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白山開山1300年、那谷寺開創1300年。

2017年4月6日(木) | テーマ/北陸のイベント

前回の大伴家持の時代を少し遡ること717年。それまでも山岳信仰のシンボルとなっていた白山に登り、開山した僧侶がおりました。泰澄、その人です。それから数えて1300年というのが今年、2017年。これを記念した様々な神事や式典、催しが行われます。

少し歴史を紐解きます。養老元年(717年)の旧暦6月に泰澄が白山にて禅定。これが白山修験のはじまりとなったそうです。富士山がそうであったように、白山も明治に入るまでは女人禁制。今のように誰でも登れるようになったのは明治5年以降だそうです。
白山一帯は国立公園ですが、石川県側の登山口から頂上までは白山比咩神社の預かり地。白山は福井県と岐阜県にもまたがっており、両県では国有林になっているそうです。

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そして、この年の秋、現在のあわづ温泉の近くに泰澄大師が開いたのが『岩屋寺』。今の『那谷寺』です。つまり、『那谷寺』も開創1300年ということになります。
さて、なぜ「岩屋」なのか。それはこの場所がオパールや瑪瑙(めのう)、水晶などが産出される場所だったため。日本遺産にも認定された「『珠玉と歩む物語』小松~時の流れの中で磨き上げた石の文化~」を構成する一つにもなっています。(2016年4月26日の記事参照

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「那谷寺開創一千三百年大祭」では、1月の初護摩祈祷に始まり、4月9日(日)に御開扉と御柱立柱祭、23日(日)に御開帳法要、30日(日)には「白山開山一千三百年神式大祭」が予定されています。
旧暦6月にあたる8月9日(水)には「白山開山1300年記念奉祝奥宮遙拝式」、明けて10日(木)と11日(金・祝)には2日間にわたり「白山開山1300年記念奉祝大祭」が行われます。
このほかにも、ライトアップや朝市、記念講演など6月、7月にも催しがたくさん用意されているので、普通の観光とは違った意味で賑わいそうです。

開山・開創ののち、武士の時代になっても信仰の対象となった白山。サムライ文化からさらに一歩奥深い加賀平野に伝わる精神を感じとってみたいですね。

ちなみに、白山開山1300年を記念したロゴマークもあります。

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白山開山1300年記念事業サイト(石川県白山市)
白山比咩神社
那谷寺 大祭特設サイト
なた祭

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