クロユリ
2014年9月2日(火) | テーマ/金沢の雑学
前回、石川県の県鳥である「イヌワシ」の話題をさせていただきました。
今回は、花の話題。
石川県の郷土の花は、1954年(昭和29年)に選ばれた「クロユリ」。
県内では、白山室堂周辺などに群生し、夏に見ることができる少し臭いの強い花で、
白山が、日本のクロユリの分布の西限にもなっています。
英名では、「Chocolate Lily」。花言葉は「恋」「呪い」。
可愛いような怖いような2つの顔を持った花ですね。
石川県庁のホームページにも、「アイヌの恋の花物語」という恋が成就するものと、「呪いの花の伝説」という人を不仲にして滅ぼすものの2つが伝説として紹介されています。
金沢で「クロユリ」といえば、金沢駅にある金沢おでんのお店や金沢出身の作家である「泉鏡花」が書いた小説が有名であり、サッカークラブ『ツエーゲン金沢』のエンブレムのモチーフになっています。
さらに、沖縄県には石川県の戦没者慰霊塔として「黒百合の塔」が建立されています。
その他の同じテーマ記事
【金沢のお正月】金沢の正月に欠かせない占い系縁起菓子「辻占(つじうら)」
(写真提供:金沢市) 金沢のお正月にいただく和菓子の代表・福梅(ふくうめ)と並んで有名なのが「辻(続きを読む)
【金沢のお正月】福徳せんべい
2025年もあとわずか。イベントを一つひとつ終え、お正月準備も万全という方も多いのではないでしょうか(続きを読む)
【金沢のお正月】全国的に珍しい石川県の「紅白」鏡餅。
石川県民の多くは紅白の鏡餅を飾ります。そんなの当たり前でしょと思った県民の皆さん、実は全国的には上下(続きを読む)
【金沢のお正月】金沢のお正月に欠かせない祝菓「福梅(ふくうめ)」
12月になると、金沢近郊の和菓子店には正月の和菓子「福梅(ふくうめ)」が並びます。 毎年決まった店(続きを読む)
【金沢の雑学・商店街編】火除地(ひよけち)とするために植えられた柿の木が由来!?『柿木畠振興会』
火事が多かった江戸時代、防火用の空地「火除地(ひよけち)」として植えられた柿の木が、この町名の由来と(続きを読む)
【金沢の雑学・商店街編】約400年もの歴史を誇る中心街の一つ『竪町商店街振興組合』
竪町は金沢で約400年もの歴史を誇る中心街の一つ。全長430メートルの中央通りは「タテマチストリート(続きを読む)
【金沢の雑学・商店街編】古さと新しさが調和した不思議な魅力を持つ『新竪町商店街』
レトロな雰囲気が漂う「新竪町商店街」。ここには骨董古美術品や異彩を放つギャラリー、若者に人気のこだわ(続きを読む)
【金沢の雑学・商店街編】昭和の風情が残るレトロな外観の建物が立ち並ぶ『尾山神社前商店街』
加賀藩祖・前田利家公と正室おまつの方を祀る尾山神社。そのお膝元にある「尾山神社前商店街」は開設70余(続きを読む)
【金沢の雑学・商店街編】日本三大名園の一つ・兼六園周辺で観光客をもてなす『金沢城兼六園商店会』
国の特別名勝に指定され、日本三大名園としても知られている兼六園。「金沢城兼六園商店会」は、そんな兼六(続きを読む)
【金沢の雑学・商店街編】街の歴史を知る老舗と、若き経営者の店が混在する『新天地商店街振興組合』
複合商業施設『片町きらら』の裏通りに位置し、片町繁華街の活況の一翼を担う「新天地商店街」。商店街設立(続きを読む)




















