雪吊りは、金沢の冬の風物詩。北陸地方特有の湿気の多い重い雪から木の枝を守るために施されるものです。当地では企業や一般家庭においても広く雪吊りが行われ、冬になると街中の色々な場所で人々の目を楽しませます。雪吊りの名所、日本三大名園の一つ『兼六園』では、12月に入る頃までに１ヶ月以上をかけ、庭師が作業を行います。巣籠り松や根上松、播州松、ツツジなど園内の木々に次々と雪吊りが施されていきます。兼六園の雪吊りの技術は、全国から庭師が学びに来るほど注目されています。機能面だけではなく、見た目の美しさも追求し芸術作品へと昇華する、日本の心が表れていますね。

雪吊りは3月中旬まで。冬の兼六園にも足を運んでみませんか。

■詳しくは、金沢市観光協会さんが運営する観光サイト『金沢旅物語』内兼六園雪吊り作業にて