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石川のお酒と文学の魅力

2016年1月19日(火) | テーマ/北陸のイベント

現在『石川近代文学館』で開催中の「ほろ酔い文学展」に行ってきました。
タイトルがいいですね。
「作家と酒と食 ほろ酔い文学展」
この寒い季節にお酒は欠かせません。
ふだん文学と触れる機会が少ない私にも興味がわきます。

泉鏡花は作品世界が怪しい感じがただようといったイメージで、当地で選考される「泉鏡花文学賞」の名前からも、格の高い作家という印象があります。
ところが泉鏡花は、お酒が入るとおかしな江戸弁のような口調になったとか、熱燗を通り越して徳利が持てないほど熱くしたものを好んだのでこの煮え燗を「泉燗」と呼んだとか、そんなことが展示されていて、今も昔もお酒の席はいろいろとおもしろい話があったのだなあと感じます。

お酒以外にも、当地の名物、かぶら寿し、治部煮など、郷土の料理が愛されてきたことがわかる、とてもいい展示だと感じました。

一方で、作家らしく、お酒の席のことにも批判の視点があることも知りました。
「酒の上のことだから」と酔っ払いの狼藉を大目に見る風潮を問題視する作家もあり、
たしかに・・・「すみませんでした。大人のルールを守ります」と自らを省みました。

最後にこのポスター、チラシの切り絵は、北村紗希さんという方の作品です。
とても色が綺麗で気に入ってしまいました。今回の展示にも原画の型紙が展示してあります。
ミュージアムショップで同じ作家さんのシールをお土産にして満足度の高い展示でした。
(缶バッジ4種類のガチャ、クリアファイルも販売されています)
文学とは縁がないという人もぜひ。お酒を通じて新しい発見があるかもしれません。

「作家と酒と食 ほろ酔い文学展」
開催期間:2016年1月9日(土)〜2016年3月21日(月・祝)9:00〜17:00(入館は16:30まで)
(会期中無休)
料金:一般360円、大学生290円、高校生以下無料(常設展を含む入館料)
会場:石川近代文学館2階 企画展示室1・2・3
→石川近代文学館

1月20日追記:
石川県白山市出身の本谷有希子さん、芥川賞受賞おめでとうございます!!
いつかは受賞されると思っておりましたが、ついに受賞されました!!

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