鈴木清順監督と湯涌温泉
2017年2月28日(火) | テーマ/エトセトラ
先日、映画監督の鈴木清順さんが亡くなりました。
清順監督は、かつて金沢(ほか、石川県内)で『夢二』という作品を撮っています。 この作品の製作には弊社もお手伝いをさせていただき、そんなこともあって撮影現場を見学させてもらったり、出演者の原田芳雄さんへのインタビューに立ち会わせてもらったりなど、映画狂の一人として、至福の時間を過ごしたことを思い出します。
『夢二』とは、画家・竹久夢二のこと。 彼が恋人・彦乃と湯涌温泉でしあわせな時間を過ごしたことはよく知られていますが、映画はまったくのオリジナル・ストーリーで、見る者(あるいは出演者も)のエモーションを断ち切るような、そんな余韻を残さない大胆なカット(展開)が印象的な作品です(まあ、これは清順映画のどの作品にも共通して言えることですが)。金沢(ほか、石川県内)の各所も出てきますので、そのへんも楽しんでみてください。
主な舞台になった湯涌温泉は、かつてそれぞれに賑わいをみせた五つの金沢温泉郷のうち、唯一、温泉街としての体を保つ「金沢の奥座敷」です。愛の逃避行にも最適な場所かもしれませんが、厳しい現実からのいっときの逃避行にもぴったりです。温泉郷で心の洗濯を。
※写真は、雪の湯涌温泉街(提供/金沢市)
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