
【台湾出身編集者kumaの金沢散歩】“忍者”が潜むことで有名な神社とは?! アニメに見習った印の結び方が役立つ日がついに。|石川県金沢市『宇多須神社』
2024年10月25日(金) | テーマ/エトセトラ

こんにちは、金沢日和編集部・台湾出身のkumaです。
連載「kumaの金沢散歩」を担当し、日々、様々な発見をして楽しく過ごしています。わたしにとっての新発見もあるけれど、地元の方にとっては金沢の再発見につながることもあるそうです!これからも、魅力あふれるこの土地を一緒に巡り続けられると幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
金沢の有名な観光地としても知られる『ひがし茶屋街』。その奥に、“忍者”に出会える神社が鎮座しているのをご存知でしたか?視線を感じながら参拝するという珍しい体験ができる『宇多須(うたす)神社』、過ごしやすくなった季節のお出かけに、ぜひ訪れてみてくださいね。
「金沢五社」の一つである『宇多須神社』は、金沢城から見て鬼門の方角に位置しており、お城の鬼門守護として建立されたそうです。「金沢五社」は、江戸時代から鎮座し、加賀藩前田家の崇敬が厚かったとされる寺社。城下町金沢を長らく鎮守してきたこの5つの古社を、いつかは巡ってみたいですね。
参拝前に手水で清めようとすると、薄々視線を感じて少し躊躇っていたら、上に潜む“忍者さん”にずっとガン見されていたことにふと気づきました。思わず声を上げてしまいそうになったところ、「大丈夫、人形ですよ」とのやさしいお声がけが。その迫真のリアルさに驚く参拝者はきっとわたし以外にもいるはずです!
拝殿の下にもお姿が…! 隅っこは落ち着きますね、わかります。
忍者さんのお人形は、北陸大学の学生の発想で設置されたそうです。海外でも知名度の高い“日本の忍者”を活かすことで、城下町・金沢に根付いた加賀藩の武家文化(サムライ文化)の発信を図ったらしい。確かに、岸本先生の大人気作品『NARUTO -ナルト-』は、中国語圏では「1つの世代の青春」として親しまれるほど、わたしの世代で知らない人がいないと言っても過言ではないでしょう。まさか日本で本当に“忍者さん”に出会えるとは思いませんでした。忍者をきっかけに日本に興味を持ったの方が多いはずなので、ぜひ宇多須神社に足を運んでいただき、武家文化もより深く知れたら良いですね。
凛とした拝殿は、前田家の家紋「剣梅鉢」が至る所に!夜になると、ぼんぼりの光に照らされ、暗闇に浮かび上がる拝殿の神秘的な光景が見られます。
種類豊富なお守りの中で、宇多須神社らしさが詰まった「鬼門守護(災厄除け)」(写真右下)が一番人気だそうです。個人的には、こぢんまりとした「魔除お守り」(写真左下)が気になりました!百足(むかで)をこんなにも可愛く表現できるなんて、苦手意識があったわたしでも愛しさを感じました。
天運と地運の槍が描かれたかっこいい絵馬を眺めていると、どんな願いも叶えてくれそうな気がしました。
参拝後は、社務所に御朱印をいただきに行きました。賑やかなひがし茶屋街の奥に、忍者さんが潜む安らかな宇多須神社。城下町・金沢を見守ってきたこの古き神社にも、武家文化の発信という、遊び心満載の新しい風が吹かれましたね。
■宇多須(うたす)神社
住所/石川県金沢市東山1-30-8
TEL/076-252-8826
参拝時間/24時間
社務所開放時間/9:00~17:00
お祓い受付時間/9:30~16:00
駐車場/約15台
アクセス/城下まち金沢周遊バス・北陸鉄道路線バス・西日本JRバス「橋場町」バス停から徒歩約8分
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