歯科医師と歯科衛生士も認める 「クラプロックス」の歯ブラシ|なぎさ歯科クリニック
6月4日は「むし歯予防デー」。6月4日~10日は「歯と口の健康週間」です。そこで今回は、全国の歯科医院でも販売されているスイスのプレミアムオーラルケアブランド「クラプロックス」の製品について歯科医師や歯科衛生士の方々にお話をうかがいました。
第1回 「幅広い口腔状態」に適した歯ブラシ
【編集者】 クラデン社の日本法人が設立されて以来、より認知度が高まっているようですが、「クラプロックス」の歯ブラシとの出会いや評価について教えてください。
【船登理事長】 チューリッヒのDrグルンダー(元ヨーロッパ審美歯科学会会長)のオフィスを訪ねた際に「これ、いいんだよ」と紹介されたこともあり、実は日本に入ってくる前から「クラプロックス」のことは知っていたのですが、実際に使ってみてプラーク(歯垢)除去率の高さには驚かされました。当院の診療ユニットで展示紹介もしている「CSスマート」は、小さめヘッドで極細のブラシ毛が7600本植毛されていますが、一般的なナイロン毛の歯ブラシの10倍近くの繊維が高密度で植毛されているのですから納得できます。
【作宮歯科衛生士】とにかく歯面がツルツルになりプラークの除去効果が高いことが実感できます。痛くないですし歯肉にやさしく歯を摩耗させることもありません。私と「クラプロックス」との出会いは、船登理事長がファウンダーを務める「5-D Japan」のDHコースで、メイン講師を務める歯科衛生士の貴島佐和子さんから紹介いただいたのが最初でした。歯ブラシをはじめとした衛生用品には、非常にたくさんの種類がありますが、歯科医師や歯科衛生士が世の中の全ての製品を試せるわけではありません。より良い製品情報を患者様にフィードバックしていくことも私たちの役割の一つです。進歩する歯科医療を最前線でリードする先生方を支えていくためには、我々歯科衛生士チームも技術はもちろん、情報も常にアップデートしていくことが欠かせません。
【編集者】 やはり世界75カ国で愛される「歯ブラシ」には、プロも納得の凄さがあるのですね。一般消費者としてはやや高めな価格が気になるところですが。
【船登理事長】 価格は一般的な歯ブラシの3倍ぐらいするのかな? 少し高めですが歯ブラシ専用毛として開発された「クーレンⓇ繊維」は、極細でもコシがあって非常に耐久性も高いと感じますね。一般的なナイロン毛の歯ブラシを1カ月に1本交換することを思えば、コストパフォーマンス的には同等かそれ以上。3カ月交換が推奨されているようですが、感覚的にはそれ以上の耐久性があるように思います。
【編集者】 他の歯ブラシと比較して優れている点についても教えて下さい。
【作宮歯科衛生士】当院では、歯肉移植術やインプラント治療など、様々な外科的処置も行っていますが、患者様のご自宅でのケアは、口腔内の状態にあわせて段階的に使用する歯ブラシを変えていく必要があるのですが、「クラプロックス」の歯ブラシは歯肉にやさしく歯茎を退縮させることがないため、炎症状態の歯茎から症状が改善した後まで1本でカバーできます。その点でも価値を感じて下さる患者様は多いように思います。
【編集者】 「クラプロックス」を使用されている患者様が得られている効果について教えて下さい。
【船登理事長】 忙しくてブラッシングの時間があまりとれていなかった方で、ナイロンブラシから「クラプロックス」の歯ブラシに変えたあと、見違えるほどプラークコントロールが安定した例がありました。患者様自身も口腔内の変化を実感してもらえているようです。他にも、歯肉からの出血が落ち着き、歯肉炎が改善された方もいました。ソフトな使用感なので、歯肉が薄い方やセンシティブな方や、歯肉退縮が心配な方にも安心して使っていただけているみたいです。
【編集者】リピート購入されている患者様の反応などを教えていただけますか。
【作宮歯科衛生士】とにかく皆さん口を揃えて歯がツルツルして気持ちいいとおっしゃいます。12種類のホルダーカラーと6種類のブラシカラーがあり、合計72種類のカラーバリエーションがあるようですが、とにかく見た目も可愛いので、特に女性の患者様に人気です。毎回、決まった色を指定され購入される方もいます。先日などは、メンテナンスに来られた際に10本まとめて購入されていった方がいました。ご自身用以外にも、ご家族や友人にプレゼントされても、喜んでいただけそうですよね。
【編集者】
同じブラッシングでも、歯ブラシを変えるだけで仕上がりが改善するとセルフケアにも意欲的になれそうです。歯ブラシ選びは重要ですね。
【船登理事長】歯周治療でも、根管治療でも、矯正治療でも、歯科医師というのは問題のある歯を治療することはできますが、歯を健康な状態で維持していくためには患者様自身による「セルフケア」が欠かせません。口腔環境や磨く力によって歯科衛生士が提案する歯ブラシは変わりますし、より効果的なブラッシング技術についても指導しますが、実践するのは本人です。歯磨きの時間を1回5分とすれば1日15分、1カ月で約7時間、4カ月だと28時間です。歯科衛生士によるメンテナンスは、いくらプロによるものだとしても1回約1時間です。毎日の積み重ねがいかに重要かがわかります。一人でも多くの人が歯と口の健康のために、自分に合う歯ブラシをみつけて意欲的に「セルフケア」に取り組んで欲しいですね。「クラプロックス」の歯ブラシは、非常に幅広い口腔環境で、その実力を発揮してくれると思います。
※掲載されている情報は、2023年6月以前に取材した内容です。時間の経過により実際と異なる場合があります。