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【進学コンシェルジュの進路相談】 少子化時代における今どきの学校の選び方、塾の選び方 (第5回)

【進学コンシェルジュの進路相談】 少子化時代における今どきの学校の選び方、塾の選び方 (第5回)

[ 金沢学遊(かなざわがくゆう) ]

小矢田 学紀(Koyata Takanori)
金沢学遊(2018.9創業)代表。1973年、石川県加賀市生まれ。金沢大学教育学部中等教員養成課程中退後、県内の企業で家庭教師派遣を中心としたマネージメント部門に20年間ほど従事。 2018年9月に独立し、現在は「金沢学遊e-キャリアコーディネーター」として、保護者や指導員の方達と直接膝を突きあわせながら学習支援のみならず、家庭教育の改善や学習での課題解決など「自ら考え行動できる若者」「スポーツを通じて楽しく学び合える組織」を育成するための提案を行っている。

高校を選択するというコト

高校に行っても中学までと変わらず、朝に登校して夕方まで授業を受けて部活動をして日が沈むころに帰宅する。高校も普通科に進学をすれば、義務教育での勉強と大枠は変わらず。
厳しい言い方をすれば、こういった高校生と小学生と何が違うのだろうか。小学生の方が家の手伝いのひとつもするかもしれない。

昨秋にも書いたが、中学校卒業者の高等学校進学率が99%に迫る現在、少子化の影響と子どもたちの選択の多様性に対応できずに魅力が低下し、定員割れを起こす公立高校も激増している。

石川県においても令和6年度公立高校入試の受検倍率は0.96倍となった。(令和5年度石川県公立高校入試の受検倍率は0.99倍) 。石川県でもすでに高校全入時代に突入しているのである。ひと昔前、まだ石川県公立高校が学区で分けられていた頃の区分で見れば、県南地区などでは定員割れをしていないのは小松高校だけである。

多くの公立高校では、受験倍率が1倍を割り込んでしまい、点数という部分で見た高校受験がほぼ意味をなさなくなってしまっている。そんなにがむしゃらに受験勉強をしなくても、ほどほどに頑張っていれば高校へ入れてしまうのである。

では、

何のために勉強を頑張るのか?

何のために高校進学をするのか?

もっと言えば、全日制高校でなければならない理由は?(通信制高校という選択は? )

大人はこういった問いに、子どもたちが納得できるレベルで回答できるだろうか?
ちなみに、全国でいくつもの全日制公立高校が受検倍率の低迷をする中、一昨年、府立の通信制高校で不合格者が多数出るという課題も生じている。(通信制高校進学を始めから希望しているというケース)。

普段、私自身もプレイヤーとして多くの子どもたちと接しているが、いつも子どもたちやその保護者に伝えているのは、

「人間はそもそもが忘れる生き物なので、知識偏重のテスト勉強は苦手なんですよ。だから、勉強は頑張りたければ頑張ればいい。でもいま大切なのは、学生なりの視野ででも世の中を見渡し、その子その子なりに自分の将来に興味を持ったり考えたりしていくことが重要なんです。それを中学高校で取り組むことが最優先なんです」。

ということ。

子どもたちが進学をするのは紛れもなく自らの成長のためであり、その成長を促す環境やカリキュラムの違いで進学の選択をするのがこれからの時代に最も適したものであろう。より、具体的に書けば、授業や部活動で拘束され過ぎていないかどうか、短期や長期の海外留学に積極性を持てるかどうか、全寮制で自立を促す環境が整っているかどうかなど。

自らの選択による進学で重要になるのは、これまでにも私が強調してきた『学校の教育価値』である。私立公立問わず、学校の持つ教育価値を目指して志望校を決めていくことで、同じ普通科に進学したとしても、そこからの学びが主体性のあるものにステップアップしていくのである。子どもたちの飛躍的な成長につなげていく、高校進学の持つ大きな意味はここにこそあるのだ。


オマケ
金沢学遊の理念でもありますが、アインシュタインの残した言葉にこんなものがあります。

“教育とは学校で習った全ての事を忘れてしまった後に、自分の中に残るものをいう”

子どもたちが自ら選択した高校を卒業して社会に出た後に、何が残るのかを想像してみるのもいいかもしれませんね。

DATA

『金沢学遊』
代表:小矢田 学紀
石川県金沢市四十万町イ52-2
Mail:kanazawagakuyu@gmail.com
https://kanazawagakuyu.com/

※掲載されている情報は、2024年4月以前に取材した内容です。時間の経過により実際と異なる場合があります。

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