のと鉄道が元気です
2015年12月1日(火) | テーマ/エトセトラ
「のと鉄道」は現在、七尾駅から和倉温泉駅を経由して、穴水駅まで続く石川県のローカル線です。
今年のGWより、新しい観光列車「のと里山里海号」がお目見えしました。先日、ようやく乗車する機会があって「のと里山里海号」の全席指定「ゆったりコース」に乗車してきました。
車内に輪島塗、珠洲焼、田鶴浜建具といった能登の美しい工芸品を展示してあって、それを眺めるだけでも楽しくなってきます。観光列車というだけあって、見どころのスポットに到着すると、駅ではない場所であっても、線路上に列車を停止させてそのスポットの解説をしてくれたり、写真撮影をさせてくれたりします。トンネル内のライトアップを車内から綺麗に見てもらうために、車内を暗くしてライトアップトンネルを見せてくれるなど、企画の一つ一つに「乗車した人に楽しんでもらいたい」という気持ちが伝わってきます。乗務員の人の笑顔も素敵で、電車の旅で能登ならではの「ぬくもり」や「懐かしさ」を感じることができました。70分の旅もあっという間にすぎてしまいます。
その見どころは・・・。ぜひ、乗車して確かめて下さい。
写真集『のと鉄道』発売
そして、この「のと鉄道」に新たなニュースです。
今年10月に金沢市出身の写真家・湯浅 啓(ゆあさ・あきら)さんが、この「のと鉄道」の写真集『のと鉄道』を発表されました。(2,484円。『うつのみや』『あうん堂』、他石川県内の書店等で販売。販売先詳細はhttps://www.facebook.com/nototetsu/)
上の写真は、「のと鉄道」と朝陽の海岸線がとても美しいですが、この写真集に収録されています。
実は「のと鉄道」を題材に写真集を出すのは3冊目という湯浅さん。以前の2冊の写真集は、廃線(穴水〜蛸島間)となってしまった路線がテーマでした。今回は、今乗ることができる「のと鉄道」をテーマにされています。
湯浅さんは「昔ながらの素朴な風景を走るのと鉄道は、能登の人や風土、そして海辺のローカル線の魅力を味わうことができる素敵な鉄道です」と教えてくれました。まさに、その情景が写真から伝わってくるようです。
石川県の海といえば、日本海の荒波というイメージが強いですが、のと鉄道の路線は「内浦」と言われる一年を通して穏やかな海沿いを走ります。実は、金沢に住んでいると、珠洲や輪島に車で移動するときには、「のと里山海道」(現在は無料化)の道路を使う人が多くて、のと鉄道の終点「穴水」方面に車で行くとしても、「のと鉄道」が走る、内浦の海岸沿いを通る機会は少ないのです。
そういった理由もあって、七尾・和倉温泉より北側の「内浦」の電車の旅は、地元の人にとっても新鮮な風景なのではないでしょうか。この写真集には、1日フリー乗車券(土日・祝日のみ)が付いてくるタイプも登場しています。(のと鉄道穴水駅きっぷ売場での限定販売。大人3,000円、子ども2,500円。[通販あり]問合せ先/のと鉄道本社 TEL0768-52-4422)
能登の田園風景、海岸風景とても綺麗に写るこの写真集。ぜひ手におとりください!
◆「のと鉄道」ホームページ
http://www.nototetsu.co.jp/
◆「のと里山里海号」のホームページ
http://satoyama-satoumi-go.net/
◆写真集『のと鉄道』
https://www.facebook.com/nototetsu/
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