【Makuake|新商品】“加賀友禅を纏(まと)う”という提案— ayacaが手がけた「縁MUSUBI」に注目
2025年8月7日(木) | テーマ/
株式会社金沢日和では、クラウドファンディングの仕組みを活用した、新商品販売サイト「Makuake」でプロジェクトを実施される企業様からご用命を受けて、プロジェクトの記事制作を承っています。
本企画では、当社が手がけたプロジェクトの紹介と商品の魅力、開発秘話をお伝えします。
今回は、金沢市片町のセレクトショップ『ayaca』が立ち上げたインナーウェア〈縁MUSUBI〉シリーズの物語を、店主の思いと制作の裏側にフォーカスしてご紹介します。本プロジェクトも、公開早々に目標額を達成しました。
個性的なアイテムを探している方、能登復興を応援したい方、そして伝統工芸を未来へつなげたい方は、ぜひご覧ください。

1 “伝統を次の世代へ”――加賀友禅がいま抱える危機感
『ayaca』のオーナー・吉田さんがこのプロジェクトに挑戦しようと思ったきっかけは、小松市の友禅作家・一川さんとの出会いでした。美しく精緻な加賀友禅に魅了される一方で、業界の苦境に触れ、心を痛めたといいます。1970年代には約300人いたとされる加賀友禅作家は、現在は100人弱にまで減少しています。後継者不足に加え、着物需要の縮小が拍車を掛ける状況に、「何かしたい」という思いが込み上げたそうです。
「石川の宝」を絶やさないためには、日常で使える新しい “出口” を創出し、作家に継続的な仕事を届ける仕組みが必要だ――吉田さんはそう感じました。
2 店主・吉田英男さんが“インナーウェア”を選んだ理由
吉田さんは、ランジェリー業界で20年のキャリアを積み、開発から販売まで多岐にわたりインナーウェアと向き合ってきた人物です。新境地を開こうと、2024年に生活を豊かにするアイテムを揃えた『ayaca』を開業。当初から「伝統工芸をもっと生活の近くへ」という構想を温めていました。
その取り組みを広く発展させるため、Makuakeに挑戦することを決意。「着物の“ハレ”文化と下着の“ケ”文化を交差させることで新しい価値を創造したい。毎日身につけるインナーで、工芸の息づかいを感じてほしい」と語ります。鳳凰柄に込めた「ご縁を結ぶ」という願いは、まさにその象徴です。
■これまでになかった特別感と抜群の着用感がポイント
・鳳凰が舞う上品な和柄
加賀友禅作家が描いた原画を染色工房で高精細プリントし、繊細な筆致を再現。
・ノンワイヤー&締め付けゼロ
独自パターンでバストをやさしくホールド。就寝時インナーとしても快適です。
・敏感肌に寄り添う素材
速乾・高伸縮素材を採用し、洗濯耐久性も確保。タグは外側配置でチクチク感を徹底排除しました。
これら三つの要素を一枚に凝縮するまで、試作と改良を何度も重ねました。量産効率よりも “着た瞬間の感動” を優先したプロセスで誕生した一枚です。
■能登半島へも届く応援の輪

2024年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」は、石川の観光・工芸産業にも深い傷を残しました。〈縁MUSUBI〉では売上の一部を復興支援金として寄付しており、「買うことがそのまま能登へのエールになる」取り組みでもあります。気になる方は、ぜひ Makuake もチェックしてみてください!
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