
【ちぃ散歩de石川発見-3-前編】「え、ここが工場?」五感で楽しむ、観光できる繊維工場『KAJI FACTORY PARK(カジファクトリーパーク)』に行ってきました。


ちぃ子
『KAJI FACTORY PARK(カジファクトリーパーク)』は、2025年4月10日に石川県かほく市にオープンしたた繊維業界としては日本最大級の「観光できる繊維工場」です。繊維業界の魅力を五感で楽しめる体験型の産業観光施設として設計されています。
中に入ってまず驚くのが、「え、ここが工場なの?」と思ってしまう開放感とデザイン性です。
そびえ立つ壁のように整然と並ぶ真っ白な糸巻きに挟まれた階段を登っていくと、柔らかな布が出迎えてくれます。
奥の壁に見える「79」という数字は、金(ゴールド)の原子番号である「79」に由来しているのだそうです。これはカジグループが、繊維産業において高品質で価値ある製品を提供するという理念を象徴しているのだとか。工場内ではさまざまな「79」と出会えます。
「LIVE VIEWING」と書かれた見学ゾーンでは、今まさに作っている、織りの工程を見ることができます。
糸加工から織物・編物までを一貫生産で行うKAJI GROUPの開発力を結集したテキスタイルブランド「KAJIF(カジフ)」の多様な生地の展示や、技術と経験が詰まった合成繊維の製造過程を、いつでも、だれでも、楽しみながら見学できます。
見たこともない機械が、正確に動き続ける様子はなんだかとても幻想的。無機質ながらも、音を立てて織られていく過程に、モノづくりの鼓動を感じます。今自分が着ている服が、どんな工程を経て「服の姿」になっていくのか。モノづくりの一端に触れた気持ちになって、「子どもたちを連れてきたいなぁ」と後ろ髪をひかれつつ、次のゾーンに向かいます。
■後半に続く→→→【こちら】
■KAJI FACTORY PARK
住所/石川県かほく市大崎ヲ102-1
営業時間/11:00〜18:00
定休日/不定休
駐車場/一般車82台、バス3台、バイク・駐輪場あり
※掲載されている情報は、2025年6月以前に取材した内容です。時間の経過により実際と異なる場合があります。