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426年の歴史を持つ日本最古のハンコ屋さん

2014年5月13日(火) | テーマ/金沢の雑学

城下町・金沢には、藩政期からの伝統や文化が息づいています。
尾張町商店街は老舗の加賀麩屋やお香・ロウソク店、筆屋、和菓子屋が軒を連ねる通り。

その中にあるモダンな外観の『細字印判店』は、なんと日本最古のハンコ屋さんと伝わる一軒です。

創業は天正16年(1588年)と言われています。

そのころ、時の人、織田信長が全国各地から100名の印判師をあつめ、ポルトガル人の元で1年間修業させたのち、優秀な技術者3名に「細字」の姓を授けたのだとか。

その一人が加賀藩のお抱え印判師となり、現代の『細字印判店』へとつながっています。

当主は代々「細字左平」を襲名しており、現在は12代目。

歴代が手掛けた印影の数々をみせていただくと、印判師とは単なる技術屋ではなく、絵師としてのセンスや才能も求められる仕事だったのだと分かります。機械では再現できないと言われる繊細な絵柄、美しい文字形、絶妙なバランスに感動します。

伝統ある「細字」印判師が手掛ける手彫りハンコ、一生物として一つお手元にいかがでしょうか。

実は私も今、オーダー中です☆

店舗情報↓

https://kanazawabiyori.com/contents/shop/shop_4663.html

※写真は、12代目細字左平さん。壁にかかっているのは5代目の左平さんが加賀藩の勘定奉行から賜った「加賀藩御用達」の看板。

※『細字印判店』の外観にある「ほそじさへえ」の文字は、先代11代目が独自のセンスで開発したオリジナル文字。

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