浅野川大橋詰に火の見櫓あり
2015年5月28日(木) | テーマ/金沢の雑学
浅野川大橋詰、ちょうど交番の向かい側に鉄骨造りの火の見櫓(やぐら)が立っている。
これは大正13年に建てられたもので、実は、もとの高さは23mもあったそうだ。 23mというと6、7階建のビルくらいの高さになるかと思うが、昭和46年、老朽化のために半分ほどを切断され、現在の高さ(10mほどだろうか)になったようだ。何となくバランスが悪く感じられる(下半身デブに見える)のは、そのためである。
もちろん現役ではない。ハシゴの下の部分はアクリル板でガードされ、不心得者が昇って騒いだりしないようにしてある。
大きいわりには目立たない、この火の見櫓。東山観光の際には、ぜひ、目を留めてほしい。 ちなみにこちらは現存しないが、犀川大橋の橋詰、蛤坂の上り口にも同様の火の見櫓があったとのことだ・・・。
なお、川の対岸(並木町側)に木造の火の見櫓があるが、これは明治期に建てられた櫓を復元したもの。かつて犀川大橋詰、下堤町にあった櫓と合わせて、「金沢の三櫓」と呼ばれていたものの一つとのこと。
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