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【台湾出身編集者kumaの金沢散歩】珍しいお守りが登場する観光スポットの穴場寺院を見つけました!|石川県金沢市『香林寺』

2024年4月18日(木) | テーマ/エトセトラ

こんにちは、金沢日和編集部・台湾出身のkumaです。
連載「kumaの金沢散歩」を担当し、日々、様々な発見をして楽しく過ごしています。わたしにとっての新発見もあるけれど、地元の方にとっては金沢の再発見につながることもあるそうです!これからも、魅力あふれるこの土地を一緒に巡り続けられると幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。


金沢にはちょっと変わったお守りが登場するお寺があると聞いて、半信半疑で行ってみたら、想像以上に面白かったです。「デブ封じ」、「推活成就」、「肩凝退散」など、たった4文字に今のトレンドや日常の切実な願いを閉じ込めた、珍しいお守りがたくさんありました。


約70もの寺社が集まっている寺院群『寺町』の近くに位置する『香林寺』は、願掛け寺として知られています。タスキに願いごとを記載し、庭にある自分の十二支像に掛けると、1年以内に願いが叶うと言われているそうです。毎年9月下旬~10月上旬に白い彼岸花の群生が見られることでも有名ですよ。


入り口の門をくぐると、民家らしき建物が目に映りますが、間違いなく香林寺です。玄関近くでお出迎えしてくれるわんちゃんの石像の衣がおしゃれでかわいいので、ぜひ見てみてくださいね。


本堂内には、子どもを思う慈愛に満ちたお地蔵さん「幸福地蔵菩薩」や、1833年(天保4年)に造られた不動明王「開運霊薬不動」の尊像があります。加賀友禅作家で唯一の人間国宝・木村雨山氏が若い頃、『香林寺』に停泊していた折に残された80点ほどの作品も展示しています。


また、能面士・平井杢侃(ひらいもっかん)氏の能面が60点以上飾られており、部屋に踏み込むと圧倒されてしまいそうです。丁寧に仕上げられた能面を一つ一つを間近で見ることができるほか、それぞれの面に込まれた想いや意味の解説が書いてあるので、ぜひ能面の奥深さを堪能しましょう。


そして、今のトレンドや、日常の中にある悩み、叶えたいことなどがお守りになって登場し、その数はなんと40種類ほどあるそうです。「美女転生」、「シワ退散」、「ハゲ封じ」など、目眩がしそうなほど数々の願いを込めたお守りが一斉に並ぶと壮観ですね。推し活に励むわたしは、大人気の「推活成就」を選びました。当日の最後の一点だったそうです。無事買えた運も含めて、これからの推し活もきっと成就すると信じます。大人気の珍しいお守りシリーズは不定期で新作も出るので、ぜひ見に来てくださいね。


本堂拝観後は、お庭巡りに参りましょう。十二支像に掛けられたタスキを眺めながら、願いに満ちた「幸福の道」を3周巡り、願いをこころから伝えてみてはいかがですか。「幸福の道」には、十二支像のほか、羅漢像や沢山の可愛らしいお地蔵様も安置されているので、探してみてくださいね。


お庭の竹林の中には、出世達磨(達磨禅師)がいらっしゃいます。この出世達磨の口の中へ「願い玉」(五個一口)を投げ入れて、五個のうちに一個でも入ると、出世と金運が上がると伝われているそうですよ。こころから願いを込めて、ぜひ挑戦してみましょう。

閑静な『香林寺』は、雨の日は観光スポットの穴場としても知られており、とっておきの傘を広げてお庭巡りを楽しめます。彼岸花が咲く時期には、期間限定の名物「十二支団子」を楽しめる「彼岸花まつり」開催のほか、夜にはライトアップを実施するので、秋にもぜひ行ってほしいです。

■香林寺
住所/石川県金沢市野町1-3-15
TEL/076-241-3905
拝観料/大人500円、中学生以下400円、団体60名以上400円
参拝時間/9:00~17:00
定休日/不定休
駐車場/10台 ※車の出入り口(山門)はそれほど広くはないため、大型車の場合は特にご注意ください。

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台湾出身の編集者kuma

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台湾出身の編集者kuma

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台湾出身、中国大陸育ち。中国語(繁体字・簡体字)はもちろん、日本語検定は1級(満点)、英語はビジネスレベルというトリリンガル才女。趣味はカメラで、かき氷と聖地巡礼が好き。

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こんにちは、金沢日和編集部・台湾出身のkumaです。 連載「kumaの金沢散歩」を担当し、日々、様々な発見をして楽しく過ごしています。わたしにとっての新発見もあるけれど、地元の方にとっては金沢の再発見につながることもあるそうです!これからも、魅力あふれるこの土地を一緒に巡り続けられると幸いです。 どうぞよろしくお願いいたします。 伝統工芸のまちとしても知られている金沢。能楽や茶道などの文化が受け継がれた金沢では、伝統工芸品はより身近に人々の暮らしの中に溶け込みました。作品を鑑賞、購入できるのはもちろん、伝統文化を次世代へと繋ぐべく、気軽に伝統工芸に触れる手作り体験ができる施設も増えているそうです。この度は、「九谷焼」を作れる陶芸工房『to-an(とうあん)』が仕掛ける「新しい陶芸体験」を見学させていただきました。 閑静な住宅街の一角に佇む『to-an』は、長らく地元に愛される陶芸工房です。この度は、21年ぶりに全面リニューアルし、400年以上続く「九谷焼」をモダンアレンジした、五感が刺激される新感覚陶芸スタジオへと生まれ変わりました。「つくる楽しさ、つかう喜び」のコンセプトにこだわった新しい陶芸体験は、参加者同士のコミュニケーションを通じて「新しい発見」が芽生えるようにと願い、空間演出にも力を入れています。 扉を開けると、香り豊かなドライフラワーが天井いっぱいに広げ、心弾む軽快な音楽も流れており、開放感ある空間で会話を楽しみながらリラックスして体験を楽しめます。かわいいエプロンも用意されているので、服が汚れるなどの心配もいらず、観光中に気軽に訪れられるのも魅力的ですね。また、つくる楽しさを思い出として残せるよう、自分のカメラで撮影できる仕組みもあるので、詳細はスタッフに尋ねてみましょう。 この日は先行体験会ということもあり、特別に体験のプロデュースおよび監修を務める、陶芸作家・吉岡 正義(よしおか まさよし)氏と一緒に陶芸の奥深い世界を楽しみました。体験は「九谷焼」を学ぶ時間からスタートし、普段あまり見ることのない原材料となる土に触れて、電動ろくろを使って成型します。「九谷焼」を初めて知る人や、陶芸初心者でも気軽に楽しめる内容となっています。 成型後は、普段は体験できない施釉作業へ進み、数週間かけて乾かし素焼きされた器に、とろっとした液状の釉薬(ガラス質の膜)をかけていきます。最後にお店の奥に構えてある大きな窯に詰めて、焼成についても学べます。成型後の乾かしに数週間が必要なので、自分の作品での体験は難しいのですが、焼成までの過程に触れられるのも嬉しいですね。ツアー終了後には、金沢の情景をイメージした現代風の「九谷五彩」カラー5色やゴールドとホワイトの全7色から、自分の作品で使用する釉薬を決めます。どの色もかわいくて悩ましいですね。 焼成までに時間を要するため、当日は作品を受け取れず、約2ヶ月後に配送で届く形になります。それまでの期間の思い出に、最後に店内の「チェキ」でパシャリと、自分の作品と「つくる楽しさ」を一枚の写真に込めて撮って持ち帰りましょう。なお、「つかう喜び」へと繋がる、北陸のお土産も作品と一緒に届きます。金沢で最も長い歴史を持つ純米蔵『福光屋』とコラボした日本酒をはじめとした地元名産品や、ほうじ茶と和紅茶をブレンドした『to-an』のオリジナルアイテムなど、何が届くかは、開封してからのお楽しみ。 伝統工芸に新たな風を吹き込む新感覚の陶芸スタジオ『to-an』で、石川県の伝統工芸「九谷焼」の世界に触れて、「つくる楽しさ、つかう喜び」を体感しましょう。リニューアル後のグランドオープンは2024年4月20日(土)の予定ですが、予約受付は開始しているので、気になる方は公式サイトをチェックしてくださいね。 ■to-an(とうあん) 住所/石川県金沢市入江2-401 TEL/076-291-2533 営業期間/10:30〜18:00 (要予約) 休日/不定休 料金/1名6,600円(税込) ※1日18組限定、各回6名定員75分制。 ※価格には、電動ろくろ体験料、焼成料、配送料、お土産1つが含まれています。 予約はこちらから 公式サイトはこちら 公式Instagramはこちら ■担当している海外SNSはコチラ☆ 小紅書(RED)|簡体字中国語(中国) Facebook中国語|繁体字(台湾/香港) Facebook英語

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