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茶屋街で見つけた謎のマーク

2014年5月8日(木) | テーマ/金沢の雑学

金沢で最も人気のある観光スポットのひとつ、ひがし茶屋街。

そのメインストリートの起点となる広見(広場)から、検番に向かって脇道に入り、突き当りを右、次に左、また右に進んで最初の小路を左に曲がる――すると、進行方向左手の2件目の腰壁に、墨で描かれた謎の「鳥居」のマークが見つかります。さて、これは何を意味するものなのでしょうか?

どうやら正解は「不浄除け」のようです。早い話が「立ち小便禁止」。

ここは茶屋街。少々飲み過ぎた方々が自然の摂理に従って所かまわず小用を足す――そんな時代があったのでしょう。そしてこれを防ぐ手立てとして外壁に描かれたのが、この鳥居。 粋です。

茶屋街をぐるり歩いてみましたが、墨描きの鳥居があったのはここだけ。
京都あたりではミニ鳥居を見かけたことがあります。
もとを辿れば江戸の風俗のようですね。

茶屋街の休憩館に詰める観光ボランティアの「まいどさん」も(その存在すら)知らなかった、この鳥居。
だからどうしたって話ではありますが、興味があれば、探してみてください。

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