「知の大冒険 ―東洋文庫 名品の煌めき―」が石川県立歴史博物館にて開催。【7/19(金)〜9/1(日)】

右下:エドワード・ダンカン『アヘン戦争図』1843年 ロンドン刊【展示期間:後期】公益財団法人東洋文庫蔵
【令和6年度夏季特別展】漕ぎ出そう! 書物とめぐる東洋の旅へ。
石川県の古代から近代までの歴史と文化を紹介する石川県立歴史博物館。赤レンガの外観が目を引くレトロモダンな建物は、兼六園や金沢21世紀美術館に近いとあって、観光スポットとしても人気だ。そんな同館で、夏休みに子どもたちと足を運びたいイベント「知の大冒険 ―東洋文庫 名品の煌めき―」が開催される。
飛行機もインターネットもなかった時代、人々は知的好奇心をもって、航海へと旅立ち、新たな知識は書物を通して伝えられてきた。「東洋学」の研究図書館である東洋文庫(東京都文京区)は、東洋学分野でアジア最大級の研究図書館。愛書家でも知られる三菱第三代社長・岩崎久彌が、北京駐在のオーストラリア人ジャーナリスト、G.E.モリソンの旧蔵書を一括購入した「モリソン文庫」を核に、1924(大正13)年に設立され、現在の蔵書は国宝5点、重要文化財7点を筆頭として100万冊を超える。
そんな知の歴史の宝庫とも呼べる東洋文庫の貴重な書物や地図、絵画などのコレクションから選りすぐった名品が今回、金沢の地で展示される。歴史を追う形で、物語の中を旅しているような気分にさせてくれる展示は、西洋人が作った「アジア」の地図からスタート。ベルギーの地図作家オルテリウスが製作した世界初の近代地図帳『世界の舞台』に掲載された1枚は、非常に貴重な名品だ。ベネチアの商人が東洋を訪れ、体験した事柄が記された『東方見聞録』は、教科書で見たことがある人も多いはず。そのほか、ロビンソン・クルーソーが無人島に辿り着き、さまざまな工夫をして28年間生き抜いた冒険譚『ロビンソン・クルーソー漂流記』や、フランス人宣教師たちの報告書『イエズス会士書簡集』など、名前を聞いたことがある品々も数多く展示。東洋文庫の核となる「モリソン文庫」に関連する資料も展示されており、非常に見応えのある内容となっている。
現在につながる歴史の一端を知ることは、当たり前だと思っていたものを好奇心を持って見る目を養うことにもつながる。夏休みの自由研究も兼ねて、親子や友人と一緒に、知の大冒険を楽しんではどうだろうか。
■左:マルコ・ポーロ口述、ルスティケッロ著『東方見聞録』1601年 サラゴサ刊【展示期間:前期(後期は1602年ベネチア刊を展示)】公益財団法人東洋文庫蔵
■右上:国宝『文選集注』(部分) 10-12世紀(平安時代)書写【展示期間:通期(前後期で場面替えあり)】公益財団法人東洋文庫蔵
■右下:東洋文庫 モリソン書庫
- 期間
- [開催終了]2024年7月19日(金)〜9月1日(日) ※前期:7月19日(金)〜8月4日(日) 後期:8月6日(火)〜9月1日(日)
- 時間
- 9:00〜17:00
※展示室への入室は16:30まで
※7月19日(金)のみ10:00開場 - 休日
- 8月5日(月)は展示替えのため休館
- チケット
- 電子チケット 一般:1,200円 大学生・専門学校生:960円 ※65歳以上の方をはじめとする各種割引料金の適用を受けられる方は、電子チケットをご利用いただけません。ご来館当日窓口にてご購入ください。※日時指定券ではございませんので、入館枠の確保はできません。
- チケット料金
- 一般1,200(960)円 大学生・専門学校生960(760)円
※高校生以下無料
※()内は20名以上の団体料金 65歳以上の方は団体料金
※障害者手帳または「ミライロID」ご提示の方および付添1名は無料
※常設展もあわせてご覧いただけます
※加賀本多博物館は別途、観覧料が必要です - 詳細・備考
- 【読者プレゼント】終了しました
「知の大冒険 ―東洋文庫 名品の煌めき―」入場券2枚1組を5名様に
ご希望の方はこちらから
【応募条件】
石川県立歴史博物館と金沢日和SNSアカウントをフォローしてくださった方
①石川県立歴史博物館のXはこちら
②金沢日和のInstagramがこちら
【応募締切:2024年7月10日(水)】
◇当選は商品の発送を以て替えさせていただきます。 - 場所
- 石川県立歴史博物館(石川県金沢市出羽町3-1)
- 詳細はこちら
- ■ 知の大冒険 ―東洋文庫 名品の煌めき―のサイトへ
- 問い合わせ先
- 石川県立歴史博物館
TEL/076-262-3236
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