九谷焼の自動販売機が「九谷茶碗まつり」に初登場
2018年5月1日(火) | テーマ/観光
日本全国から約19万人の来場者が訪れるという「九谷茶碗まつり」。その人気のイベントに、今年始めて九谷焼の自動販売機が設置されると聞いて興味を持ちました。
自動販売機というと、ボタンをおして、ガチャンと商品がおちてくるジュースの自販機を想像します。
自動販売機の名前は「九谷焼ガッチャン」!
自動販売機の名前は「九谷焼ガッチャン」。名前の由来は「ゲット・ア・チャンス」。ラッピングも九谷流。正面に吉田屋(よしたや)風と呼ばれる、古九谷を受け継ぐ絵柄に「JAPAN KUTANI」の文字が。側面は九谷焼を代表する彩色技法の、青粒が目立っています。
何が販売されるのでしょうか。
気になるのは、何が売られているのか。器だと壊れやすそうですが、どうやらアクセサリーのようです。
和生菓子を題材にした「季節の和菓子」、癒し系ペットの「不思議なペット」、きもかわいい妖怪の「奇才の妖怪」など、各窯、各作家の個性あふれるアクセサリーたち。これらをシリーズごとに選択して、何が出るかは運次第! まさに「ゲット・ア・チャンス!」。1回1,000円(一部2,000円)とのこと。
なかでも「巨匠の片鱗」(1回2,000円)は、本物の九谷焼の陶片を金継ぎして、唯一無二のアクセサリーに生まれ変わったシリーズ。違う素材をつなぎあわせてまったく違う趣きに。
カケラになっても存在感を出せる九谷焼。それを生かす精神に感激しました。
わたしのような器好きで、小物雑貨好きな者にとって、「九谷焼茶碗まつり」がさらに楽しみになりました!
壊れたりしない?
この疑問にもお答えいただきました。購入すると、ちょうどタバコサイズくらいの箱に商品が包まれているそうで、何度も何度も検証して壊れることがなかったそうです。
「九谷茶碗まつり」でデビュー!
5月の九谷茶碗祭りの会場でまず1台登場します。その後は台数を増やして東京都内などの設置を検討されているとか。まずは「九谷茶碗まつり」で現物を確かめてみてはいかがでしょうか。
【第110回 九谷茶碗まつり】
開催日◆2018年5月3日(木・祝)~5日(土・祝)
会場◆九谷陶芸村 特設会場(石川県能美市泉台町)
⇒詳細はこちらから
■取材協力
九谷焼ガッチャン|GOTCHANCE
http://gotchance.jp/
株式会社 シマサキ陶器
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