冬の日本海に咲く花
2015年1月29日(木) | テーマ/金沢の雑学
太平洋側にお住いの方が日本海と聞けば、荒波を思い浮かべると思います。
実際、季節風が吹き荒れる冬の日本海は大荒れです。
能登半島の先端にある珠洲市で海岸沿いの道を走っていると、波しぶきが堤防を乗り越えてくるほどです。
そんな能登の冬の風物詩が「波の花」。
風が強くて波が高く、寒さの激しい日に、その「花」は現れます。
波が打ち寄せるたび、綿毛のような白い「波の花」が風に乗ってふわふわと飛んでくるのです。
その正体を、「海水中に浮遊する植物性プランクトンの粘液が岩にぶつかるたびに空気を含んで白い泡状になったもの」などと表現をすると、とたんに風情がなくなってしまうのですが・・・。
波の花が飛んでいる時は、そのあたりの波の上にも白い泡がもこもこ。
海のカプチーノ状態です。
風で高く舞い上がる波の花はキレイですが、なにせ、もし波の花に出合えたとしたら強風・極寒の日のはずなので十分ご注意くださいね。
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