【新人社員タヌ田の現場レポート-8-】ひがし茶屋街の情緒とともに。水引クレープが楽しめる『たばねのし』に行ってきました!

タヌ田

ひがし茶屋街に誕生した、甘い香りの新スポット
お店のあるひがし茶屋街に到着すると、思ったより人通りはまばら。観光客でぎゅうぎゅうなのを覚悟していたのですが、平日ということもあり、インバウンドの方がちらほら、という感じでした。金沢らしい格子の街並みを眺めながら歩くこと3分。お目当てのお店を発見です。近づくと、ふんわり甘い香りが……。すでにテンションがじわじわ上がってきます。

まずは2種類を食べ比べ!
この日は「抹茶ブリュレ」と「ひがし茶屋街限定 加賀棒ほうじ茶ティラミス」をいただきました。包装紙にちょこんと加賀水引があしらわれていて、まず、見た目からテンション爆上がりです。
水引は外して持ち帰れるので、あとから栞にしたり旅ノートに貼ったりと、余韻の楽しみ方も広がりますね。裏番長先輩はまだ食べてもないのに「これ、推し土産確定だわ」と呟いておられます。「クレープをお土産にするのはなかなか難しそうですけど……そっとはがした水引だけ渡すんでしょうか?」と、心の中でそっとツッコミつつ、うれしそうな先輩を見ていたら、僕までなんだかほっこりした気持ちになりました。

抹茶は“すっきり上品”な大人味
抹茶は静岡・掛川の上質な茶葉を使い、香りの気品と奥行きのある旨みを大切にしているそうです。生地はもっちり、クリームはなめらか。甘さとほろ苦さのバランスが絶妙。
表面には金箔があしらわれていて、抹茶の緑とのコントラストがとてもきれい。金沢市民として「一度は金箔を食べてみたい」とひそかに思っていたので、個人的にはここで夢がひとつ叶いました。
ちなみに、味は……しないんですね、金箔。

僕の推しは「加賀棒ほうじ茶ティラミス」!
抹茶ブリュレをぺろりと完食してしまい「お昼とデザートだからセーフ!」と自分に言い聞かせて、「ひがし茶屋街限定 加賀棒ほうじ茶ティラミス」もいただきました。
これがもう、本当にすごかったです。1口目で棒茶の香ばしさがふわっと広がり、鼻から抜ける香りが軽やか。中にしのばせたビスケットのサクサク感と、クリームのまろやかさ・軽やかさのコントラストがクセになります。
気づいたら2つ目なのに、「あれ? もうない……」という状態に。上に描かれた存在感ある「金沢」の文字もじわじわ効いてきて、「あ、ここでしか食べられない特別なやつだ」と実感しますよ。
裏番長先輩は「これ、1本食べて、ご飯食べて、デザートにまた1本食べたら最高じゃない?」と真顔。独特なコース設定に先輩はクレープと同じくらい白ごはんが好きなんだな、と新たな一面を知ってしまいました。

ちょっと一服にはドリンクもおすすめ
せっかくなので、ドリンクも2種類いただきました。「抹茶塩キャラメルラテ」と「黒蜜加賀棒ほうじ茶ラテ」(各750円、ホット/アイス可)の2杯です。どちらもクレープの甘さに寄り添う、やさしい甘さが印象的。塩キャラメルのまろやかさと抹茶の余韻、黒蜜×ほうじ茶の香ばしさ……。「これは、クレープとセットで楽しみたい!」と思える一杯でした。
これからの季節は、ホットでほっと一息つくのもよさそうです。裏番長先輩は「全部ホットとアイスで飲み比べたい」と、相変わらずの欲張り発言をしておられました。

各地で人気の「たばねのし」が、なぜ金沢に?
浅草に拠点を置き、全国各地に展開する人気の和クレープ専門店「浅草茶屋 たばねのし」。今回、金沢・ひがし茶屋街にお店を構えた背景には、このブランドならではの“加賀水引”との深いつながりがあります。
実は、2022年の浅草1号店の開業当初から、商品の包み紙には金沢の老舗「津田水引折型」が手がける加賀水引をあしらっているそう。
しかも、その水引は五代目職人・津田六佑さんが一つひとつ手作業で結んだものなのだとか。
京都や鎌倉など、歴史ある街並みにこだわって出店してきた同店にとって、
ひがし茶屋街は「いつかお店を開きたい」と前々から考えていた場所。
そんな“ご縁の地”に、念願の金沢店が誕生した形なのだそうです。
加賀水引を通じてずっとつながっていたブランドが、こうして金沢の街にやってきてくれたと思うと、金沢市民としてもなんだか嬉しくなりますね。

食べ歩きNGエリアなので、ご注意を
ちなみに、ひがし茶屋街には食べ歩きがNGのエリアがあります。
『たばねのし ひがし茶屋街店』も、基本はイートインでゆっくり味わうスタイル。
甘い香りに誘われつつも、マナーを守って、店内でのんびり楽しんでくださいね。スイーツ好きのタヌ田的には、「加賀棒ほうじ茶ティラミス」推しでございます。ぜひ一度、お試しあれ!



タヌ田
※掲載されている情報は、2025年11月以前に取材した内容です。時間の経過により実際と異なる場合があります。










