1万5千人が金沢を駆けぬける! 金沢マラソン2026、地元なら知っておきたい5つのこと
2026年の金沢マラソンは、10月25日(日)に開かれます。毎年おなじみのこの大会、意外と知らないことも多いのではないでしょうか。たとえば、コースにある給食所の名前が金沢弁なのはご存じでしたか?
今回は、知っておくと当日がちょっと楽しくなる、金沢マラソンの情報をご紹介します。
金沢マラソンってどんな大会?
金沢マラソンは、2014年までは最長10キロの市民マラソンでした。2015年に北陸新幹線が金沢まで開業した際に、全国からランナーを迎えるフルマラソンに生まれ変わりました。ここ数年は毎年定員をこえる申し込みがあって、抽選になるほどの人気ぶり。2023年から3回続けて抽選に外れた人のための「連続落選者枠」が用意されているほどです。
2026年の定員は1万5千人。朝8時30分に、兼六園や金沢城のすぐそば、しいのき迎賓館の前をスタートします。42.195キロを走りぬけ、ゴールは石川県西部緑地公園の陸上競技場。制限時間は7時間です。
金沢マラソンは完走する人の割合が高いのも特徴で、開催自体が中止になった2020年を除き、92〜97%ほどのランナーが毎年ゴールしています。
その1・給食所の名前は「食べまっしステーション」
マラソンのコースには、ランナーが走りながら食べものをとれる給食所が用意されます。金沢マラソンでは、ここが「食べまっしステーション」と名付けられているんです。
「まっし」は、「〜しなさいよ」という、動作を推奨する意味を持つ金沢弁。「食べまっし」は「食べなさいよ」という、おもてなしの言葉です。
また、「食べまっしステーション」では、これまでの大会で和菓子や五郎島金時のふかし芋、金沢カレーなどの金沢・石川の味が並んだそう(メニューは変わることもあるそうです)。参加者の方にとっては、金沢を走る醍醐味のひとつといえそうですね。
▶︎もっと詳しく知りたいなら:
・金沢の方言「まっし」「しまっし」
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その2・コースは金沢の「7つの顔」をめぐる旅
公式サイトでは、コースを7つのゾーンに分けて紹介しています。
兼六園や金沢城の石川門、東山、寺町寺院群が続く「歴史的景観ゾーン」。
金沢駅の鼓門前や武蔵ヶ辻、片町・香林坊を走る「中心市街地ゾーン」。
河岸段丘を貫く高架橋を走る「山側幹線ゾーン」。
学生さんの応援が届く「学生のまち文教ゾーン」。
町家やカギ曲りが残る「旧街道まちなみゾーン」。
ほか、「白山連峰を望む田園ゾーン」に、駅西の50m道路や石川県庁がある「駅西新都心ゾーン」へ。
お城のまわりから、田んぼの道、新しいビル街まで。42.195キロで、金沢のいろいろな顔をぐるりとめぐるコースとなっています。
その3・記念品は地元の学生さんがデザイン
完走したランナーがもらえる完走メダルは、金沢美術工芸大学の学生さんがデザインしています。テーマは「金沢らしさ」。第1回は鼓門が、その後も梅鉢紋や雪吊り、加賀手まり、水引などがモチーフに選ばれてきました。2026年のメダルのデザインでは、四つのひし形を重ねて、人のつながりや歴史、文化の積み重ねを表現しているそうです。
そして参加記念のタオルは、金沢学院大学芸術学部の学生さんのデザイン。犀川と浅野川の流れを交わる曲線であらわし、川に舞う花は、市章の由来でもある梅。応援や希望の気持ちがこめられているそうです。鼓門や、前へ進むことを意味する矢絣(やがすり)の模様もあしらわれています。
その4・能登を応援する枠や、北陸3県の完走賞も
金沢マラソンには、一般の申し込みとは別の枠もあります。今年は、能登地域のランナーのための「能登地域ランナー枠」(定員1,000人)や、石川県外に住む人がふるさと納税をして出場できる「ふるさと納税ランナー枠」(先着700人)などが用意されました。ふるさと納税ランナー枠は、6月に満員になったそうです。
さらに今年からは、「北陸3県マラソン完走賞」も始まりました。2年をひとつのシーズンとして、金沢マラソン・富山マラソン・ふくい桜マラソンの3つをすべて完走した人が応募でき、抽選で記念品などが当たるそうです。
その5・前の晩は、金沢城の夜空にドローン1,000機
大会前夜の10月24日(土)には、金沢城公園の三の丸北園地でドローンショーが開かれます。1,000機のドローンが、ランナーへのエールを夜空に描くそうです。時間は18時30分と20時15分の2回で、それぞれ15分ほど。観覧は無料です。
去年もマラソンの前夜に開かれ、マラソン大会と連動したドローンショーとしては国内初の試みだったそうですよ。
当日に知っておきたいこと
金沢マラソンは、雨でも開かれます。台風などの荒天で中止になることもあり、開催するかどうかは当日の朝5時に公式サイトで発表される予定です。
当日は、金沢市内で大がかりな交通規制があります。規制中は、車でコースを通ったり横切ったりできず、コースに面した駐車場にも出入りできません。ランナーが通るあいだは、歩く人や自転車も横断できないそうです。バスの運休や遅れ、郵便や宅配便の遅れも見込まれています。
規制の場所は、公式サイトの交通規制のページに掲載されています。当日の朝8時30分からは、「いまどこ+」というサービスで当日の規制区域も確かめられるそうです。車の迂回ルートを調べられる検索もあるので、お出かけの予定がある人は前もってのぞいておくと安心ですよ。

出典・参考:
・金沢マラソン2026 公式サイト(大会概要・コース・よくある質問・交通規制・お知らせ)(運営:金沢マラソン組織委員会)
・金沢市公式ホームページ いいね金沢(金沢マラソン2015の概要)
・浅野隆「地域連携としての金沢マラソン完走メダルデザイン」『金沢美術工芸大学紀要』No.65(金沢美術工芸大学・2021年)
・北國新聞「ファンラン完走で初のメダル披露 『フル』と同じデザインに 25日の金沢マラソン ブーケも完成」2026年10月14日
・株式会社ドローンショー・ジャパン プレスリリース「金沢マラソン2025 応援ドローンショー」(配信:PR TIMES)
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