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【台湾出身編集者kumaの金沢散歩】遂に本物の辛さと出会えた!冷える季節には熱々の中華一択!|創作中華『寿輝』

2024年10月10日(木) | テーマ/エトセトラ

こんにちは、金沢日和編集部・台湾出身のkumaです。
連載「kumaの金沢散歩」を担当し、日々、様々な発見をして楽しく過ごしています。わたしにとっての新発見もあるけれど、地元の方にとっては金沢の再発見につながることもあるそうです!これからも、魅力あふれるこの土地を一緒に巡り続けられると幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。


辛いもの大好きなわたしですが、日本に来てからもずっと、辛くて美味しい料理を探し続けていました。しかし、自分の辛さの基準が厳しいせいか、なかなか本物の美味しい辛さに出会えず、やがて台湾から仕入れた激辛の唐辛子粉を持ち歩くようになりました…。

冷え込む季節、辛さが恋しくなったときに、「辛いもの好きな人におすすめの中華料理屋さんあるけど…」と、先輩からのお誘いがありました。これは行くしかないでしょう!とこころを踊らせながらたどり着いたのは、金沢市増泉に新たにオープンした創作中華『寿輝(ことぶき)』でした。

地元の人々に愛された人気店『毎日中華』の元店長・木谷さんが新たに手がける中華料理店。黒と赤のイメージカラーがシックな雰囲気を醸し出し、扉の上の料理名を眺めていると、ますます楽しみになりました!あれ、なんか聞いたことない料理名も…? 後から伺ったお話によると、店主の木谷夫婦のお子さんのお名前だそうです!面白さと楽しさ満載のお店ですね。

子どもから年配の方まで、どなたでもゆっくりくつろぎながら中華を気軽に楽しめるよう、落ち着いた雰囲気の店内は、ゆったりとした空間づくりにこだわったのだそう。カウンター席もあるので、わたしのようなぼっちでも一人で行きやすくて嬉しいです。

訪問時はちょうど、店主の木谷さんがお仕込み中だったので、邪魔しないようにこっそり拝見させていただきました。手作りの能登豚焼売と春巻、具材たっぷりで丁寧に包まれる作業を眺めると癒されますね…

そして焼売の大きさに驚きました!中身が溢れ出しそうなほど満足感ある焼売も春巻も、本当はどちらも試したかったですが…お腹の容量と相談して、またいつかにしました。なぜなら、今回のお目当ては、他にあるから!

鍋を振るうたびにこぼれだす唐辛子の香りが堪らない…なんのお料理かお分かりでしょうか?

豆板醤や麻辣醤など、本場の中国の調味料を使用した本格四川料理「辣子雞(ラーズージー)」です。この唐辛子のツヤツヤにぜひご注目を!鶏肉にもしっかり唐辛子の香りが染み込んでいて、一口食べるとさらに食欲がそそられますね。ただ痛いだけの辛さではなく、スパイスや調味料を活かしたからこそ生まれる深い味わいです。本物の美味しい辛さを求める方に、ぜひ試していただきたい一品です。

続いて、石焼き鍋に入った本格的な麻婆豆腐が登場。グツグツと主張が激しい一方、(わたしにとっては)まろやかでやさしい辛さが広がるお味です。熱々で食べながら、お腹も心も満たされる幸せを感じました。また、辛さを「控えめ・普通・激辛」でカスタマイズ可能な点も嬉しい!次は激辛を挑戦してみたいです。

ランチセットで一番気になったのは、台湾バーガーの「割包(グァバオ)セット」です。蒸し立てのもちふわバンズ(中華まんの皮)に、特製の海老チリソースや中華風豚角煮を挟んで食べるかたちとなります。台湾では1枚の豚角煮や高菜の漬物、ピーナッツパウダーなどの具材が一般的ですが、『寿輝』では海老チリを挟んだ特別なバージョンが楽しめます。ちなみに、海老チリは日本発祥の中華料理なので、台湾や中国で見ることはおそらくないと思います。ここでしか出会えない、こだわりの創作中華料理のランチセットをぜひお試しください!

店主の木谷夫婦のこだわる「おもてなしの心」や温もりを感じる接客が、訪れる人を温かく迎え入れてくれます。「石川ならではのおもてなし」をコンセプトに、加賀野菜や能登豚など、地産地消の食材を使用する創作中華料理店。これからも、ずっと街に愛され続けられる存在になるに違いないです。

ちなみに、女将のこだわりが詰まったお手洗いの洗面台も見逃せません…! (店内のどこかに隠れ豹柄があり、ここの壁紙も豹柄にする予定だそうです…!) こんな隅々まで愛が溢れる中華料理店に、ぜひ一度足を運んでみてほしいです。

■創作中華 寿輝(ことぶき)
住所/石川県金沢市増泉2-7-45
TEL/076-225-4708
営業時間/
【月曜〜土曜】
ランチ  11:00〜14:30(L.O.14:00)
ディナー 17:00〜21:00(L.O.20:30)
【日曜】
ランチ  11:00〜15:00(L.O.14:30)
■予約はインスタDM、またはTEL076-225-4708にて随時受付中。
定休日/水曜+不定休(詳細は公式Instagramにて確認。)
カード/クレジットカード(VISA, Master, 銀聯, American Express, Diners Club, Discover)、コード決済(PayPay, au Pay, d払い, メルペイ, UnionPay, Alipay, WeChat Pay, JKOPay)使用可
席数/27席 (半個室6名 ×2、カウンター席 ×5、テーブル席 ×10)
駐車場/4台
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ライター情報

台湾出身の編集者kuma

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台湾出身の編集者kuma

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台湾出身、中国大陸育ち。中国語(繁体字・簡体字)はもちろん、日本語能力試験は1級(満点)、英語はビジネスレベルというトリリンガル才女。趣味はカメラで、かき氷と聖地巡礼が好き。

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こんにちは、金沢日和編集部・台湾出身のkumaです。 連載「kumaの金沢散歩」を担当し、日々、様々な発見をして楽しく過ごしています。わたしにとっての新発見もあるけれど、地元の方にとっては金沢の再発見につながることもあるそうです!これからも、魅力あふれるこの土地を一緒に巡り続けられると幸いです。 どうぞよろしくお願いいたします。 伝統工芸のまちとしても知られている金沢。能楽や茶道などの文化が受け継がれた金沢では、伝統工芸品はより身近に人々の暮らしの中に溶け込みました。作品を鑑賞、購入できるのはもちろん、伝統文化を次世代へと繋ぐべく、気軽に伝統工芸に触れる手作り体験ができる施設も増えているそうです。この度は、「九谷焼」を作れる陶芸工房『to-an(とうあん)』が仕掛ける「新しい陶芸体験」を見学させていただきました。 閑静な住宅街の一角に佇む『to-an』は、長らく地元に愛される陶芸工房です。この度は、21年ぶりに全面リニューアルし、400年以上続く「九谷焼」をモダンアレンジした、五感が刺激される新感覚陶芸スタジオへと生まれ変わりました。「つくる楽しさ、つかう喜び」のコンセプトにこだわった新しい陶芸体験は、参加者同士のコミュニケーションを通じて「新しい発見」が芽生えるようにと願い、空間演出にも力を入れています。 扉を開けると、香り豊かなドライフラワーが天井いっぱいに広げ、心弾む軽快な音楽も流れており、開放感ある空間で会話を楽しみながらリラックスして体験を楽しめます。かわいいエプロンも用意されているので、服が汚れるなどの心配もいらず、観光中に気軽に訪れられるのも魅力的ですね。また、つくる楽しさを思い出として残せるよう、自分のカメラで撮影できる仕組みもあるので、詳細はスタッフに尋ねてみましょう。 この日は先行体験会ということもあり、特別に体験のプロデュースおよび監修を務める、陶芸作家・吉岡 正義(よしおか まさよし)氏と一緒に陶芸の奥深い世界を楽しみました。体験は「九谷焼」を学ぶ時間からスタートし、普段あまり見ることのない原材料となる土に触れて、電動ろくろを使って成型します。「九谷焼」を初めて知る人や、陶芸初心者でも気軽に楽しめる内容となっています。 成型後は、普段は体験できない施釉作業へ進み、数週間かけて乾かし素焼きされた器に、とろっとした液状の釉薬(ガラス質の膜)をかけていきます。最後にお店の奥に構えてある大きな窯に詰めて、焼成についても学べます。成型後の乾かしに数週間が必要なので、自分の作品での体験は難しいのですが、焼成までの過程に触れられるのも嬉しいですね。ツアー終了後には、金沢の情景をイメージした現代風の「九谷五彩」カラー5色やゴールドとホワイトの全7色から、自分の作品で使用する釉薬を決めます。どの色もかわいくて悩ましいですね。 焼成までに時間を要するため、当日は作品を受け取れず、約2ヶ月後に配送で届く形になります。それまでの期間の思い出に、最後に店内の「チェキ」でパシャリと、自分の作品と「つくる楽しさ」を一枚の写真に込めて撮って持ち帰りましょう。なお、「つかう喜び」へと繋がる、北陸のお土産も作品と一緒に届きます。金沢で最も長い歴史を持つ純米蔵『福光屋』とコラボした日本酒をはじめとした地元名産品や、ほうじ茶と和紅茶をブレンドした『to-an』のオリジナルアイテムなど、何が届くかは、開封してからのお楽しみ。 伝統工芸に新たな風を吹き込む新感覚の陶芸スタジオ『to-an』で、石川県の伝統工芸「九谷焼」の世界に触れて、「つくる楽しさ、つかう喜び」を体感しましょう。リニューアル後のグランドオープンは2024年4月20日(土)の予定ですが、予約受付は開始しているので、気になる方は公式サイトをチェックしてくださいね。 ■to-an(とうあん) 住所/石川県金沢市入江2-401 TEL/076-291-2533 営業期間/10:30〜18:00 (要予約) 休日/不定休 料金/1名6,600円(税込) ※1日18組限定、各回6名定員75分制。 ※価格には、電動ろくろ体験料、焼成料、配送料、お土産1つが含まれています。 予約はこちらから 公式サイトはこちら 公式Instagramはこちら ■担当している海外SNSはコチラ☆ 小紅書(RED)|簡体字中国語(中国) Facebook中国語|繁体字(台湾/香港) Facebook英語

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