【石川県の方言・金沢弁】「ばんばん」
本日ご紹介する金沢弁は「ばんばん」です。
首尾よく進む、まったく問題ない、余裕だ、という意味になります。
「明日の遠足の準備できたんかいね」
(明日の遠足の準備はできたの?)
「ばんばんや!」
(万全です!)
「テストどうやったけ?」
(テストどうだった?)
「ばんばんや!」
(ばっちりです!)
という風に使います。
金沢も使いますが、富山県の方が広くよく使っているようです。
実際のところ「使う人はよく使うけれど、大勢が使っているわけではない」印象があります。
あくまで私感ですが・・・
ちなみに中学生の体育の先生が、何かにつけて「ばんばんや!」を連発する方でした。
跳び箱が4段しか飛べないわたしに「頑張ったな! ばんばんや!」
ゲベから数えた方が早いマラソン大会でも「完走できたな!ばんばんや!」といつも笑顔。
運動音痴のわたしは体育が大嫌いでしたが、その先生に「ばんばんや!」が嬉しくて
その年だけは体育の授業が好きでした。
「ばんばんや!」はチカラをくれる素敵な言葉ですよ。