【Makuake】鳥屋酒造が挑戦! オール中能登の酒づくりで、震災から立ち上がり地域の未来を繋ぎたい。
2024年6月11日(火) | テーマ/ニュース
新商品のデビュー応援サイト「Makuake」で、「池月」を醸す『鳥屋酒造』のプロジェクトが公開された。
応援を募る「名前のない酒」は、震災前に仕込んだ新商品の酒。「もっと能登の魅力を知っていただきたい。この町を元気にしたい」。そんな思いから、水も、米も、人も、ラベルも「オール中能登」の酒を作ろうと、「中能登の魅力を強く発信する」をテーマにしたこだわりの酒造りに取り組んでいた。仕込み水は酒蔵のそばにある眉丈山からの伏流水。100年一度も枯れることなく混々と湧き出でる柔らかな軟水だ。酒米には、眉丈山の中腹で穫れる「はなみずき」を使用。心白が大きく、蒸しあげることで旨みが出てくる米で、杜氏も仕込んでワクワクしたという。能登杜氏・柳矢健清さんより「センス、こだわり、味への感度何もかもが抜群」と言われている50代の若き杜氏が中心となって酒造りを進めた。なお、「能登杜氏」は、越後、但馬、南部と並び、四大杜氏と称される存在だ。

こだわり抜いた材料を使いての挑戦ゆえ、用意できるのは仕込んだ分の、わずか限定400本。能登の人たちの思いが一本になった希少な酒だ。リターン商品には、このまだ名前のない「オール中能登の酒」と池月のセットや、非売品の前掛けやTシャツとのセットもある。元々「池月」は特約店でしか購入できず、日本酒ラバーの間ではなかなか口にできない日本酒としても有名。その「池月」の純米や「みなもに浮かぶ月」などを応援購入できるのも魅力だ。
能登半島地震により能登半島一帯が大きな被害を被った。震源地の近くは復旧に困難を極める場所や事業者も多く、国や県からの支援の優先度は高くなっている。酒蔵が多い土地であることから、「日本酒支援」の動きもさまざまに取られている。しかし、一方、中能登の『鳥屋酒造』は、大きな揺れが大切に醸し、出荷を待つばかりの500本もの大吟醸をはじめとする酒が破損し、酒造りや経営に支障をきたす状況を招いたものの、「全壊」や「再開の目処が立たない」という状況になく、一切の支援がない。売るものはわずかとなり、酒造りに欠かせない窯に亀裂が入り、仕込みをするための米も買えず、杜氏や職人への給与も出せない。
心が折れそうになる中、社長の田中さんを奮い立たせたのが、2024年の新商品として仕込んでいた「オール中能登の酒」だった。酒米も、水も、人もすべてが地元中能登。まだ名前もついていない、ラベルも決まっていないこの酒がきらきらゆらめく様を見て、「まだやれる。創業から115年続いた味を、絶やすわけにはいかない」と決意した。
開始わずかから注目を集め、順調に応援を伸ばしている。まだ誰も飲んだことのない「オール中能登の酒」で復興を目指す田中さんの物語は「Makuake」にて。

「鳥屋酒造」
石川県鹿島郡中能登町一青ケ96
電話番号/0767–74−0013
https://ikezuki.net/
その他の同じテーマ記事
【2025年最新版】石川・金沢のクリスマスディナー&ケーキ特集|人気レストラン・オードブル情報も!
■詳細はこちら【特集】金沢X'mas(クリスマス)セレクション 今年のクリスマスは12月25日(続きを読む)
【イルミネーション特集2025】光と闇が溶け合う時間を堪能できる夜のおさんぽスポットをご紹介。
■詳細はこちら北陸のイルミネーション&ライトアップ 2025-2026年版 空気が澄んでいる冬(続きを読む)
【金沢日和NEWS】金沢日和、CAMPFIRE公式パートナーに認定。クラファンで事業者の皆さまを応援します
■地域の想いを、次の一手へ。 金沢日和は、国内最大級のクラウドファンディング「CAMPFIRE(続きを読む)
【金沢日和NEWS】金沢日和、JWJと提携——韓国向けインフルエンサー&NAVER対策を「一本窓口」で
▍韓国専門のインバウンド支援会社「JWJ」と業務提携 金沢日和は、韓国専門のインバウンド支援会(続きを読む)
11月1日、老舗「漆陶舗 あらき」再出発、若き料理人と創造する“食と器”の新拠点が七尾・一本杉通りに誕生。
■令和6年能登半島地震からの復興。七尾・一本杉通りに、老舗「漆陶舗 あらき」が新章を開く。 い(続きを読む)
【2026】石川・金沢のおせち特集|オードブル選び
■詳細はこちら【特集】おせち&オードブル特集 今年も気づけばあと2ヶ月。そろそろお正月の準備が(続きを読む)
【金沢日和NEWS】金沢大学発「2×2」——留学を“実証”に。学生が企業の海外展開を拓く。
■調査も成長も現地発。学生が企業の海外展開を前進させる。 金沢日和は、若い力を応援し、ニュービジネ(続きを読む)
【金沢日和NEWS】石川県発のAI専門企業「株式会社AI-Brain(エーアイブレイン)」設立のお知らせ
■北陸の企業・自治体のAI活用と業務変革を総合的に支援 柏野 真吾(株式会社柏野経営 専務取締(続きを読む)
【金沢日和も認定サポーターに】能登復興を後押しする支援制度がスタート
2024年1月1日に発生した能登半島地震から、1年9か月が経とうとしています。復興に向けて歩みは進ん(続きを読む)
【英語版・日本語版】金沢のおすすめグルメ・観光・ショッピングスポットを紹介する紙のガイド「KANAZAWA BIYORI Vol.3」を発行!
「金沢を探り、金沢を楽しむ」をコンセプトに、地元の魅力を日々発信している石川県発の地域情報メディア『(続きを読む)




















