石川・金沢アート&カルチャースポット特集
観光やおでかけの際に巡りやすいよう、博物館や美術館などの芸術・文化施設を地域ごとにまとめてご紹介。
石川や金沢、加賀、能登のおすすめ情報を地元編集者が地元のトピックスを中心に、へぇ、そうだったのか、とか、これは役にたつ!などの情報をお届けします。
金沢三茶屋街のひとつ「にし茶屋街」は、出格子が美しい茶屋建築の街並みが残るエリア。金沢芸妓の伝統を今に伝えており、運が良ければ三味線や太鼓の音が聞こえたり、芸妓さんの姿を見たりできるかも。寺町寺院群も徒歩圏内。歴史的な散策を半日楽しめるモデルコースを紹介します。
大正期に活躍した作家・島田清次郎が過ごしたお茶屋「吉米楼」の跡地に建てられている。1階は島田清次郎に関する貴重な資料などを展示。2階の和室は当時の座敷を再現しており、漆塗りの装飾品などが展示され、当時の雰囲気の一端を感じられる。ボランティアガイド「まいどさん」の常駐スポット。
「忍者寺」の別称を持つ、不思議な仕掛けやカラクリが満載のお寺。落とし穴になる賽銭箱や、床板をまくると出現する隠し階段、金沢城への抜け道が整備されていたとされる井戸などの仕掛けなど、驚きのカラクリが見られる。堂内の拝観は予約が必要。
願掛け寺として知られる。タスキに願いごとを記載し、庭にある自分の十二支像に掛けると、1年以内に願いが叶うと言われている。今のトレンドや、日常の中にある悩み、叶えたいことなどがお守りになって登場し、若い世代の中で人気。毎年9月下旬~10月上旬に白い彼岸花の群生が見られる。
谷口吉郎氏が暮らしていた場所に建ち、息子の吉生氏が設計することでも注目の施設。吉郎氏は東宮御所(現・赤坂御所)の設計や建築界での功績を認められ、文化勲章を受章した金沢出身の建築家。吉生氏はニューヨーク近代美術館や鈴木大拙館で知られ世界的に活躍する。
金沢の地名発祥にまつわる芋掘藤五郎ゆかりの寺。毎日山芋を掘っては神仏にお供えしたり、村人たちにあげたりしていた藤五郎は神仏の加護を受け、芋を掘るごとに砂金を得たという寺伝が残っている。本尊の阿弥陀如来像は平安初期の金銅仏の力作、国の重要文化財。
(にし茶屋街エリア)
金沢西茶屋街で暖簾を掲げる『甘納豆かわむら』。豆の吟味をはじめ、素材の持ち味を活かすための手間を惜しまず、添加物や香料も一切使用しない。豆や栗、五郎島金時、柚子など季節の様々な素材を生かした甘納豆は、自然の優しい甘さが魅力。
(にし茶屋街エリア)
隠れ家カフェ。全国各地の個人ロースターが自家焙煎したコーヒー豆を中心に、季節の食材を活かした月替わりのプリンや、バスクチーズケーキ、焼き菓子など、こだわりのメニューが多くのファンを魅了。「みんなで作る、珈琲屋」がコンセプト。
(犀星のみち近く)
ピールアートの制作・展示を行うアートスポット。オーナーの才田春光さんはオレンジやみかん、グレープフルーツなどの柑橘類の皮や、野菜の皮、卵の殻など、捨てられる物を美しく細工し、芸術作品へと昇華させる「ピールアート」の第一人者。
◎今回のエリア
※掲載されている情報は、2024年9月以前に取材した内容です。時間の経過により実際と異なる場合があります。