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地元編集者ならではの切り口で、へぇ、そうだったのか、とか、くすっと笑えたりとか、 座談のネタになる話題をすくいあげていきます。
2022年3月25日(金) | テーマ/観光
【茶道編】の紹介施設 上段:金沢市立中村記念美術館、中段:伊藤. Art Gallery 幸、下段:野田屋茶店
金沢の新たな観光エリア「加賀百万石回遊ルート」。そのエリア内の様々な文化施設を2日間で多く、お得に巡りたい人向けの「SAMURAI PASSPORT」。その公式サイトでは金沢市内の”伝統・茶道・歴史・工芸・庭園”をテーマとした5コースが紹介されています。文化施設の学芸員や店舗の代表者が、各テーマ毎に見どころや金沢の知られざる歴史エピソードを語っていて、全部のスポットを周りたくなります。
そんなコースの中で、今回は茶道編をご紹介。最大外様だった前田家は徳川家に目をつけられないよう、藩内の文化事業にどんどんお金を注ぎ込みました。その文化政策の1つが”茶の湯”で、石川県の茶道人口は今でも全国トップクラス。初代当主・前田利家は織田信長や豊臣秀吉の影響を受けて、千利休に茶の湯を学びました。そして二代当主・利常が裏千家の千宗室・仙叟(せんそうしつ・せんそう)を指南として招いたことから、加賀藩に裏千家が普及しました。五代・綱紀のころになると、職人や町人までもがお茶の作法を身につけるほど、幅広い層にまで広がったそうです。
また、茶道につきものなのが和菓子。茶道は和菓子文化隆盛の大きな源流となり、この地域特有の様々なお菓子を生みました。前田家の家紋であった梅鉢紋をかたどった「福梅」は、十代・前田重教のときに新春の茶会に献上されたのが最初とされていますし、「五色生菓子」は徳川家の珠姫が二代藩主・利常の元に輿入れしたことを慶賀して創作されたといわれています。
茶道をテーマとしたコースでは、貴重なお道具やお茶屋のスイーツなど、歴史も甘味も堪能できますので、ぜひ一服楽しんでくださいね。
■『加賀百万石回遊ルート』とは?
⇒ 長町武家屋敷跡から尾山神社、金沢城公園、兼六園、本多の森公園へと続く観光ルート。金沢の歴史や文化、伝統などを重層的に堪能できる。
■「SAMURAI PASSPORT」とは?
⇒「加賀百万石回避ルート」にある対象の文化施設12施設に1,000円で2日間何度でも入場でき、4施設で優待割引が受けられるお得なパスポート。周辺商店街の一部店舗で提示すると、グッズのプレゼントや割引サービスなどの特典が受けられる。
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