【ちぃ散歩de金沢発見-9-】大阪から移転した『青星(あおぼし)』で、天然酵母の焼き菓子を片手にスローなひとときを堪能してきました。

犀川沿いの桜は葉桜になっていましたが、季節の移り変わりを間近に感じられるのも、散歩の醍醐味ですね。
さて、今回のちぃ散歩の行き先は、大阪から移転オープンした『青星』。専用駐車場はないので、こちらのコインパーキングに停めてから歩いていくのがおすすめです。

金沢市千日町に2026年1月9日(金)移転オープンした『青星』は、鮮魚店をリノベーションした、ノスタルジックな雰囲気が漂うカフェ。大阪のカフェ時代に使っていたという木のテーブルや椅子、思わず手に取りたくなる小物が、季節の花々と共に置かれています。

文庫本や雑誌、絵本などが並んだ大きな本棚を目当てにくるお客さんもいるのだとか。個人的には、ノーベル文学賞を受賞した韓国の作家ハン・ガンさんの「光と糸」が気になりました。他にもじっくり読みたい本ばかりです。

思わず深呼吸したくなるようなコーヒーの香りに包まれて、まずはメニューをじっくり眺めます。せっかく2人で来たのだから、いろいろシェアしてみよう。そんなわくわくした気持ちで、迷いに迷ってオーダーしたのは、こちら。
・ブレンドコーヒー:500円
・エルダーフラワーハーブティー:500円
・ミルクバタースコーン(季節のジャムとディップ付き):500円
・蜂蜜とレモンのドーナツ:350円
・シナモンロール:400円
いろいろな種類が食べられる!と、嬉しい気持ちでいっぱいの、実は食いしん坊のちぃ子です。

まずは素朴な形のミルクバタースコーン。この日はブルーベリージャムときのこのパテ付きです。スコーンの外側は軽い音が聞こえてきそうなほどサクサク、中はふわふわ。何もつけずとも食べきれそうな絶妙な塩加減がたまりません。

そんなことを思ったのも束の間。添えられているきのこのパテをつけてみて、びっくり。この奥深い美味しさはなんでしょう。舞茸、しめじ、玉ねぎを塩胡椒でじっくり炒めて、スパイスやクリームチーズと合わせたというパテ。ワインが飲みたくなる美味しさです。

自家製のブルーベリージャムは、煮詰めすぎないサラッとした仕上がりで、粒感がしっかり味わえます。こちらもお皿に残さないようにと、スコーンにたっぷりつけて食べました。
続いては、メニューにその名前を見て、頼まずにはいられなかったシナモンロール。なんとこちらのシナモンロールは、植物性の素材のみで作られているのだそう。そのため、あえてバターをつけて食べるスタイルです。

温めてからサーブしてくれるのも嬉しいポイント。たっぷりとかかったアイシングととろけるバターが、食欲をそそります。黒糖のこっくり感とクルミのカリカリ食感が楽しくて、シンプルなのに奥深い一皿です。口と手が汚れないように、ナイフとフォークも出してくれますよ。
そして、みんなが大好きなドーナツ。ナイフを入れるとクッションのような弾力に驚きます。蜂蜜のやさしい甘みのなかに、ほんのりとレモンが感じられて、次々に口に運んでしまう美味しさです。

しっかり深煎りのコーヒーにも、さっぱりとしたエルダーフラワーのハーブティーにも合う天然酵母の焼き菓子たち。提供されるお皿やカップは全て作家さんのもので、目に入る景色や触れるものすべてに、癒される気がします。

お店で使っている什器や調度品などは、大阪時代に交流していた作家さんたちのものだそうで、そういった思い出のある品々ばかりなのもグッとくるポイントでした。

時間の経過を感じさせる大切に使われていた古道具と、シンプルながらも丁寧に作られたことがわかる焼き菓子の数々。なぜかひそひそ話をしたくなる、隠れ家のようなカフェでは、時間がゆっくり流れるように感じられました。
また戻ってこよう。
お店を出た後に、思わず振り返ってそう決意したくなる、お気に入りの場所となりました。


◾️青星
住所:金沢市千日町8-17
営業時間:金曜〜月曜 11:00〜17:00
定休日:火曜、水曜、木曜
青星公式Instagram
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