尾山神社の神門
2016年8月9日(火) | テーマ/観光
第二次世界大戦の戦火をまぬがれた街・金沢には、昔ながらの町並みや古い建築物が数多く残されています。ロマン溢れる様式が美しい「旧三田商店」、泉鏡花の小説の舞台ともなった「中の橋」、旧陸軍の兵器庫を改装した赤いレンガ造りの「石川県立歴史博物館」などなど、そんな16箇所のレトロな建造物や町並みを一気に見てまわれるものとして、毎週土曜運行の「ライトアップバス」がありますが、それらライトアップスポットの中で、個人的にもっとも金沢らしく、幻想的な雰囲気を楽しめると思うのが、今回ご紹介する「尾山神社」です。
この「尾山神社」、なんといっても特徴的なのが、そのシンボルともいえる神門。神門は3層からなっており、下地には煉瓦が積まれ、その上に重なった2、3層目は、白漆喰の壁を銅板で覆い高欄をまわした造り。最上部に施された5色のステンドグラスが、一見すると教会のようでもあり、和・漢・洋が混在した異色の門として、国の重要指定文化財にも指定されています。
おすすめの時間帯は、夕方から夜にかけて。夕暮れ時に足を運ぶと、南蛮風ともいえる神門にぽっと明かりが灯ってステンドグラスが美しく映え、その辺りをファンタジックな雰囲気に包み込みます。
ちなみに、この神社が建てられたのは、廃藩の後、明治時代になってから。「かぶき者」と呼ばれ、派手好きで知られる加賀藩祖・利家公を祀る神社にふさわしいユニークな神門です。
写真提供:金沢市
尾山神社
http://www.oyama-jinja.or.jp/
金沢ライトアップバス
http://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/feature/lightupbus/
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