【金沢・箔一】築200年の茶屋建築で、本格金箔工芸体験を愉しもう。
2025年9月16日(火) | テーマ/
表面をなぞったようなただの観光ではなく、よりリアルな土地の生活文化に触れる時間を。金沢に足を運ぶ国内外の観光客が望む「本物」の体験を愉しんでもらおうと、『箔一』が提供する「金箔工芸体験」に注目が集まっています。
【多彩な分野に金箔の可能性を広げてきた『箔一』の新たな挑戦】

『箔一』といえば、初めて「金沢箔工芸品」を発売し、あぶらとり紙や食用金箔など、多彩な分野に金箔の可能性を広げてきた企業。伝統工芸とエンタテインメントを融合させた体感型ミュージアム『箔巧館』に、足を運んだ人も多いのではないでしょうか。そんな同社が、金沢箔の現在進行形を伝えたい、と誕生させた「金箔工芸体験」は本物志向の特別な観光プラン。
会場となる『金澤しつらえ』は、ひがし茶屋街創建の1880年頃に建てられた金沢市指定保存建造物。金沢の町家のシンボルともいえる出格子「木虫籠(キムスコ)」や、十数年ごと16回にわたって塗り直されてきた伝統的な土壁「聚楽壁(じゅらくかべ)」など、建物に残された物語が丁寧に紹介されます。

今回のプランの特徴は「本物」であること。職人の指導のもと、実際に箔一の職人が工房でも使っている道具、同じ工程で金箔工芸品づくりを行います。職人が使う砂子筒(すなこづつ)と呼ばれるふるいのような道具を使い、漆塗りの器に金箔を加飾し、オリジナルの工芸品を作っていきます。


日本の金箔は、1万分の1ミリと非常に薄く、400年以上にわたって受け継がれたきた伝統技術が詰まっています。目の前で金箔職人が箔を切り揃える工程「箔写し」を実演してくれるのも、このプランならでは。

【悠久の歴史を感じる贅沢なひととき】

工芸品作りに集中したあとは、お楽しみの休憩時間。350年の歴史と伝統をもつ「大樋焼(おおひやき)」の茶碗でお菓子とお抹茶をいただきます。お菓子は『加賀藩御用菓子司 森八』の季節の上生菓子。1625年創業の石川県で最も歴史のある和菓子屋です。伝統的な町家で加賀藩の茶の湯文化を堪能するひとときは、時間を巻き戻したような特別な体験となるはずです。
【ここでしかできない、特別な体験を】

締めくくりは記念撮影。自分で作った工芸品は、コーティングを施して当日に渡してくれるのも嬉しいポイントです。日本のどこでもできることではなく、金箔製造のシェアほぼ100%の金沢の地だからこそできる文化体験です。

県外の方はもちろん、英語・中国語での案内も可能なので、海外からのゲストのおもてなしにもぴったり。開催場所の『金澤しつらえ』の1階は石川県を中心とした工芸品のギャラリー、2階はゆったりとくつろげる『茶房やなぎ庵』など、体験前後も楽しめるようになっています。実施日の7日前までの予約が必要なので、気になった方は下記をチェックしましょう。
■メニュー
開催場所:石川県金沢市東山1-13-24(ひがし茶屋街)※箔一本社・本店とは場所が異なりますので、ご注意ください
料金:16,500円(税込)/おひとり様あたり(体験材料費、お抹茶、上生菓子代を含む)
時間:1日2回 ①10:00〜 ②14:00〜 90分〜120分
人数:2〜8名(1回1組貸切)
プログラム:拭き漆技法で仕上げた木製の器に、砂子筒という職人と同じ道具を用いて箔加飾を行います。休憩時間中に、お抹茶と上生菓子を食べていただきます。
予約:希望日の7日前 申し込みはこちら
または、箔一 直販マーケティング課に電話申込 076-240-0891(平日9:00〜17:00)
■詳細はこちらから










