蓮昌寺の釈迦如来立像
2017年3月7日(火) | テーマ/観光
金沢四大仏をご存知でしょうか?
歴史ある寺院の多い金沢には、由緒ある仏像が多数保存されていますが、中でも、寺町にある『浄安寺』、『極楽寺』の阿弥陀如来坐像、東山にある『玄門寺』阿弥陀如来立像、『蓮昌寺』の釈迦如来立像が四大仏とされており、観光のモデルコースにもなっています。
その四大仏の中で、最も質実剛健で、個人的に一番惹かれるのが東山・卯辰山山麓寺院群にある『蓮昌寺』の釈迦如来立像です。
この仏像、背丈は丈六。丈六とは一丈六尺とのことで、メートルに直すと4.85メートル。木彫りの大仏で、その姿は、一切衆生に安楽無畏、人々のさまざまな願いをかなえることを誓う「施無畏与願」(右手を上げて手を開いて指を伸ばして掌を見せ、左手は下に垂らしている)の印を示しています。造像は元禄年間(1688~1704年)の頃で、本堂が焼失した享保21年の大火を逃れて現存。仏殿に足を運ぶと、飾り気のない一切の無駄を排した空間におわしますそのお姿に圧倒されること必至です。
ちなみにこの『蓮昌寺』、眼下に市街を眺められる山門は、金沢市指定の有形文化財。境内の庭にはモリアオガエルが生息し、大ウバユリも群生。あの泉鏡花の絶筆『縷紅新草』(るこうしんそう)の舞台としても知られていますので、興味のある方は、ぜひ訪れてみてください。
写真提供:金沢市
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