「戦争から命の糧は得られたか――。」

ドイツの劇作家・ブレヒトが描いた異色の反戦劇『肝っ玉おっ母と子供たち』が、仲代達矢氏率いる無名塾によって、七尾市の「能登演劇堂」で上演されます。

戦乱の中をたくましく生き抜こうとするひとりの母親・アンナ(仲代達矢)と3人の子どもたちの姿を通して、戦争の愚かさ、そして命の力強さを浮き彫りにする本作。演出や台詞は無名塾らしく、ときに厳しく、ときに厳かに、観る者の心を深くゆさぶります。

今回の再演は、令和6年能登半島地震を経験した能登を「第二の故郷」と称する仲代氏の、「一歩ずつ復興へ向かう人々へのエールを届けたい」という熱い想いが込められています。仲代氏の圧倒的な存在感と観客を引き込む演技を、ぜひ生で体感してみてください。

当初2024年秋に予定されていた公演は延期となりましたが、今回は令和6年能登半島地震復興公演として、2025年5月30日(金)から6月22日(日)まで上演が決定しました。チケットは全席指定で、発売は能登演劇堂のホームページや各種プレイガイドにて。

■information

公演名／無名塾『肝っ玉おっ母と子供たち』
作／ベルトルト・ブレヒト
演出／隆巴
出演／仲代達矢/無名塾

■公演日程 ／2025年5月30日(金)～6月22日(日)
■チケット料金(全席指定・税込)
・一般：8,800円
・高校生以下：5,500円
・障がい者：5,500円

■会場／能登演劇堂(石川県七尾市中島町中島上部9)
■主催／公益財団法人 演劇のまち振興事業団
■お問い合わせ
TEL：0767-66-2323(能登演劇堂)
電話受付 9:00～17:00／月曜・祝日休館
■能登演劇堂公式サイト

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