舳倉島 - さいはての、さいはて
2016年6月7日(火) | テーマ/観光
能登半島の最先端。昨年のNHKの朝ドラ『まれ』の舞台だった輪島市やそのお隣りの珠洲市は「奥能登」と呼ばれ、映画のタイトルともなった「さいはて」という言葉がぴったりな場所。その「さいはて」から、さらにフェリーで約1時間30分! まさしく 「さいはての、さいはて」に舳倉島という島があることをご存知でしょうか?
舳倉島は別名「海女の島」とも言われ、海女による素潜りが今なお伝承されている島。周囲わずか5km弱の、徒歩1時間半ほどで1周できるこの小さな島には、コンビニはおろか、自動販売機すらありません。あるのは、まわりを取り囲む美しい海と手つかずの自然のみ。イシダイ、マダイ、クロダイ等が獲れることから訪れる釣り客のほか、春や秋は大陸と日本列島を往復する渡り鳥たちの休憩地でもあり、全国のバードウォッチャーが足を運ぶ「野鳥観測の聖地」にもなっています。
ちなみに、この舳倉島、古くは弥生時代の遺跡が発掘されており、いたるところに航海安全や漁業繁栄の神社が祀られ、ケルン(石積み。竜神様の供養のためとか)が積まれている神秘的な島でもあります。興味のある方は、古より脈々と受け継がれてきた、アミニズムにも通じる暮らしの一端を垣間見るのも面白いかもしれません。
なお、フェリーの運航は1日1往復のみ。朝に輪島を出れば3時間半~4時間半ほど島に滞在できますが、天候などの影響で運休・欠航も多いため、十分なご注意を。宿泊は民宿の利用となります。
写真提供:石川県観光連盟
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