生活に息づく資源
2015年12月3日(木) | テーマ/エトセトラ
金沢の冬支度といえば真っ先に思い浮かぶのが「雪吊り」という方は多いのではないでしょうか。もう一つ挙げられるのが「薦掛け(こもかけ・菰掛け)」。以前の記事(「金沢の冬支度」2014年11月13日)でも紹介されております。
長町武家屋敷跡の一帯は土塀に囲まれた屋敷跡が続き、藩政期の姿を残す貴重なエリアで、用水の流れに沿って歩いたり、土塀に囲まれた小路を歩いたりすることで、当時に思いをはせることができるスポットです。「薦掛け」は、今も残る土塀を保護するために行われているもの。
「薦掛け」には、土に浸透した水分が凍って土塀を損傷させたり、付着した雪で土がはがれるのを防いだりする効果があるそうです。毎年12月に入ったら設置作業が行われ、3月まで見ることができます。
さて、この「薦掛け」。例年は12月1日から始まります(兼六園の雪吊り作業が11月1日~)。毎年決まった日のスタートだったのですが、今年は12月の最初の週末、5日(土)、6日(日)に行われるとのこと。金沢を訪れる観光客にも、その作業を見ていただくためだそうですが、こういった伝統の風習そのものが観光資源として認識されるようになったのでしょうね。当日は、「薦掛け体験」もできるそうです。
11月の最後の日曜日となった11月29日(日)には、毎年1月に行われる金沢市消防出初式の練習として、ひがし茶屋街で加賀鳶はしご登りの公開練習が行われました。消防団員によるはしごの上での演技に、茶屋街を訪れていた観光客が見入っていたそうです。
外国人観光客が日本に「日本」を求めて旅するように、誰かにとって特別なものではないけど誰かにとっては特別な体験って、生活の中に息づくものなのかなと思います。
日程を変更した「薦掛け」ですが、訪れる人が見て「金沢っていいね」と思っていただけるとよいですね。
(写真提供:石川県観光連盟)
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