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復興の祈りを込めて【年末年始に行きたい能登の参拝スポット5選】

2025年1月6日(月) | テーマ/観光

もうすぐ年越し、初詣の時期ですね。年末年始は、神社やお寺へお参りに行くというかたも多いのではないでしょうか。能登にとっては震災から1年という節目の年になります。復興への願いや新年の多幸を祈り、能登の歴史と風情あふれる神社仏閣を訪れてみてはいかがでしょうか。ここでは、年末年始におすすめしたい能登の参拝スポット5選をご紹介します。


■金榮山 妙成寺(羽咋市滝谷町)

羽咋市にある妙成寺は、その荘厳な雰囲気で地域の人々に長年親しまれています。正月3が日には特別なご祈祷が行われ、新年に特別な気持ちを添えてくれます。特に1日と2日は、厳しい寒さの中、日蓮宗僧侶による寒水荒行が行われ、その厳粛な光景は見る人々に強い印象を与えます。この荒行は、参拝者の1年の安泰と心身の安穏を願い行われる儀式で、お寺の静寂さの中で新たな年を迎える特別な体験となるでしょう。また、元日には特別イベントとして、書家の阿部豊寿さんによる「元日奉納揮毫」が行われます。この揮毫は、一筆一筆に想いを込め新年の始まりを厳かに彩ります。訪れる人々は書を通じて日本の伝統的な文化に触れ、心を落ち着かせることができるのも魅力の一つです。

■Information
金榮山 妙成寺(きんえいざん みょうじょうじ)
住所/石川県羽咋市滝谷町ヨ-1
TEL/0767-27-1226
駐車場/あり
WEBサイトはこちら

■能登國一宮 氣多大社(羽咋市寺家町)

氣多大社は、その美しい建築と自然が調和した神社として有名で、多くの参拝者が一年の健康や幸福を願って訪れます。年末年始には特に大勢の人々で賑わい、観光客も地元の方も新年を祝う場となっています。

こちらの神社は、その古くからの歴史と文化的な価値が認められた重要な文化財であり、その壮麗な本殿や神域の美しさは訪れる全ての人の目を奪います。参道を歩くと広がる厳かな空気と自然光に包まれた社殿は、どの季節に訪れても特別なオーラを放ち、多くのカメラ愛好者や観光客がその美しさを写真に収めています。

さらに、神社に伝わる多くの歴史的なエピソードに触れることで、日本の文化や伝統に対する理解を深め、新しい年を始めるにあたっての希望と決意を強くすることができるでしょう。

また、同じ羽咋市内にある羽咋歴史民俗資料館にて氣多大社に関する古文書や寺家遺跡から出土した宝物、銅鏡や勾玉など約100点を展示した企画展『渚の正倉院 氣多大神宮展』を期間限定で開催中なのだそう。ご参拝でいらした際にはぜひお立ち寄りくださいとのこと。

■Information
能登國一宮 氣多大社(のとのくにいちのみや けたたいしゃ)
住所/石川県羽咋市寺家町1-1
TEL/0767-22-0602
駐車場/あり
WEBサイトはこちら

■天日陰比咩神社 能登國二ノ宮(鹿島郡中能登町)

能登國二宮としての歴史を持つ天日陰比咩神社は、その由緒ある背景と共に地域だけでなく国内外から多くの注目を集めています。この神社では、新年を迎える特別な儀式としてどぶろくのふるまいが行われ、参拝者一人一人にその伝統的な儀式の一端を体感させてくれます。このどぶろくは、地元で親しまれ長く愛され続けてきた特別なものであり、神社の境内で振る舞われる時間は、訪れる人々に穏やかで特別な正月のひとときを与えます。また、神社の神聖な力を感じることができる境内を歩き、その威厳ある社殿が抱える歴史に思いを馳せることで、神聖な気持ちになれる場所です。四季を通じて豊かな自然に包まれたこの神社は、心を洗われ新しい年を迎えるのにぴったりのロケーションです。

■Information
天日陰比咩神社 能登國二ノ宮(あまのひかげひめじんじゃ のとのくににのみや)
住所/石川県鹿島郡中能登町二宮子甲8
TEL/0767-76-0221
駐車場/あり
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■大地主神社(七尾市山王町)

大地主神社は、地元住民にとって大切な地域の拠点。年に一度の初詣では、多くの参拝客が訪れ、新年の願い事を静かに祈ります。この時期には、特に元日には甘酒の振る舞いが用意され、その温かさと香りは冬の寒さを忘れさせてくれます。訪れた人々にひとときの暖かい歓待を提供しています。甘酒は古くから健康と長寿を願う象徴であり、この地域ならではの特別な味わいが広がります。三が日は特別な時間帯に開放されており、その間には普段は聞けない地元の伝説や神話に触れることができる機会も設けられ、興味を持つ多くの方々が訪れます。地域の信仰心が深く根付く美しい神社で、新しい年を迎え気持ちを新たにするための素晴らしいスタート地点となることでしょう。

■Information
大地主神社(おおことぬしじんじゃ)
住所/石川県七尾市山王町1-13
TEL/0767-52-4214
駐車場/あり
WEBサイトはこちら

■酒垂神社(鳳珠郡能登町)

酒垂神社は能登町宇出津に鎮座する、平安時代のはじめに創建された神社で石川県内でも漂着神伝説で著名な神社です。その昔、神様がアイの風(北東方向からの風を言い、春先に特徴的)が吹くままに酒樽に乗ってやって来たと言い伝えられています。

能登半島地震の影響により鳥居など石造物が崩壊し、樹齢200年超の御神木が土砂崩れにより倒木するなど、大きな被害を受けながらも、再建・復興に向け尽力され初詣を無事開催できる運びになりました。

今年は新年のご祈祷のほか、御神木から作る、酒垂神社の復興祈願絵馬を用意されているとのこと。酒樽に乗ってきた神様を祀る神社らしくかたちは台形の酒樽型。長い間、能登の里山里海と人々を見守ってきた御神木の一部を使用しているのだそう。

奥能登の美しい景色を眺めながら、復興に向けて頑張る能登町に訪れてくれたら嬉しいとのこと。

■Information
酒垂神社(さかたるじんじゃ)
住所/石川県鳳珠郡能登町字宇出津ウ141
TEL/0767-62-0421
駐車場/あり
WEBサイトはこちら

おわりに
能登地方の神社はそれぞれに充実した歴史と独自の伝統があり、新年の祈りを込めるのにふさわしい魅力があります。新しい一年の安寧と繁栄を願い、ぜひこの機会に能登を訪れてみてうださいね。

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