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金沢でお餅が愛されているのはなぜ?風習と神事に息づくお餅文化【季節のトリビア】

2025年12月15日(月) | テーマ/エトセトラ

一言メモ
一言メモ

お正月には欠かせない「お餅」。実は、金沢市では季節を問わずお餅がよく食べられていることで有名です。最新の「家計調査」(2022年〜2024年)によると、全国の政令指定都市・県庁所在地の中で金沢市の平均購入額は2位、平均購入数量では堂々の1位でした。

一言メモ
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それほどお餅が愛されている金沢では、お餅を主役に据えた風習や神事も数多く存在します。今回は金沢とお餅にまつわるエピソードをいくつかご紹介します。

紅白の鏡餅の写真

①金沢ならではの紅白の鏡餅

金沢では、鏡餅はおめでたい紅白カラーです。石川で生まれ育つと紅白の鏡餅が当たり前なので、県外では紅白ではない鏡餅が一般的だと知って驚かされることもあります。詳しくは別の記事(全国的に珍しい石川の鏡餅)でも紹介していますが、なぜ紅白なのかについては諸説あるようです。

金沢市天神町にある田井菅原神社では、加賀前田家12代藩主・前田斉広に献上したという紅白の鏡餅を神前に奉納しています。大小52個もの紅白餅が積み上がっている様は珍しく、一見の価値ありですよ。といっても、奉納されているのは本物の餅ではなく、古文書や絵図をもとに蝋で再現した模倣品だそうです。例年では1月末ごろまで展示されています。

紅白の鏡餅は、金沢のお正月を象徴する風景のひとつといえるでしょう。

②人生の節目に寄り添うお餅

石川には、お餅にまつわる数々の風習があります。

例えば、婚礼や建前の祝いに食べられる菓子として知られるのが、「五色生菓子(ごしきなまがし)」です。徳川秀忠の娘・珠姫が前田利常に嫁入りした際、加賀藩の御用菓子屋であった樫田吉蔵が献上したとされます。それぞれ「日」「月」「山」「海」「里」を表す5種類の菓子で、このうち「日」「山」「海」にあたるものにお餅が使われています。

五色生菓子の写真

出産予定月の戌の日ごろに、安産祈願として配るのが「ころころ餅」です。赤子がころころと産まれますようにという願いを込め、卵のような白い楕円形のお餅を11個詰めて贈るのだそうです。赤ちゃんが火傷をしないように、焼かずに食べるのがしきたりなのだとか。

数え年42歳の初老を迎える男性が、出世祝いと、周りに厄をかついでもらう厄払いの意味を込めて配る「初老餅」もあります。鏡餅と同じく、紅白のお餅を配るそうです。

「ささげ餅」は、金沢ではかつて土用餅(土用の日に無病息災を願って食べるお餅)として食べられており、今はおやつとして気軽に親しまれています。金沢周辺の農村部では、7月の土用の日に、娘の嫁ぎ先に配る習慣があったそう。白いお餅に塩ゆでしたささげ豆をまぶしたもので、塩味の効いた素朴な一品です。

このように、金沢に暮らす人々にとっては、人生の節目に必ずといっていいほどお餅の存在があったんですね。

③食べるだけじゃない!神事と結びついた金沢のお餅

行事そのものの主役になっているお餅もあります。お餅は、神様への祈りやお祭りとも深く結びついているのです。

金沢市野町の神明宮では、300年以上の歴史があるという行事があります。その名も、「あぶりもち神事」。毎年5月と10月に開催されます。御幣(神道の祭祀で使われる道具)の形を模したお餅をあぶり、食すことで無病息災、飾ることで家内安全を願います。

また、金沢市小立野地区旧上野町に伝わる「上野町餅つき踊り」は、金沢の指定無形民俗文化財のひとつ。上野八幡神社の秋祭(9月15日)に合わせて隔年に行われます。前田利家公の入城を上野町の人々が祝って囃しながら餅をついたことが始まりとされ、400年以上の歴史があるといわれています。現在では、氏神の祭礼の際に氏子の家々を巡回し、餅つき踊りを披露するそうです。

金沢では暮らしのそばに常にお餅がありました。
人々にとってのお餅がどんな存在かを知ると、普段何気なく食べているお餅も、いつもと少し違った特別な味わいに感じられるかもしれません。

お餅を使った甘味の写真

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