【金沢の雑学・商店街編】火除地(ひよけち)とするために植えられた柿の木が由来!?『柿木畠振興会』
2025年3月10日(月) | テーマ/金沢の雑学
火事が多かった江戸時代、防火用の空地「火除地(ひよけち)」として植えられた柿の木が、この町名の由来とされています。では、なぜ柿の木だったのでしょうか? 「加賀藩3代藩主前田利常(トシツネ)が柿をこよなく愛していたから」という説もありますが、伝説の歌人・柿本人麻呂(カキノモトノヒトマロ)にちなんでいるとも言われています。「かきのもとの(柿の下に)ひとまろ(火止まる)」という言葉遊びから、柿の木には火除けの御利益があると信じられていたのです。
通りには歴史を感じさせる二本の用水が流れており、和洋中のほか、イタリア、スペイン、ジョージア、タイなどの料理店が、異国情緒溢れる雰囲気を醸し出しています。老舗と新店が混在し、親方から若手までが助け合う、人情味溢れる商店街です。また、「柿まつり」や伝統芸能「柿木太鼓」など、地域一体で行われるイベントも多く、地元客観光客問わず人気だそう。『金沢21世紀美術館』と連携しており、来館者が食事や買い物で気軽に足を運べるよう、おもてなしにも力を入れています。行き交う人が皆、優しくて温かい、懐かしい心地良さを感じられるエリアです。
■柿木畠振興会の詳細はこちらから
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