵町15-1 めいてつ・エムザB1階
http://la-reves.jp/

INFORMATION

■ナチュラルプレーン370円、五郎島スイートポテト440円、ひゃくまん穀450円、ルビーロマン(駅なか限定)460円、石川県産ゆず(めいてつ・エムザ限定)460円。

[鞍月]

トゥール・モンド・シュシュ

美しい金沢の街並みに着想したバウム。

トゥール・モンド・シュシュ

金沢美都バウム[Sサイズ1,200円~/常温で製造より3週間]自然と調和する金沢の街並みにある木々をイメージし、バウムクーヘンにした意欲作で、手作り感たっぷりのクオリティーだ。

四季折々の自然と家々が美しく調和する街、金沢。「金沢美都バウム」はその美しい街並みに映える木々を表現したバウムクーヘンで、名前もそこに由来する。木肌を表す外側はごつごつと香ばしく焼き上げ、内側には木目を表す美しい層を閉じ込めたもので、職人の手作り感も満載だ。表面はザクッとし、中の年輪層はふんわりとしているので、一口で食感のコントラストも楽しめる。
また、同店の人気菓子「いも五郎」は、金沢特産の五郎島金時を使って焼き上げたスイートポテトで、五郎島金時がまだそれほど知られていなかった頃に創作菓子として売り出された、この分野のパイオニア的菓子だ。自然の甘味をしっかりと出すために、一度オーブンで焼き芋状態にし、ほくほくの焼き芋をペースト状にしてパイ生地に絞り込み、その下層にチーズをしのばせてある。三層の異なる味わいと食感が人気の秘密だ。いずれも贈り物にも適している。

トゥール・モンド・シュシュ

左/鞍月本店の全景。野々市店もタワー型の店舗だ。右/「いも五郎」の詰め合わせ。化粧箱もお洒落。

SHOP DATA

石川県金沢市鞍月5-53
TEL.076-237-2078
営/10:00~20:00
休/不定休
P/30台
http://tmchouchou.jp/

INFORMATION

■美都バウム、サイズS 1,200円、サイズM 2,300円。いも五郎、6個1,040円、12個入1,980円。その他、季節のカスタードケーキ「金沢てまり」も好評販売中。

[金沢駅構内]

洋菓子工房ぶどうの木

可愛いと、あっという間に大ヒット商品に。

ぶどうの木

にゃんこのバウム in Kanazawa[1個486円(税込)/製造日より63日]発売以来、人気沸騰の「にゃんこのバウム in Kanazawa」。シルエットが可愛いと大人気。

2018年2月22日の猫の日に限定販売された「にゃんこのバウムin Kanazawa」はSNS上で話題になり、その後、新しい金沢みやげとして注目を集めている人気商品だ。猫型のカットが入った四角いバウムクーヘンで、食べる際に自分で猫の部分を型抜きできるようになっている。SNSには「とても気になる」「可愛くて食べるのがもったいない」といったコメントが多くアップされ、入手困難な商品として注目のアイテムの一つになった。能登生まれ、金沢育ちのにゃんこ「トラ」を主人公にしたほろ苦いストーリーも楽しく、ふくよかな能登塩キャラメル味も大好評。石川県内の限定販売だけに、県外の方への手土産としてうってつけだ。
また同シリーズ「にゃんこのサブレin Kanazawa」も人気。2020年1月には、にゃんこの形の最中種にプリンを挟んで食べる新商品も発売し、さらに「にゃんこトラ」に注目が集まりそうだ。

ぶどうの木

左/「にゃんこのサブレin Kanazawa」は3枚648円、5枚1,188円(税込)。右/可愛いと評判のパッケージ。

SHOP DATA

石川県金沢市木ノ新保1-1 金沢百番街あんと西
TEL.076-222-1818
営/10:00~20:00
休/なし
https://www.budoo.co.jp

INFORMATION

■洋菓子工房『ぶどうの木』8店舗の他、めいてつ・エムザ黒門小路、小松空港店、不動寺PA店(上り/下り)など石川県内で好評発売中。
⇒新作モナカなど、期間限定オンライン販売についてはこちら

[小橋町]

ラ・パレット

10年愛され続ける濃厚なスイートポテト。

ラ・パレット

GORO CHAN(ゴロウチャン)[10個入り2,100円/常温で60日]一つ一つ丁寧に手作業で作られる。新鮮なクリームと五郎島金時の風味が活かされるよう、低温でじっくりと焼き上げる。

2019年に25周年を迎えた金沢市小橋の人気パティスリーで長く愛されているスイートポテト「五郎ちゃん」。その名の由来は加賀野菜の五郎島金時芋。ほくほくした食感が特徴だが、実はバターや生クリームとの相性が抜群。熱することによってより甘味が増してクリーミーな食感になるという洋菓子に最適なさつまいもである。そこにフランス産の蜂蜜を加えて独特の香りとコクをプラス、さらに北海道産の上質な純生クリームとバターをたっぷり使用することで、香り豊かでしっとりと濃厚なスイートポテトとなる。経験豊かなパティシエの感性が光る名品だ。
この度、25周年を記念してパッケージをフルリニューアル。箱を開けると、以前より食べやすく愛らしいサイズになった五郎ちゃんが並ぶ。一つ一つに笑顔がプリントされており、まるで小さな子どもが微笑みかけてくれているよう。贈る人も贈られる人も温かく幸せな気持ちになれる一品だ。

ラ・パレット

左/新商品「加賀棒茶プリン」は丸八製茶場の加賀棒茶と河北潟のホリ乳業の生乳をたっぷり使用(1個420円)。

SHOP DATA

石川県金沢市小橋町16-1
TEL.076-252-9100
営/9:30~20:00
休/なし
P/あり
http://www.lapalette.jp/

INFORMATION

■GORO CHAN/1個180円、5個入1,100円、10個入2,100円(5個入、10個入は専用箱入)。
■オリジナルフォトデコレーション/お気に入りの写真をそのままケーキに食べられる素材でプリント。詳細はHPを。

[泉野出町]

パリのおかしやさんラ・パンテュール

金沢市が認定した金沢の手みやげ。

ラ・パンテュール

パリ・エ・金澤タルト[6個入3,200円/20℃以下で30日]「パリ・エ・金澤タルト」は「金沢市農産物ブランド協会認証加工品」。

2018年に金沢市泉野出町に移転し1年が過ぎた同店。フランス菓子を学び、フランスで修業を積んだパティシエールの進地さんは日々研鑽している。
フランス菓子と金沢の食文化を融合させ、素材が持つ美味しさを追求した新感覚の味の実現を目指す中で完成した「パリ・エ・金澤タルト」。加賀野菜の「五郎島金時芋」とヨーロッパでよく食べられている「ルバーブ」に着目し考案。スパイスのきいたタルト生地にのせ焼き上げると、ルバーブの酸味とさつまいもの甘味がバランスよく、クセになる味わい。食物繊維が豊富で、健康面にも配慮した逸品となっている。
もう一つ同店を代表する商品に「マカロン」がある。マカロン生地に石川県産の食材を取り入れた製法で、オリジナルの食感を実現。
「加賀蓮根」を使った「金沢雪のあと」や、「加賀味噌」を使った「金沢みそマカロン」などが人気を集めている。

ラ・パンテュール

左/看板が目に留まりやすい外観。右/真心をこめて一つずつ丁寧に作りあげる進地さん。

SHOP DATA

石川県金沢市泉野出町2-22-2
TEL.076-207-9003
営/10:30~18:30
休/火曜、水曜
P/あり
https://lapeinturegaleriecafe.com/

INFORMATION

■パリ・エ・金澤タルト 6個入り3,200円
■アンサンブル・ドゥ・金澤(加賀野菜スイーツの詰合せギフト)4個入り2,100円、6個入り3,200円、12個入り5,500円ほか

[大友]

素焼きチーズタルト専門店フランベ 金沢鞍月店

心も華やぐ14種類の彩り豊かなタルト。

フランベ 金沢鞍月店

焼きチーズタルト[1個230円~(税込)/常温で当日中(24時間)]華やかなチーズタルトに心も弾む。サクサク食感のタルトとふわふわムースの食感の組み合わせはファンが多いのも納得。

富山店もオープンし、ますます人気を博する素焼きチーズタルト専門店。北海道花畑牧場や十勝産の生乳を3カ月以上かけてじっくりと熟成させたラクレットチーズと、選り抜きの特別なクリームチーズを使用した濃厚な味わいが魅力。大きな台形型タルトのサクサク食感とクリーミーなチーズのハーモニーがファンの心を掴んでいる。冷やしたり凍らせたりして食べるのもおすすめで、ワインにもよく合う。人気の「ラクレットチーズブリュレ」や「2重層のチーズ」をはじめ、個性が光る14種類のタルトは贈り物にもぴったり。
季節のランチが人気の2階の和モダンカフェ『ガリガリカフェ+』で提供するカフェ限定コラボタルトも要チェック。名物ドイツ風パンケーキ「ダッチベイビー」や「ティラ升」など、多彩なスイーツとともに至福のひとときを過ごせる。自分へのご褒美はもちろん、ちょっとした集まりや手土産にも喜ばれる、贔屓にしたい一軒だ。

フランベ 金沢鞍月店

左/『ガリガリカフェ+』名物の「ダッチベイビー」800円~。右/富山県射水市の『アル・プラザ小杉店』。

SHOP DATA

【金沢鞍月店】石川県金沢市大友1-94
TEL.076-256-0824
営/11:00~19:00
休/なし ※臨時休業あり
P/あり
【アル・プラザ小杉店】富山県射水市三ケ2602 1階
TEL.080-7170-8471
営/10:00~20:00
休/施設に準ずる
https://www.gari2cafe.com/flambe

INFORMATION

■ラクレットチーズブリュレ300円、2重層のチーズ230円、ベリー&ストロベリー290円、ティラミス300円、生モッツァレラ250円、匠モンブラン380円、他。(全て税込)
■SNSで最新情報発信中。

[白山市]

御菓子司雅風堂(がふうどう)

小豆と和三盆の風味豊かな銘菓。

雅風堂

喜今日(ききょう)[5個入702円、10個入1,566円 他(全て税込)/冷暗所で20日]全国の茶会などでも注文が多いという「喜今日」。

創業は昭和24年。石川県に4店舗を構える『雅風堂』。伝統を重んじつつ、創作菓子にも注力し、日々菓子作りに邁進している。「喜今日」は北海道十勝産小豆「雅」を使った代表銘菓。寒梅粉を加えたこし餡を和三盆で包み、和菓子職人が一つひとつに「喜今日」の文字を型押しし、仕上げてある。小豆を食べることは厄を払い、福を呼ぶと言われるため、縁起菓子としても人気が高い。
「まめ柿」は、能登の美しい柿で柚子風味の餡を包み、自然との触れあいをその姿に託した菓子。
「松の子」は、松の実を和三盆でくるんだ一品で、品格の高さと落ち着いた趣が、茶席などで重宝されている。
「加賀華てまり」は、金沢の伝統工芸・加賀手まりをモチーフにしている。北海道産小豆の粒餡に、細かく刻んだくるみをふんだんに混ぜて、ひと口サイズに丸めて、和三盆をまぶした菓子。熟練の伝統菓子を堪能してほしい。

雅風堂

上左/「まめ柿」。上右/「松の子」。下左/「加賀華てまり」。12個入1,566円。15個入1,944円他(全て税込)。下右/2019年11月に移転オープンした本店外観。

SHOP DATA

石川県白山市徳丸町428(本店)
TEL.076-276-3488
営/10:00~19:00
休/なし
P/7台
https://www.gafudo.co.jp

INFORMATION

■取扱い/本店、八日市店、金沢百番街あんと店、小松空港店
■銘菓まめ柿 1個130円、7個入908円他(全て税込)
■松の子 小箱(1箱)864円、小箱(2箱入)1,842円、小箱(3箱入)2,808円 他(全て税込)

[御影町]

金沢うら田

金沢の雪解けをイメージした優しい菓子。

うら田

愛香菓[8個入り584円(税込)~/製造日より21日間]写真は30個入り化粧箱。箱もレトロ感覚の洋風で、宝石箱を彷彿とさせる仕上げ。「愛香菓」の上品な味わいを伝えている。

口の中でふわっと広がる優しい甘さと香りが人気の「愛香菓」。口に入れた瞬間に広がる奥ゆかしい味わいは、ベテランの菓子職人が金沢の雪解けをイメージして作ったもの。アーモンドとレモン、シナモンの香りが絶妙に溶け合った、甘くて、繊細な風味とその可憐で素朴な姿が魅力となっている。まるで城下町が美しい雪化粧をまとったようで、『うら田』ならではの和洋のエッセンスが一つに溶け合った不思議なたたずまいと言える。手みやげはもちろん、ちょっとした記念日や祝事に使えるだろう。
「余情乳菓どんつくつ」は、金沢の伝統文化と特産品を融合させた土産菓子。伝統芸能のお座敷太鼓で芸妓が奏でる軽快な音色「どんつくつ」をそのまま名称とした。
金沢特産の五郎島金時の芳醇な甘味とミルクのコクが持ち味で、ゆっくりと口で溶け、金沢の思い出が浮かぶ余韻がある。金沢駅、兼六園下などで販売されている。

うら田

左/あいそらしモナカ 八幡さま。右/「余情乳菓どんつくつ」の5個入りセット。手軽なお土産に最適だ。

SHOP DATA

【本社・工場】石川県金沢市御影町21-14
TEL.076-243-1719
営/月~土9:00~18:00、日~17:00
休/1/1、1/2
【泉野店】石川県金沢市泉野町4-8-21
【八日市出町店】石川県金沢市八日市出町826
【金沢駅金沢百番街あんと店】
https://www.urata-k.co.jp/

INFORMATION

■上記のほかに香林坊大和店、金沢エムザ店、石川県観光物産館店を始め、小松空港などで販売。「愛香菓」は、12個入、20個入、30個入、40個入、55個入がある。

[加賀市]

和菓子加賀陣屋(かがじんや)

百万石の気品を形にした和洋折衷の菓子。

加賀陣屋

加賀の殿様[10個入1,296円/常温で30日]金箔を上にあしらい雅な雰囲気を持つ。10個入セットのほかに、15個入、20個入のセットも揃えている。

「加賀の殿様」は、藩主前田家の家紋・剣梅鉢をかたどった、優しい甘さの乳菓饅頭である。『加賀陣屋』の代表的な菓子で、材料は地元を始めとする国産品にこだわり、吟味したものを使用している。味の中心となるミルク餡は独自に調合して作り上げたもの。生地は、厳選したバター、牛乳、生クリームなどをふんだんに用いて作り、この贅沢な生地でミルク餡を柔らかく包み込んで仕上げてある。和洋の素材を巧みに組み合わせた菓子で、贅沢な味わいに仕上げている。上部にさりげなく金箔があしらわれ、個包装のデザインにも金色を用いるなど、贅沢な味わいを感じさせる意匠で、金沢・加賀のおみやげにもふさわしい一品だ。
『加賀陣屋』はオリジナルな菓子を次々と打ち出す意欲的な菓子舗として近年知られるようになり、この「加賀の殿様」の他にも「甘えび煎餅」など人気商品を持つ。旬の素材でつくり上げた多彩な菓子は本店で扱っている。

加賀陣屋

左/「甘えび煎餅」は石川県内の漁港で水揚げされた甘えびと県産こしひかりを材料にした地産の煎餅だ。

SHOP DATA

石川県加賀市河南町ヌ-57
TEL.0120-200-133
営/9:00~18:00
休/火曜
P/10台
https://www.kagajinya.com

INFORMATION

■金沢駅金沢百番街あんと店、小松空港ターミナル売店でも販売。北海道産大納言小豆餡に羽二重餅が入った「福梅」や「新春上生菓子」が正月のおもてなし用として販売されている。

[西念]

烏鶏庵(うけいあん)

自社農場で育てた烏骨鶏の卵を使用した一品。

烏鶏庵

烏骨鶏かすていら[2号(約200g)1,555円(税込)/常温で製造日より30日]「烏骨鶏かすていら」。ふっくらと風味よく仕上げるために良質な卵にこだわる。

金沢市郊外の自社農場で育てられた烏骨鶏。自然そのままの健康な烏骨鶏が産む卵は希少価値が高く、箸でつまんでも割れないくらいしっかりとしている。この烏骨鶏卵を贅沢に使用し、職人が一つひとつ丁寧に焼き上げたのが「烏骨鶏かすていら」だ。上質な卵の味わいを生かすため、砂糖はギリギリまで抑えられ、素材感が生きた濃厚な味わいを実現。卵はたっぷり、甘さ控えめの味わいと、きめ細かでしっとりとした優しい食感は老若男女問わずに喜ばれている。
全国のパン好きからも高い支持を得る「烏骨鶏卵デニッシュパン」もおすすめしたい一品。希少な素材「天来烏骨鶏卵」を惜しげもなく使用。最良の卵を使うことで素材の味が引き出された芳醇な生地が自慢。袋を開けた時に広がる甘い香りは感動ものだ。
帰省土産はもちろんのこと、帰ってくる家族の出迎えにぜひ買い求めたい。

烏鶏庵

左/予約が殺到している「烏骨鶏卵デニッシュパン」(1.5斤)1,620円(火・金限定)(税込)。右/本店。

SHOP DATA

石川県金沢市西念4-22(本店)
TEL.076-223-2266
営/9:30~19:00(一部変更あり)
休/なし(1/1、1/2は除く)
P/あり
https://www.ukokkei.co.jp/

INFORMATION

■本店、泉ヶ丘店、東山店、金沢駅百番街店、めいてつ・エムザ店、香林坊大和店、富山店
※ホームページからも購入可
※デニッシュパン取り扱い/本店、泉ヶ丘店、百番街店、富山店

[兼六町]

金沢・釜炊き大畑の佃煮(おおはたのつくだに)

味わい深い佃煮スイーツのパイオニア。

大畑の佃煮

くるみの飴煮[1缶60g700円/常温で2カ月]リスをイメージさせるイラストが人気の缶。ファミリーパックもある。「くるみのおやつお楽しみ」は、4,000円。

佃煮のイメージを一新した「くるみの飴煮」は、佃煮スイーツの先駆と言える。佃煮は保存を主目的とした日本の伝統食品で、古の知恵が詰まった食べ物だ。金沢にも昔からゴリやクルミなど独自の素材の佃煮があり、栄養価も高く、庶民の食生活を支えてきた。
「くるみの飴煮」はその伝統の製法で炊いたくるみをキャラメリゼして、高い栄養価はそのままに香ばしく仕上げたもの。手にべとつかないので、そのままつまんで口に入れることもでき、珈琲や紅茶、ウイスキーとの相性もよく、おやつや酒肴として楽しみの幅が格段に広がった。しっとり感とさくさく感が絶妙で、自然な甘味が持ち味であり、伝統的製法で作られているのに現代的な雰囲気が、今までにないファン層を広げたようだ。愛らしいパッケージで、メープルシロップ、大野醤油風味、生姜カラメル、黒糖の4種のフレーバーが揃う。健康や美容などにもよいと、好評である。

大畑の佃煮

左/伝統の佃煮とのセットも用意している。右/缶入り4種箱詰は3,000円。2種箱詰めもある。

SHOP DATA

【販売店】石川県金沢市兼六町2-20 石川県観光物産館内
TEL.076-222-5181
営/9:50~17:50(4月~11月の土日祝と8月~10月は8:50~)
休/12月~2月は火曜、年末年始

INFORMATION

■その他の販売店/めいてつ・エムザ黒門小路
■新しくコーヒーフレーバーも登場した。
■本社・工場は石川県金沢市大野町4-リ170-4(TEL.076-268-7711)ネット通販も利用できる。

[京町]

あんの真田(さなだ)

塗って、のせて、混ぜて楽しむ金澤あん。

あんの真田

金澤あんスプレッド能登大納言(つぶあん)[1個120g 670円/製造日より常温で1年]「金澤あんスプレッド」は能登大納言つぶあんのほか、加賀棒茶あん、五郎島金時芋あん、打木赤皮甘栗かぼちゃあんがある。

餡は和菓子の味わいの決め手。『あんの真田』は餡一筋の専門メーカーで、昭和22年創業以来、金沢の和菓子文化継承の一翼を担ってきた。餡の持つ魅力と可能性をもっと気軽に知ってほしいと自社商品を次々に開発し、次第に知られるようになった。
「金澤あんスプレッド」は、餡のみを瓶詰にし、和菓子はもちろん食パンやパフェなどに幅広く使える食材として人気がある。加賀棒茶、五郎島金時、打木赤皮甘栗かぼちゃ、能登大納言と素材にこだわった味わいで、好みに応じて選べる。特に「能登大納言つぶあん」は、希少な珠洲産をさらに厳選し、熟練の職人の技でふっくらと炊き上げたもので、納得のいく味わいや食感を実現するのに2年をかけた逸品だ。どのスプレッドも地産の素材の本来の味わいを活かした控えめの甘さと口溶けの滑らかさ、そして風味をバランスよく調合し、栄養価も高い。金沢の和菓子文化の可能性を知る好適品である。

あんの真田

左/彩りあん団らん(最中セット)4種類の2本好みで選択。2,060円。右/彩りあん詰合せ(3本入り)2,390円。

SHOP DATA

【販売店】石川県金沢市武蔵町15-1 めいてつ・エムザ黒門小路
http://ankofoods.co.jp

INFORMATION

■取り扱い店は上記のほか、新出製パン所。富山県では三井アウトレットパーク内the Made In。本社では販売していないが、大口の場合は対応してくれる。
【本社工場】石川県金沢市京町24-24
TEL.076-252-7823

[袋町]

金澤福うさぎ(ふくうさぎ)

伝統の味わいを愛らしい姿で伝える菓子。

福うさぎ

銘菓福うさぎ[5種詰め合わせ10個入1,404円(税込)/常温で20日間]中に入っている餡のフレーバーが5種類あり、それぞれ薄皮の色合いに違いが表れていて、5種類の味比べをするのも楽しい。

うさぎをかたどった小さな蒸し饅頭「銘菓福うさぎ」。薄皮の色が微妙に異なるのは、その中に包み込まれた餡のフレーバーを表しているからだ。五郎島金時、能登大納言、棒茶、能登産かぼちゃ、石川県産ゆずの5種類で、いずれも地元に古くからある特産の素材。それぞれの味わいが薄皮の色に反映され、個性を主張しているかのようだ。その薄皮は、山芋入りのもっちりとした生地なので、薄くてもなめらかな口あたり。サイズを小さくしてあるのは、同時に何種類かの味わいを楽しんでほしいという作り手の思いからだ。
地元の素材の持ち味や風味がしっかりと伝わるように、餡の甘さはできるだけ控えめにしてある。うさぎを連想させるその姿から優しく愛らしい雰囲気を感じられるので、全国各地からネットショップを通して取り寄せ注文が入るようになった。今では金沢のおみやげとしての地歩を固め、伝統の味わいを新しい姿で楽しむお菓子だ。

福うさぎ

左/うさぎのモチーフで作られた焼きまんじゅう「たままる」も、ミルクや抹茶など4種あり、人気だ。

SHOP DATA

石川県金沢市袋町1-1 かなざわはこまち1階
TEL.076-225-8200
営/10:00~19:00
休/不定休
P/23台(かなざわはこまち地下駐車場)
https://www.fukuusagi.jp

INFORMATION

■5種類の「福うさぎ」のセットもいろいろと揃っている。5種15個詰め合わせ2,052円、5種20個詰め合わせ2,754円。ひゃくまんさんバージョンもある。(全て税込)

[小松市]

加賀 小松・餅・御菓子河田ふたば(こうだふたば)

素材にこだわり抜いた予約必須の豆大福。

河田ふたば

豆大福[1個170円/常温で当日]一度食べると「他のでは物足りなくなる」という豆大福。

初代は京都の名店『出町ふたば』で修業し、のれん分けを許されたのが起こり。店に掲げるのは「餅道」の書。初代の精神を守り、美味しい餅菓子を日々探求する3代目の味を求めて、今では遠方からも多くの人が来店するようになった。自分用に、手みやげに、とたくさんの菓子を買い求めるのは、たしかに「河田ふたばの味」があるからだろう。
やはり名物は「豆大福」。使用するもち米は「幻の米」と言われ、今では生産者が一人しかいない石川県産「しわもち」。一度食べるとしなやかな伸びの良さと弾力に驚きの声があがる。餡は日本百名水の「桜生水」で炊き上げた小豆のこし餡に、十勝産小豆を再び加えて風味を出している。餅と餡には能登の揚げ浜塩を加えることで甘さの中にキレを出す。こだわり抜いた素材のすべての美味しさを引き出して、そして引き締める、という絶妙なバランスが味の決め手となっている。

河田ふたば

上左/加賀産ゴールドキウイが1 個まるごと入った産地大福は今が旬。下左/大福各種や「産地大福」の他、焼き菓子も豊富に揃う。下右/餅にごろっと入るのは北海道産赤えんどう。

SHOP DATA

石川県小松市河田町リ92
TEL.0761-47-2065
営/8:00~19:00、土・日・祝は~18:00
休/水曜、第2・4火曜
P/3台
https://kouda-futaba.com/
※Facebook、Instagramアカウント有

INFORMATION

■冬の「産地大福」は、加賀産キウイ大福420円、小松産とまと大福250円、五郎島金時の大学ポテト大福320円。
■お正月や慶事の祝い餅各種、予約受付可。要問い合わせ。

[金沢駅構内]

五郎島金時農家直営農家屋かわに(のうかやかわに)

農家が畑から丹精込めたスイートポテト。

農家屋かわに

農家屋ぽてと[4個入980円、6個1,400円(全て税込)/常温で14日間]五郎島金時がたっぷり入ったスイートポテトはプレーンと抹茶、りんごチーズ味の3種類。しっとりした食感と優しい甘さが口中に広がる。

加賀野菜のひとつ、五郎島金時芋の生産農家である『かわに』が、その美味しさをひとりでも多くの人に伝えたい、と畑のそばにある自社工場で製造するスイートポテト。五郎島金時は「粉質系」といわれ、「こぼこぼ」した食感が特徴だが、焼き芋専用オーブンで焼き上げるとしっとりして素朴で自然な甘さになり、幅広い世代から愛されている。形は時折不ぞろいで、菓子職人が作るお菓子のような洗練された美しさはないが、それがまた見ていて優しい気持ちになり、大切な人といただきたくなる不思議なお菓子だ。
この1年で金沢駅の店舗やパッケージをリニューアル、さらに東山に五郎島金時スイーツのカフェをオープンするなど、進化がめざましい。ファームトゥテーブル、「畑から食卓へ」をいち早く牽引してきた、石川を代表する農家のひとつである『農家屋かわに』のスイートポテトは「金沢らしい手みやげ」として喜ばれるだろう。

農家屋かわに

左/百番街あんと内の店舗では巨大な芋が出迎えてくれる。右/五郎島金時の鮮やかな赤紫色をイメージ。

SHOP DATA

石川県金沢市木ノ新保町1-1 金沢百番街あんと(直営店)
営/8:30~20:00
休/なし(1/1は休み)
P/提携P利用
ネットショッピング/可
TEL.0120-143493(9:00~17:00)
FAX注文/可(FAX.076-255-2219)
受付/月~金
http://kawa2.net/

INFORMATION

■五郎島金時スイーツ『農家屋カフェ』
石川県金沢市観音町1-4-6
TEL.076-251-1828
営/10:00~17:00
休/水曜
焼き芋ソフトクリーム480円、焼き芋シフォンケーキ550円、焼き芋ドリンク500円、他

[白山市]

ハーブ専門店加賀三賀(かがさんが)

華やかなハーブティーで至福のひととき。

加賀三賀

オリジナルハーブブレンドティー缶[1缶2,000円~/開封後60日以内]左から「Grace garden(優美の園)」「CRAZY THANKS(超絶感謝)」各2,000円。心をくすぐるネーミングとパッケージも魅力。

ハーブの楽しみを広げてくれる評判のハーブ専門店。ハーブ初心者でも親しみやすいようにと、フルーツをブレンドして飲みやすく仕上げた、13種類の風味豊かなオリジナルハーブティーが人気。希少な石川県産無農薬ハーブを使い、フリーズドライ製法で仕上げた珍しい品もあり、ギフトにもぴったり。香料や着色料、保存料は使わず、鮮やかな色合い、香り、味わい全てが天然のもの。老若男女が安心して楽しめるのもファンに支持されている理由の一つだ。
自分へのご褒美や、ちょっとした集まりでのもてなしにはもちろん、大切な人への贈り物にもおすすめ。ユニークなネーミングと可愛いパッケージ、華やかな色合いに心も弾むはず。美容やリラックス効果などハーブの効能なども、ニーズに合わせて分かりやすく説明してくれるのも嬉しい。店頭では、毎朝抽出仕立てのハーブティーで作る、とっておきのハーブタピオカドリンクも満喫できる。

加賀三賀

左/華やかで心も弾む色合い。右/バラを使ったものなど、話題のタピオカドリンクは600円~(税込)

SHOP DATA

石川県白山市相木1-3-11 ノールラガール相木C
TEL.076-274-1117
営/11:00~18:00
休/水曜
席/12席
P/4台
https://www.instagram.com/kagasanga/

INFORMATION

■最高級加賀ハーブティー缶2種各2,300円、オリジナルハーブブレンドティー缶11種各2,000円~。
■ハーブティー1杯420円、タピオカドリンク各種600円~、ハーブソーダ2種各680円、他。(全て税込)

[野々市市]

たい焼き工房土九(つちく)

北海道産小豆がきらめく極上餡が決め手。

土九

金沢たいやき[1個150円/常温で当日中]国家資格「一級和菓子製造技能士」を持つ土本さんが手掛けるたい焼き。羽根付きで頭から尻尾まであんこがたっぷり。

今や金沢一との呼び声も聞こえるたい焼きの専門店『土九』。野々市の郊外にありながら、朝から行列が並ぶ様子は街の日常風景となった。毎日早朝から店に入る店主の土本さんの仕事は寸胴にいっぱいの小豆を炊き上げることから始まる。金沢の有名和菓子店をはじめ、20年以上の和菓子職人としての経験で得たのは「あんこの世界の奥深さ」。その魅力をもっと多くの人と共有したいとたい焼き屋を開業するに至った。小豆は最高級の北海道十勝産エリモ小豆を使用。できたてのあんこを楽しんでほしいから、一切作り置きはしない。皮にもこだわる。ひと口食べてあんこのとろけるようななめらかさが感じられるようなふわもち食感を試行錯誤の上に開発。大野醤油と奥能登天然塩を仕込み、小豆の上質な風味を引き立たせている。
大福や最中などそれぞれに専用のあんこを使った和菓子の他、わらび餅や赤飯もすべて自家製で、常連が付く人気ぶりだ。

土九

左/北海道産小豆を毎朝炊き上げる。右/使い慣れた焼き型で手掛けるたい焼きは全国にファンがいる。

SHOP DATA

石川県野々市市三納2-178
TEL.076-294-5053
営/10:00~ ※なくなり次第終了、事前予約で出来立てをご用意
休/火曜
P/6台
http://tsuchiku.com

INFORMATION

■たい焼き/カスタードクリーム170円、抹茶クリーム170円、季節のたい焼き200円
■冷凍たい焼き(つぶあん)10個1,800円。送料別途。
■小松店/石川県小松市白江町ト4-1
TEL.0761-22-1980
休/水曜

[畝田東]

和菓子処中越(なかごし)

ころころ可愛い「フルーツ大福」。

中越

丸ごとみかん大福[4個入り1,320円(税込)/解凍後2日]みかんひとつを丸ごと羽二重餅でくるんだ「丸ごとみかん大福」。店頭であれば1個(330円、税込)から買い求めることができる。

TVや全国雑誌で話題の名物「丸ごとみかん大福」、五郎島金時を使った「黄金金時」などが人気の和菓子店。同店の大ヒット商品「丸ごとみかん大福」は、みかんを丸ごと羽二重餅と白あんで丁寧に包んだ大福餅。果肉のジューシー感とあっさりした白餡とのコンビが絶品。
この「丸ごとみかん大福」を代表とするフルーツ大福シリーズに、「ごろごろりんご大福」、「ふんわりブルーベリー大福」の2つの新商品が登場。能登産のりんごの果肉がたっぷり入った「ごろごろりんご大福」は、程よい酸味が口いっぱい広がり、他にはない食感が楽しめる。能登で育ったブルーベリーを贅沢に使用した「ふんわりブルーベリー大福」は、フレッシュな果肉の味が羽二重餅と餡と相まって、一度食べたら癖になる味。
同店の商品は、本店の他、金沢駅構内の百番街あんと店、そのほか、オンラインショップで買い求めることができる。

中越

左/能登産ブルーベリーを使った「ふんわりブルーベリー大福」10個入り1,800円(税込)。右/「中越本店」。

SHOP DATA

石川県金沢市畝田東2-218
TEL.076-267-1893
営/10:00~17:00
休/水曜
【百番街店】石川県金沢市木ノ新保1-1 金沢百番街あんと内
TEL.076-260-3770
営/8:30~20:00
https://nakagoshi.shop

INFORMATION

■ごろごろりんご大福10個入2,100円(税込)、アソートセット(みかん大福4個、りんご大福3個、ブルーベリー大福2個入)2,550円(税込)、黄金金時5個入700円(税込)・10個入1,400円(税込)

[金沢駅構内]

多聞堂(たもんどう)

甘えびの風味を封じ込めた高級せんべい。

多聞堂

甘えびせんべいえび恋し[26枚入800円/常温で120日]北陸の食材を巧みに組み合わせ、金沢らしさも加味した。

『多聞堂』は高級かきやまの専門店。かつては犀川大橋たもとにあったが、今では金沢駅金沢百番街に店を構える。かきやまは、煎餅やあられなど米菓を意味する方言で、金沢から富山県西部で今も使われている。「甘えびせんべいえび恋し」は、金沢港で水揚げされた甘えびを素材に、厳選されたうるち米でパリっと焼き上げた煎餅。甘えびの風味を封じ込め、あっさりとしたサラダ味に仕上げたものだ。一口噛めば、甘えびの豊潤な風味と香ばしさが口いっぱいに広がる。同店の独自で巧みな製法で、味覚を封じ込めているからだ。
米は、米どころ越中富山の上質なうるち米100%。惜しげもなくふんだんに使った高級煎餅で、加賀金沢と富山砺波の優れた食材を掛け合わせた北陸ならではの煎餅と言える。そのため、パッケージデザインに前田家家紋の剣梅鉢を採用していて、きらびやかな印象を与える。北陸のお茶と相性がよいと、好評だ。

多聞堂

上左/存在感のある箱は進物としてもおすすめ。下左/手軽に分けやすい18枚入りの内装袋もある。金沢金箔をイメージした。下右/あんと店の全景。

SHOP DATA

石川県金沢市木ノ新保1-1 JR金沢駅金沢百番街あんと内
TEL.076-260-3755
営/8:30~20:00
休/なし(1/1は休み)
P/100台
https://www.hinodeya-seika.com/brand/tamondou

INFORMATION

■「歌づくし18g×5袋」550円、「歌づくし18g×8袋」1,000円、「歌づくし18g×18袋」2,000円、「しろえび紀行2枚×11袋」500円、「しろえび紀行2枚×18袋」1,000円など各種。

[森戸]

箔一(はくいち)

華やかに金箔が舞う、ハレの日の一本。

箔一

金箔入り清酒金華[金華清酒1,800円]金箔が美しく舞う清酒。箔工芸品の酒器と合わせれば食卓はより華やかに。

金沢が全国に誇る金箔文化。金箔は古くから食用として用いられ、縁起物として重宝されてきた。かつては、料亭での慶事の席など特別な機会に用いられることが多く、限られた場でしか触れることはできなかった。そうした歴史や伝統をふまえ、現代的なライフスタイルにあわせて、より気軽で多彩なシーンで食用箔を利用できるよう進化させたのが『箔一』だ。中でも、「金華」は人気商品の一つ。酒造りの文化と箔文化という地元が誇る二つの文化が融合。透き通った地酒にきらめく金箔が美しく舞う。優美で煌びやかなその風情は、食卓を一挙に華やかな雰囲気に変えてくれる。ハレの日にふさわしい「祝い酒」ともいうべき一本だ。正月の食卓のほか、家族の喜びの席にもおすすめ。企業や団体のアニバーサリーの際などに、乾杯の酒として使うのも一興だ。特に年末年始には、金沢らしいギフトとして、金箔工芸品と詰め合わせになったセットが人気だ。

箔一

上左/ギフトにも人気のセットは10,000円。下左/金のカップと食用箔のセットはティータイムを華やかに演出。下右/写真のセットにて10,000円。

SHOP DATA

石川県金沢市森戸2-1-1
TEL.076-240-8911
営/9:00~18:00
休/なし(1/1は休み)
P/あり
https://hakuichi.jp/

INFORMATION

■本店箔巧館、アトリオ店、金沢百番街店、東山店、めいてつ・エムザ店、兼六園店にて取扱い。箔一オンラインショップからの購入も可。

[金沢駅構内]

芝寿し(しばずし)

金沢市民に愛される笹寿しのプレミアム品。

芝寿し

金沢笹寿しプレミアム[5個入り1,080円(税込)/常温で2日間]金沢笹寿しプレミアム5個入り。(写真左より)能登牛しぐれ、国産穴子、国産真鯛、天然紅鮭、炙り鰤の笹寿しがセットに。

金沢市民に愛され続ける『芝寿し』の名物は金沢の伝統的な「押し寿し」を今に伝える「笹寿し」だ。自慢のシャリは石川県産品種米「ひゃくまん穀」をブレンドした国産米を炊き上げ、白山の伏流水で醸した専用酢で仕上げられている。その味は金沢市民に親しまれ、食卓で楽しむだけでなく、手みやげとしても定着し、愛されている逸品だ。
その「笹寿し」をさらに磨き上げ、米、素材にこだわり、ふんわりとした食感を追求したのが、「金沢笹寿しプレミアム」だ。この美味しさを追求した笹寿しは2019年の春のリニューアル以来、地元客はもちろん、観光客にも幅広く人気を集め、話題となっている。種類は、炙り鰤、穴子、牛しぐれ、真鯛、紅鮭の5種類で、まさにプレミアムと呼ぶに相応しい美味しさとなっている。なお、定番の笹寿しは鮭、鯛、鯖の常時3種類があり、その他にも郷土料理を盛り込んだ弁当や季節にちなんだこだわりの限定商品も人気がある。

芝寿し

左/金沢駅構内の金沢百番街店。右/一番人気の5個入りのセットは高級感のあるパッケージ入り。

SHOP DATA

石川県金沢市木ノ新保町1-1 金沢百番街あんと内(金沢百番街店)
TEL.076-261-4844
営/8:30~20:00
休/なし(1/1は休み)
https://shibazushi.jp/

INFORMATION

■金沢笹寿しプレミアム5個入り(炙り鰤、穴子、牛しぐれ、真鯛、紅鮭)1,080円、笹寿し10個入り(紅鮭5、小鯛5)1,134円、三味笹寿し10個入り(紅鮭3、小鯛3、鯖4)1,177円。

[西金沢]

鰤のたたき本舗逸味 潮屋(いつみうしおや)

鰤の旨味と脂を手炙りで、丁寧に凝縮。

逸味 潮屋

天然能登寒ぶりのたたき[100gあたり1,500円/冷凍で60日]「天然能登寒ぶりのたたき」は1個150~300g。

ぶりの美味しさに着目し、その美味しさを伝えるために、早くから商品開発を行い、全国に先駆けて商品化に取り組んできた同店。
「鰤のたたき」は「たたきシリーズ」の中でも不動の人気を誇る。
平成25年に石川ブランドの認定を受けた「天然ぶりのたたき」は、12月から2月の厳寒の能登の海でコロコロに育った、10キロ以上で身が締まり脂がしっかりのったプレミアムな「能登寒ぶり」のみを使用する。ブロック状に捌いた後、能登の揚げ浜塩で塩たたきして水分や臭みを除き、コンベアなどを使わず、職人の目と手で一つずつ炙り、焼き目を均等につけて仕上げ、旨みを凝縮。表面は香ばしい焼味、中はとろけるような旨味。また魚介類の急速冷凍には3Dフリーザーを使用。解凍時のドリップを極限まで抑えることに成功した。スライスして、わさび醤油などにつけて食べれば、表面の焼きの香ばしさと中の脂、旨味が絡み合う極上の品である。

逸味 潮屋

上左/「鰤のたたき」。上右/「能登ふぐのたたき」。下左/本店外観。下右/人気の「たたきシリーズ」はスライスしてそのまま食べたり、刺身や丼で。

SHOP DATA

石川県金沢市西金沢2-168-1(本店)
TEL.076-240-7577
営/9:00~17:30
休/日曜、祝日
P/あり
取り扱い/百番街店、近江町いちば店、ひがし茶屋街店、オンラインストア
https://ushioya.com

INFORMATION

■天然能登寒ぶりのたたき 100gあたり1,500円(12~2月の販売)
■鰤のたたき、サーモンのたたき 100gあたり900円
■能登ふぐのたたき 100gあたり1,000円 ※冷凍便

[白山市]

加賀・能登の美味さかな錢福屋(ぜにふくや)

能登牛の肉を使った、こだわりの逸品。

錢福屋

能登牛まん[1個334円/冷凍で60日]クセになる味と好評を得ている「能登牛まん」。

1977年の創業以来、変わらない「古き良き味を今に伝える」の考えのもと、加賀・能登の海の幸を様々なかたちで楽しませてくれる『錢福屋』。
数ある商品の中で、最近注目を集めているのが、2019年に商品化された「能登牛まん」である。甘糀を練りこんだ生地を使用し、能登牛の肉を詰め込んで、旨味を凝縮した。また「剣崎なんばの辛(か)レーまん」は、白山発酵食ブランド商品に認定された「剣崎なんば」の辛みをきかせ、「金沢カレー」を詰め込んだカレー味のまんじゅうである。
そのほか、脂がのった大ぶりな鯖を酢で軽く締めた後に、甘糀に漬け込んで、刺身感覚で味わえる「福さば(〆鯖のこうじ漬け)」や、アトランティックサーモンを塩と醸造酢で軽く締め、塩レモン糀で漬け込み、あっさりとした味の「〆サーモン塩レモン糀漬け」、「金沢カレーいかまんま」なども人気を集めている。

錢福屋

上左/「福さば」は1枚600円(冷凍で60日)。上右/「大根寿し」。下左/「剣崎なんばの辛(か)レーまん」。賞味期限は冷凍で60日。下右/本店の店内。

SHOP DATA

石川県白山市倉部200
TEL.076-275-5931
営/8:45~17:45
休/日曜
P/5台
http://zenifukuya.com/

INFORMATION

■能登牛まん 1個334円、剣崎なんばの辛(か)レーまん1個260円
■金沢カレーいかまんま 1個800円、3個入2,700円
■〆サーモン塩レモン糀漬け 1袋600円
■大根寿し 100g300円 ※全国発送可能

[上近江町]

金沢手押し棒鮨舟樂(しゅうらく)

魚に精通した職人の技が生み出す押し鮨。

舟樂

金沢手押し棒鮨[1本1,600円~/賞味期限1日]包装は素朴な竹皮を使用。『舟樂』のプライドがうかがえる。開ければ、棒鮨の醍醐味が伝わる。

近江町市場は日本海全域から魚が集まる所。その真ん中で『舟樂』は店を構え、厨房で職人が一本一本丁寧に棒鮨を手作りしている。魚それぞれの旬や持ち味を最大限に引き出すために、仕込みの手間暇は惜しまない。
例えば、定番として人気の鯖棒鮨は、振り塩をして2時間置き、30分水洗いをして、一晩寝かせ、翌日20分ほど酢に漬けて、また一晩寝かせたものだ。様々な魚の特質に精通した職人の熟年の勘や手仕事の塩梅が棒鮨の最高の味わいを生み出している。飯はすべて手でこねて押し型に詰め、手で押すので、出来立てを食べると握り鮨の食感がある。『舟樂』は近江町市場で創業300年の『ヤマカ水産』を母体とし、魚一筋の生業と知見から生まれた食べ物で、「魚が旨い」と書く「鮨」の文字にこだわって、この名を付けた。買って、半日から一日置くと、押し鮨本来の味わいが楽しめる。贈った人にも贈られた人にも喜ばれる金沢の味だ。

舟樂

左/定番として人気の鯖。近年大人気ののどぐろ。右/近江町市場内にある、風格漂う町家造りの本店。

SHOP DATA

■本店
石川県金沢市上近江町24-1
TEL.076-232-8411
営/9:00~17:00
休/日曜、祝日、年始
■近江町いちば館店
石川県金沢市青草町88近江町いちば館1階
TEL.076-232-1867
営/9:00~17:00
休/日曜、祝日
http://www.bouzushi.com

INFORMATION

■ホームページではオンラインショッピングで購入できる。また、石川県観光物産館、金沢駅金沢百番街あんと内、小松空港ターミナル内でも販売している。

[米泉]

味百珍かさい

のどぐろの旨味に生姜のぴり辛がマッチ。

味百珍かさい

のどぐろ生姜しぐれ煮[1個648円/常温で150日]のどぐろは高級魚として知られるが、ふりかけで楽しめるのは庶民的だとして人気が出た。ごはんのお供にぴったりだ。

漁獲高が少なく、その希少価値で高級魚とされていたのどぐろは、脂の旨味が評価され、人気が急上昇。そののどぐろを贅沢に使って、甘辛く味付けをしてそぼろ仕立てにし、のどぐろ特有の濃厚な脂の旨味を閉じ込めたのが、『味百珍かさい』の「のどぐろ生姜しぐれ煮」だ。ぴりっと効いた生姜の辛味との組み合わせが好評だ。
同店は、加賀・能登に昔からあった食材や加工方法を現代に活かし、多彩な食品を世に送り出していて、「あげ丸天」の本舗としても知られている。具は、季節限定の加賀蓮根、五郎島金時などの加賀野菜や、貝柱、海老、いかの他、お得意の魚介などで、彩り豊かな地元の食材を用いて手作りした独特の味わい。酒肴として、あるいは家庭の彩りとしても喜ばれている。また、同店の定番である海鮮の昆布〆にも注目。小鯛、甘海老、鱈などを昔ながらの製法で仕上げ、今では贅沢なお土産として人気が高い。

味百珍かさい

左/あげ丸天は、酒肴としてもおすすめで、味わいの種類も多彩。右/米泉にある本店の外観。

SHOP DATA

■本店
石川県金沢市米泉8-8
TEL.076-247-2262
営/9:00~18:00、祝~17:00
休/日曜
P/7台
■近江町市場店
近江町市場中通り
TEL.076-299-5895
https://www.kasaifoods.co.jp/

INFORMATION

■のどぐろ生姜しぐれ煮は648円。小鯛昆布〆は1,080円、鱈昆布〆は1,080円、甘海老昆布〆1,296円、あげ丸天詰め合わせ2,140円から。他の商品の詰め合わせも多彩にそろっている。(全て税込)

[金沢駅構内]

金澤北珍 肴の匠(かなざわほくちんこうのしょう)

全国の漁師が絶賛する最高級品。

金澤北珍 肴の匠

輪島産鮮魚干しのどぐろ[1枚3,672円~(税込)※サイズによって異なる/冷凍で60日間、解凍後冷蔵5日]水揚げ後にすみやかに加工し、冷凍。いつでも最高の状態の味を楽しめる。

高級魚として誉高いのどぐろの中でも、全国品質ナンバーワンとの呼び声が高い輪島産を使った『肴の匠』ダントツ人気の「輪島産鮮魚干しのどぐろ」。
日本海側随一の良漁場として知られる舳倉海域で揚がった「のどぐろ」は、寿司店や割烹に競り落とされるものと同ランクの最高級品を厳選し、即氷詰めにして工場へ。熟練の手さばきで加工し、冷風で干し上げることで余分な水分を飛ばし、旨味をギュッと凝縮させる。日本三大魚醤油の能登「いしり」で味つけした潮の香り豊かな一夜干しは、のどぐろ本来の上質な脂の旨味とジューシーでホクホクとした食感が存分に味わえる。
その高い完成度で、第27回全国水産加工品総合品質審査会(2016年)「水産庁長官賞」を受賞。ベテラン漁師も唸る本物の味わいは、まさに「白身魚の王様」という称号にふさわしい。金沢ならではの味覚として、大切な人に喜ばれること請け合いだ。

金澤北珍 肴の匠

右/中サイズは4,320円。特大サイズは時価。一夜干しシリーズは鯵や鯖などとのセットもある。(全て税込)

SHOP DATA

石川県金沢市木ノ新保町1-1 金沢百番街あんと
TEL.076-260-3738
営/8:30~20:00
休/なし(1/1は休み)
P/金沢駅近隣駐車場
http://www.hokuchin.co.jp

INFORMATION

■鰤のたたき、ふぐの子糠漬など有り
■Twitter、Instagram #ホクチン、Facebook
■ネット通販あり

[武蔵町]

金沢こんかこんか

まろやかな旨みがたまらないさばのぬか漬け。

金沢こんかこんか

金沢こんかこんか(さば)[半身1枚1,200円/冷蔵でおよそ半年]塩分を控えめにした、まろやかな味わい。凝縮されたさばの旨味と、発酵による豊かな風味が何物にも代えがたい逸品。

塩分を抑え、熟成されたさばの旨味を存分に楽しめる、手作りのぬか漬け(こんか漬け)。発酵によって生まれる豊潤な風味、特製の糠床が作り出すまろやかな味わいが組み合わさった、極上の逸品だ。これは、創業者の池田さんが、知り合いのおばあちゃんが作ったこんか漬けの美味しさに感動し、その糠床を受け継いで作り上げたもの。国産の新鮮なさばにこだわり、捌いたらすぐに漬け込む。糠床は、煎り糠に大野醤油や本味醂等を混ぜたオリジナル。半年から一年間漬け込み、美しいべっ甲色になったら食べ頃だ。
薄く切って、そのまま日本酒やワインのつまみとしても、また、ご飯のお供としても最高だ。アンチョビのように、パスタやピザのトッピングに使っても、相性抜群。公式インスタグラムでは、様々な料理のアイデアがアップされているので、ぜひ参考にしてほしい。美味しくて身体にも良い発酵食を、日常的な食生活の中で楽しんでみては。

金沢こんかこんか

左/専用ホームページのほか、「めいてつ・エムザ黒門小路」などで販売。右/お茶漬けも極上の一碗に。

SHOP DATA

【販売店】石川県金沢市武蔵町15-1めいてつ・エムザ 黒門小路 地酒海産物売場
TEL.076-260-2460(直通)
営/10:00~19:30
休/不定休
P/あり
https://www.konkakonka.com/

INFORMATION

■半身(さば)1,200円、スライス(さば)1,200円、スライス小(さば)640円

[兼六町]

加賀守岡屋(かがもりおかや)

色々な地産の味覚を詰め込んだいなり。

加賀守岡屋

焼いなり[8個入り3,600円/冷凍で180日]中身は、鶏ごぼう、ちらし、ホタテ、金時いも赤飯、五穀米の5種。焼き立ての味覚を保存する特殊冷凍技術で全国へ発送。

「焼いなり」とは、こんがり、パリっと手焼きで仕上げた油揚げに、地産の具材の寿司飯をつめたもの。皮は、白山麓に昔から伝わる堅豆腐の老舗『山下ミツ商店』の特製油揚げに、丸大醤油をベースに鰹やみりんで調合したダシをしみ込ませたオリジナル。寿司飯の具材はすべて国産食材で、赤飯、ちらし、鶏ごぼう、など5種類があり、すべてが手作りで、姿も微妙に異なり、また、色々な味わいを楽しめると人気である。しっかりと焼き上がった油揚げの食感と香ばしさが魅力で、噛みしめるとダシの旨味が口の中に溢れ、具材の味わいと相まって、多様な味わいとなり、しかも腹持ちもよい。発売当初、羽田空港の「空弁」として人気に火が付いた。数年前にキー局のグルメ番組で取り上げられ、それ以来、このユニークな姿と独特の味わいが全国に広がり、いまや全国にリピーターが増え、注文が各地から来るまでになった。

加賀守岡屋

左/一つひとつ丁寧な手作りで、焼き立ての味わいを楽しめる。右/兼六園そばの店では実演も時々見られる。

SHOP DATA

石川県金沢市兼六町2-3
TEL.076-254-0160
営/9:00~17:00
休/第2、第4木曜
P/なし
https://www.moriokaya.co.jp/

INFORMATION

■10個入り、4,200円の詰め合わせもあり、5種類の具を楽しむことができる。お土産、自家用など、ネットからの注文も増えており、簡単な操作で利用ができる。

※掲載されている情報は、2019年12月以前に取材した内容です。時間の経過により実際と異なる場合があります。

おすすめ情報

能登日和

能登日和 ≫

お仕事日和

お仕事日和 ≫
掲載記事・写真・図表等の無断転載を禁止します。また一部の画像は石川県及び金沢市提供の写真を使用しています。
(C) 2024 金沢の観光やグルメ 金沢日和 kanazawabiyori