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【石川県】これって普通じゃないの⁉「紅白」の鏡餅。

2021年12月28日(火) | テーマ/金沢の雑学

石川県民の多くは紅白の鏡餅を飾ります。上京したての冬、都会で白色だけの鏡餅を見て「変わってるなー」と感じましたが、全国どこでも上下とも白が普通なんだと知って非常に驚きました。石川県では鏡餅と言えば「紅白」。全国シェアを誇る某鏡餅メーカーも、石川県用には特別に紅白のものを作っているそうです。

「なぜ石川県だけが紅白?」と理由を調べてみると、前田家が祖とした菅原道真公ゆかりの紅梅・白梅にちなんでいるとか、倶利伽羅峠の源平合戦の平氏の赤旗・源氏の白旗を模しているとか、農業を重視した加賀藩が五穀豊穣を願って様々な雑穀を入れた餅飾りを施したとか、諸説あるようですが、いずれにしても、その由来はやはり、加賀藩前田家に献上されたものにあるようです。

そして、もう一つ不思議なのが重ね方。今は「上が赤、下が白」が一般的ですが、お殿様は「上が白、下が赤」で飾っていたとのことで、それが逆転した理由も、庶民が殿様と一緒ではバチが当たると考えたとか、明治維新となり武家社会から天皇社会へと時代が変わったからなど、こちらも諸説があるようです。

お正月には、こうした地方ならではの風習がたくさん残っていますので、その由来や意味について考えたりしてみるもの楽しいですね!

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