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【台湾出身編集者kumaの金沢散歩】きつねの絵馬、おみくじ、手ぬぐいなど、きつね好きにたまらない小さな稲荷神社に行ってきました!|石川県金沢市『浅野川稲荷神社』

2024年4月24日(水) | テーマ/エトセトラ

こんにちは、金沢日和編集部・台湾出身のkumaです。
連載「kumaの金沢散歩」を担当し、日々、様々な発見をして楽しく過ごしています。わたしにとっての新発見もあるけれど、地元の方にとっては金沢の再発見につながることもあるそうです!これからも、魅力あふれるこの土地を一緒に巡り続けられると幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。


浅野川のほとり、梅ノ橋からすぐのところに佇む小さな稲荷神社に参拝してきました。神狐の絵馬、おみくじ、手ぬぐいなど、きつね好きにはたまらない魅力満載の『浅野川稲荷神社』です。


『浅野川稲荷神社』は稲荷大神を祀っており、ほかに日吉社、金毘羅社、天満宮を合祀しているようです。小さな神社で、赤いのぼりを目印に探すと見つけやすいです。稲荷と言えば「きつね」が思い浮かぶのですが、恥ずかしながらきつねを稲荷の神さまだと誤解したことがあります。諸説がありますが、きつねは春に山から人里に降りて姿を見せ、秋になるとまた山に戻り、神道の原形となる「山の神、田の神」と同じ時期に姿を見せることから、(神道系)稲荷の神使として知られるようになったそうです。


境内に入ると、きつねのお面や絵馬が目に映ります。手水舎は、季節の花に彩られる花手水になる日もあるそうですよ。入り口横にあるカラフルなお花を生け込んだ水瓶や、井戸傍から生えた「根性紅葉」など、静かで小さな境内ゆえに、見渡せる随所に季節が感じられる居心地良さが好きです。


拝殿に、お守り、おみくじ、絵馬、御朱印(書き置き)などが置かれています。どれも初穂料を賽銭箱に納めて拝受するかたちとなっているので、事前に千円札や小銭を用意しておくといいかもしれないです。「浅野川稲荷神社オリジナル 神狐絵馬」には大と小がありますが、小さいサイズの絵馬は新鮮に思いました。持ち歩くのにちょうどいいサイズの可愛い神狐の絵馬は、きっといつも見守ってくれると信じます。


また、お稲荷さまにちなんだ「きつねみくじ」や、疫病退散疫病を鎮める妖怪といわれるアマビエの「アマビエみくじ」、七福神をイメージとした「七福神みくじ」など、おみくじの種類もたくさんあるので、わくわくしますね。「きつねみくじ」は、おくちに巻物か玉(宝珠)をくわえている2種類があり、巻物はどんな願いも叶うという「稲荷の秘法を表すシンボル」や知恵の象徴、玉は稲荷大神の霊力の象徴とされているそうです。意味を知ると、どれを選ぶかもまた悩ましいですね。


季節を感じる月替りの可愛いらしい御朱印は、多くの参拝者を魅了していました。書き置きですが、全て手書きでカラフルなスタンプが丁寧に押され、1枚仕上げるのに10分ほどかかるそうです。「浅野川神社」と「浅野川稲荷神社」の2種類があり、皆さんもぜひ参拝し、1枚1枚心を込めて仕上げる御朱印をいただきましょう。時に数量限定の切り絵の御朱印もあるので、何度でも足を運びたいです。なお、同社オリジナルの「神狐の手ぬぐい」は、シンプルで可愛いデザインで、日常でも使いやすいので、きつね好きの方はぜひみてみてくださいね。

他にも、「心に響く言葉」と書いたクリアケースが気になりました。中には、心を励ます素敵な言葉たちが書かれた紙がたくさん入っています。迷いがある時に心を清めに参拝し、このケースから導きや支えになれる言葉が見つかるかもしれないですよ。


拝殿前に置かれた監視カメラの横に、まるでジブリの世界に入り込めるような「稲荷前」のバス停の可愛らしい置物にも目が離せません。よく見ると、年代感を表す色味から時刻表の数字まで、隅々まで丁寧に作られているので、参拝の際にぜひ見てみてくださいね!

『浅野川稲荷神社』は小さいですが、随所に渡り可愛さと落ち着きのある神社です。手を合わすその願いがどうか叶いますように、ぜひ参拝しに参りましょう。

■浅野川稲荷神社
住所/金沢市並木町2-2
TEL/090-1632-4979
参拝時間/7:00〜17:00

拝観料/無料
定休日/不定休
駐車場/なし

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台湾出身、中国大陸育ち。中国語(繁体字・簡体字)はもちろん、日本語検定は1級(満点)、英語はTOEFL106点(120点満点)というトリリンガル才女。趣味はカメラで、かき氷と聖地巡礼が好き。

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こんにちは、金沢日和編集部・台湾出身のkumaです。 連載「kumaの金沢散歩」を担当し、日々、様々な発見をして楽しく過ごしています。わたしにとっての新発見もあるけれど、地元の方にとっては金沢の再発見につながることもあるそうです!これからも、魅力あふれるこの土地を一緒に巡り続けられると幸いです。 どうぞよろしくお願いいたします。 伝統工芸のまちとしても知られている金沢。能楽や茶道などの文化が受け継がれた金沢では、伝統工芸品はより身近に人々の暮らしの中に溶け込みました。作品を鑑賞、購入できるのはもちろん、伝統文化を次世代へと繋ぐべく、気軽に伝統工芸に触れる手作り体験ができる施設も増えているそうです。この度は、「九谷焼」を作れる陶芸工房『to-an(とうあん)』が仕掛ける「新しい陶芸体験」を見学させていただきました。 閑静な住宅街の一角に佇む『to-an』は、長らく地元に愛される陶芸工房です。この度は、21年ぶりに全面リニューアルし、400年以上続く「九谷焼」をモダンアレンジした、五感が刺激される新感覚陶芸スタジオへと生まれ変わりました。「つくる楽しさ、つかう喜び」のコンセプトにこだわった新しい陶芸体験は、参加者同士のコミュニケーションを通じて「新しい発見」が芽生えるようにと願い、空間演出にも力を入れています。 扉を開けると、香り豊かなドライフラワーが天井いっぱいに広げ、心弾む軽快な音楽も流れており、開放感ある空間で会話を楽しみながらリラックスして体験を楽しめます。かわいいエプロンも用意されているので、服が汚れるなどの心配もいらず、観光中に気軽に訪れられるのも魅力的ですね。また、つくる楽しさを思い出として残せるよう、自分のカメラで撮影できる仕組みもあるので、詳細はスタッフに尋ねてみましょう。 この日は先行体験会ということもあり、特別に体験のプロデュースおよび監修を務める、陶芸作家・吉岡 正義(よしおか まさよし)氏と一緒に陶芸の奥深い世界を楽しみました。体験は「九谷焼」を学ぶ時間からスタートし、普段あまり見ることのない原材料となる土に触れて、電動ろくろを使って成型します。「九谷焼」を初めて知る人や、陶芸初心者でも気軽に楽しめる内容となっています。 成型後は、普段は体験できない施釉作業へ進み、数週間かけて乾かし素焼きされた器に、とろっとした液状の釉薬(ガラス質の膜)をかけていきます。最後にお店の奥に構えてある大きな窯に詰めて、焼成についても学べます。成型後の乾かしに数週間が必要なので、自分の作品での体験は難しいのですが、焼成までの過程に触れられるのも嬉しいですね。ツアー終了後には、金沢の情景をイメージした現代風の「九谷五彩」カラー5色やゴールドとホワイトの全7色から、自分の作品で使用する釉薬を決めます。どの色もかわいくて悩ましいですね。 焼成までに時間を要するため、当日は作品を受け取れず、約2ヶ月後に配送で届く形になります。それまでの期間の思い出に、最後に店内の「チェキ」でパシャリと、自分の作品と「つくる楽しさ」を一枚の写真に込めて撮って持ち帰りましょう。なお、「つかう喜び」へと繋がる、北陸のお土産も作品と一緒に届きます。金沢で最も長い歴史を持つ純米蔵『福光屋』とコラボした日本酒をはじめとした地元名産品や、ほうじ茶と和紅茶をブレンドした『to-an』のオリジナルアイテムなど、何が届くかは、開封してからのお楽しみ。 伝統工芸に新たな風を吹き込む新感覚の陶芸スタジオ『to-an』で、石川県の伝統工芸「九谷焼」の世界に触れて、「つくる楽しさ、つかう喜び」を体感しましょう。リニューアル後のグランドオープンは2024年4月20日(土)の予定ですが、予約受付は開始しているので、気になる方は公式サイトをチェックしてくださいね。 ■to-an(とうあん) 住所/石川県金沢市入江2-401 TEL/076-291-2533 営業期間/10:30〜18:00 (要予約) 休日/不定休 料金/1名6,600円(税込) ※1日18組限定、各回6名定員75分制。 ※価格には、電動ろくろ体験料、焼成料、配送料、お土産1つが含まれています。 予約はこちらから 公式サイトはこちら 公式Instagramはこちら ■担当している海外SNSはコチラ☆ 小紅書(RED)|簡体字中国語(中国) Facebook中国語|繁体字(台湾/香港) Facebook英語

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