J.S.バッハと能舞のコラボレーション
2015年3月24日(火) | テーマ/北陸のイベント
今年も金沢市内で開催される「ラ・フォル・ジュルネ金沢」。
クラシック演奏が街のあらゆるところで聴けるお祭りで、街全体が音楽に染まります。
本家がフランス北西部の港町ナント。もう20年以上の歴史があるイベントです。
金沢では毎年ゴールデン・ウイークに開催されるために大型連休の風物詩として定着しているようで、個人的にもワクワクして楽しい時期です。
さて今年のテーマは「パシオン・バロック」。
人が普通に持っている情熱、愛、嫉妬といった感情をテーマに古今東西のクラシック音楽を編集しようという試みが新しいです。しかも世界の一流演奏家による演奏が聴けるのですから、聞き逃すわけにはいきません。
また、この音楽祭ならではの催しがあります。それは、クラシックと能のコラボレーションです。
能といえば「能面」。無表情の人をあらわすのに使われる言葉です。
そして人の感情を表現するクラシック、この2つの芸術がどんな世界を作り上げるのでしょうか。
実は昨年、能の演奏を鑑賞する機会があったことも興味をそそられる一因になっています。
自分には興味がないように思っていた能の世界ですが、どういうわけか心がゆさぶられた経験をしました。
能舞の独特なゆっくりとした動きは、心の動きを表現するそうです。
今年は最初にこの演奏のチケットを予約することにしました。
私の場合はほかにも、「オルガンが聞きたい!」「カルロス・メナの歌が聞きたい!」といった、思いつきのような「感情(気分?)」で予約をしようと思っています。
皆さんもご自分の「感情」のまま、聴きたい演目を探してみられたらいかがでしょう。
思いがけずに新しい発見があるかも知れません。
(写真は主催者様からお借りした過去の演奏です)
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