新世界 冨田伊織「透明標本」展

透かしてみたら、世界が変わった―。ようこそ、美しくも、不思議な世界へ。

ショッキングピンクやマゼンタ、ブルー、パープルにレインボー。さまざまなネオンカラーが美しい海の生物たち。その独創的な世界観で、脚光を集めている透明標本作家・冨田伊織の展覧会が開催される。

透明標本はタンパク質を酵素で分解し、肉質を透明にしたもの。元々は、硬骨を赤色、軟骨を青色に染色する骨格研究の手法として生まれたものだ。生物でありながら、まるで鉱物のような美しさを放つ冨田伊織氏の作品は、卓越した技術で学術標本を芸術にまで昇華している。ひとつの生物のあるべき形を提示していると言って良い。

全国各地で大好評だった展覧会がいよいよ『金沢21世紀美術館』に登場となる。会場内は撮影ＯＫのため、「映える一枚」をSNSにアップも可能だ。

期間

［開催中］2024年4月26日(金)～５月26日(日)

時間

10:00～18:00（入場は閉場時間の30分前まで）

休日

会期中無休

料金

一　般　1,000円
中高生　800円
小学生　600円
※前売りは各100円引き
※団体（20人以上）は各200円引き

場所

金沢21世紀美術館（石川県金沢市広坂1−2−1）

問い合わせ先

北國新聞社